8月16日、今日の京都は五山の送り火です。
昨夜はたくさんのお参詣をいただきました。ありがとうございます。
東京から長男のイタリア人の友人が来ていたり、20年以上ギリシャに住んでいるハシャーンの叔母、ジーナさんが長松寺に宿泊していたり、盛りだくさんでした。
72年目の終戦記念日、精一杯ご奉公させていただきました。
2年前の終戦記念日、山川さんに私たちの取り組みやご奉公を丁寧に取材いただき、読売テレビの夕方の報道番組で放送していただきました。
放送中、ニュース速報が入り、何とも意義深い、忘れられない、終戦70年でした。
あの暑い夏、8月6日の広島で、山川さんとご一緒したことは記憶から離れません。
先日来、ネパールや北インドを猛烈な豪雨が襲い、大規模な洪水や地滑りによって多くの死傷者が出ています。
即座に清天師から連絡が入りましたが、その後は途絶えています。
心配です。昨夜のお総講でもご祈願させていただきました。清行師と相談の上、報告するように伝えています。
仏教には下記のような教えがあります。
「悪人を愛敬し、善人を治罰するによるが故に、星宿及び風雨、皆時を以て行われず。」
「仏法実に隠没し、乃至是のごとき不善業の悪王、悪比丘、我が正法を毀壊す。」
「聖人去る時、七難必ず起こる。」
『法華取要抄』という御書で日蓮聖人が引用されているお経文です。
仏教では、人間の営みや心の在り方と、自然界の動きを重ねて見ます。
身体が曲がれば、影も曲がるように、「心」の大事を教えていただいているのだと思います。
心は、2メートル足らずの身体に現れ、その心が30センチ足らずの顔に表れ、さらにその心は3センチ足らずの眼に宿るもの。
人間の心と自然界。
無いと言うのは簡単ですが、人間界全体の心の方向が、自然界の反応を導き出していると考えるのは科学的にもそう外れてはいないはずです。
これらを検証するには余りにも僕たちはせっかちで、命も短すぎるけれど。
いろいろなことを考えて、72年目の終戦記念日を経て、五山の送り火。
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