2019年3月13日水曜日

賢治さんのお位牌

























東日本大震災から8年目を迎えた翌日、3月12日は午前から花巻市の林風舎に伺い、宮澤和樹さまと打ち合わせをさせていただきました。


10時半から、じっくりと、ゆっくりと、京都佛立ミュージアムの次回展示についてお話をさせていただきました。


和樹さんから、賢治さんの父・政次郎さんと母・イチさん、清六さんが居間で話をしている音声も聴かせていただくことが出来ました。


ハッキリ聴き取れたわけではないけれど、政次郎さんが「いいことも、悪いことも、100年経とうが、1000年経とうが、消えねえんだ」と話しておられて、またグッと賢治さんのルーツを感じました。


まさに「銀河鉄道の父」です。その「想い」について、和樹さんとお話をさせていただくことが出来て、よかったです。


お父さんが、ずっと想い抱いていたこと。昭和26年6月26日のことについて。ご自身が世を去る2年前。お話をしているだけで、涙が浮かびます。


林風舎からご実家に移動し、和樹さんに賢治さんも大好きだった「大畠家」に連れていっていただき、お蕎麦をご馳走になってしまいました。


歩いて1分もかからない。温かいお蕎麦と、冷たいもりそばをいただくのが通の食べ方ということで、たっぷり頂戴いたしました。


ご実家の仏壇には賢治さんの御位牌。宮澤家の過去帳も拝見させていただきました。


その後、宮沢賢治記念館に移動して、初めて宮澤学芸員とお会いして、ご挨拶、打ち合わせをすることも出来ました。


大塚工藝社の佐藤会長や佐藤敬社長と旧知とのことで、重ねて不思議なご縁を感じております。


「よだかの星」を見上げながら、帰りの新幹線で読み返していました。


7月からの企画展を予定しているので時間はありませんが、和樹さまをはじめ、林風舎や宮沢賢治記念館さまのご協力をいただいて、なんとか素晴らしいものにしたいと思っています。


福田さんからお預かりした牡蠣を、やよい奥さまにお渡しすることも出来ましたー。


ありがとうございます。


花巻から、清耀師は飛行機、僕は新幹線でやっと帰途に着きました。


今日は朝から高祖総講、11時から大井松田で教区御講を奉修させていただき、いま妙深寺に戻ってきました。


なんと、今夜は東京で小池博史先生が演出された『注文の多い料理店』の舞台へご招待いただいており、次男を連れて行ってきますー。


もう、何もかもがつながっていて、絶対絶妙の世界で生かされていることに、感謝しか浮かばないです。

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