私はジョン・レノンが好きだ。いや、好きだを通り越している。今、身体が重たくて仕方がないので、You Tubeでジョンの声を聞き、ビデオを見ていた。
3年前、アメリカ横断をしていた時、最終目的地のニューヨークで彼が凶弾に倒れた場所を訪れた。セントラルパークに隣接したダゴダアパートの前。私はそこで彼を想いながら御題目をお唱えした。
私は、彼ほど仏教的である表現者はいないと確信している。それは、「イマジン」の中に宗教を否定した歌詞があるとか、天国もないと言ったとか、彼がインドのヒンドゥー教に傾倒していたとか、「ゴッド」の中でイエスもブッダも信じないと明言しているとか、そういうことでは分からない。ある意味では、宗教が人々の思考を停止させ、人間らしさを奪うこともあるではないか。宗教による選民思想が人種間の軋轢を生み出し、聖地を奪還するために多くの血が流されることもあるではないか。そういう意味では、「イマジン」や「ゴッド」に書かれた歌詞を超えて、私はジョンを理解したいし、理解すべきだと思っている。真の宗教はあらゆる意味で「普遍」でなければならぬのだから。
彼の生涯をつぶさに見聞きして、私は仏教的というよりも「佛立的」であると思うのだ。
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