2017年1月23日月曜日

東京湾のセシウム

「放射能なんて、少しぐらい吸っていた方が長生きするんだよ」


政治家の方々とも親しい会長さまが言っていた言葉が頭から離れません。


霞ヶ関から近いレストランで、真剣にそう話しておられました。


「セシウム値が急激に上昇? 東京湾のコイも福島原発沖のヒラメ以上に汚染されていた!」

goo.gl/Dq26pi


五輪が終わった後、リオは未曾有の経済不況に見舞われています。


マラカナン競技場まで荒廃し、泥棒が自由に出入りしているとのこと。


オリンピックの開催にあたり、汚職や贈収賄が横行していたことも判明し、政治不信はピークに達しました。


東京五輪の開催で世界に約束したことは何だったか。


放射性物質は湾内に閉じ込められており、原子力発電所の事故は完全に「アンダーコントロール(コントロール下)」にあると。


しかし、先日来茨城県の近くで起きた地震によって、汚染水のタンクから大量の放射性物質を含んだ汚染水が漏れ出していると、福島県の方々から教えていただいていました。


トップニュースになっていいはずの情報が、そうはならない。


本当に、何も信じられない世の中です。


年末から年始にかけて、調査や東京湾の魚のモニタリングで、セシウムの値が増加しているという事実。


福島県の子どもたちの健康、首都圏の子どもたちの健康が、置き去りにされたままの日本。


どこかか外れているし、やはり狂っています。


政治や行政に関係する人までが、アンダーグラウンドやオフレコで「放射能なんて浴びた方がいい」などと言っているとしたら背筋が凍ります。


徹底的に調査して、真実、事実に基づいて、対策を講じてゆく以外にないはずです。


東京五輪なども、やり方次第で経済の起爆剤などにはならず、過剰な劇薬、摂取したら逆に大変なことになる毒薬と自戒しなければならないのに。


マイナースポーツをしていた自分、クラススポーツのプロデュースやマネジメントに関わっていた私は、五輪には言いたいことが山のようにあります(笑)。


当時のJOCや代理店のスポーツマーケティング局を思い返し、無理なことだと思ってしまう。


とにかく、政治や行政がやらなければならない放射能汚染の実態調査や情報提供、対策などが、様々な理由、特に経済対策としての東京五輪のために停滞することなど許されません。


週刊誌に「東京湾内と東京湾に流れる河川の合計24地点で放射能汚染を調査。その結果、なんと1000Bq/kgを越えるスポットが2地点もあったのだ!」と書かれても、何も出来ない。


本当に、東日本大震災は、全く終わっていない。


6年間、私たちは変わることができなかったのだから。


徹底した調査が望まれます。

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