2017年1月30日月曜日

勇者の帰還

勇者がインドから帰ってきました。


昨日まで王舎城にいて、今朝は日本、横浜。


これが現代弘通のダイナミズムだと思います。


ほんの100年前でも出来なかった、もしかしたら100年後には出来なくなるご奉公。


与えられた果報の中で、その少し前を歩いてこそご奉公と言える。


そうでなければ便利な世の中で、果報を享受し、それをすり減らしているだけの人生となる。


それを「ご奉公」とは言いません。


元気そうに、目をキラキラ輝かせながら、清康師と小泉さんは妙深寺まで帰ってきてくれました。


おはからいの連続、御法さまの後ろ盾や後押しを感じながらのご奉公だったというお話。


まさにこれもご弘通のダイナミズムです。


ヒシヒシ、ピリピリと感じるご信心の有難さ。


今後、50年、100年かけて進めてゆくインド弘通の節目となりました。


インドという混沌とした国において、私たち自身のSWOTを冷静に見据えて、出来ない理由を挙げるのではなく、可能性にかけてゆきます。


目の黒いうちはベストを尽くす。


子どもたちのほとんどが学校に通っていない村。


教育がなされていないことをあらゆる場面で感じる国々。


最近、あらゆる場所で日本文化の礼賛を聞くのですが、では果たして何が日本文化なのか、それをもってしてどのように世界に立ち、どのように世界に貢献すべきかが語られていないと感じます。


同時に、日本文化を礼賛する人たちが、その精神性の核心を知らず、それを蔑ろにするような話を堂々としている。


貧しい国に学校を作るだけでも、校舎を建てるだけでもダメだと思います。


子どもたちと向き合い、子どもたちへ世界に通じる人間の「心」を伝えてゆきたい。


世界の平和や安穏のために、私たちに出来ることは無限にあります。


スリランカ、ネパール、インドという特別な国、特別な場所にご縁をいただき、こんな素敵な場所を作ることが出来て、本当に有難く思います。


引き続き清朋師と清行師、ギャヌやビカス、シェーカーのご祈願のほど、よろしくお願いいたしますー。

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