2008年2月27日水曜日

HBSイタリア 御講ミーティング

 早くに目が覚めて、2月17日の朝を迎えた。

 今日がイタリアご奉公のメイン。早めにテラスに上がって朝食をとり、部屋に戻って御法門をプリントアウトしたり、フロントに下りて資料をコピーしてもらったり、御講の準備を進めた。

 8時過ぎにはホテルを出て、9時前にお寺に到着。既にたくさんの方々が準備ご奉公をされており、マッシーや麻樹ちゃんとも再会。ローマから車でお参詣くださっていた。また、麻樹ちゃんはお参詣者のために、美味しいお寿司を用意してくれていた。綺麗に並べられていて、とても素敵。
 また、フィレンツェに住んで工房で修行しているノブちゃんとお会いした。フィレンツェに住んで4年目ということだが、この街の伝統的な文化・工芸を勉強しているとのことで、このフィレンツェに本門佛立宗のお寺があることを最近知るようになってお参詣してくれるようになった。良誓師やHBSイタリアの方々みんなから親しまれていた。彼女にとっても、お寺があって、そこに家族のようなご信者さんがいてくれるというのは心強いと思う。ノブちゃんもタラで作った日本的な一品を作ってきてくれた。美味しかったぁ。ノブちゃんは本当に素敵な方で、これからHBSイタリアの力になってくれると思う。麻樹ちゃんとノブちゃんがいてくれたら百人力です。フィレンツェに日本人の方はいないと思っていたので、有難かった。

 10時を前にして、続々とお参詣者が入ってこられる。ミラノやピサなど遠方からもお参詣してくださっており、良誓師も対応に追われていた。それにしても、一人の出張ご奉公というのは大変なもので、何とか日本で報告しようと写真やビデオを撮ろうと努力するが、見ての通り限界がある。これまでも一生懸命カメラを出して撮ってきた。お助行の時など、お看経して、振り返ってお話ししていると、写真を撮るタイミングなんてないんだから(汗)。この御講でも、「青少年の一座」のためにビデオも撮らなきゃと思いつつ自分で導師役もしなければならないし、そのまま御法門だし。御導師して御法門して写真を撮ってビデオを撮る。一人何役(汗)?日本の住職御講などでは考えられません(笑)。だから、写真はマッシーに、ビデオは麻樹ちゃんにお願いしました。ありがとうございます。

 お看経前、私からお参詣者に少しだけご挨拶。良誓師の指導で、彼らは無始已来の御文も、綺麗に、丁寧に唱える。私の言上の後で、良誓師がイタリア語で言上。そして、お看経。大きく、綺麗な御題目が白い本堂内に響く。過去4回ほどイタリアのご奉公現場に立ち会わせていただいたが、今回こそまさに圧巻な御題目口唱だった。45名のお参詣で、ほぼ満席の状態。その方々が一同に御題目を唱える。有難いなぁ。

 「南無久遠~」って、日本人でも若い子などは唱えにくいと聞いている。余程ご奉公するようになった子でなければ南無久遠が唱えられないらしい。しかし、このイタリアではお参詣者の多くが特別に作られた「妙講一座」を眼で追いながら南無久遠をしっかりと唱えるのである。すごい、ティナまで唱えられるんだから。

 そして、南無久遠の後、良誓師が一旦立ち上がり「これから御導師が引題目を唱えられます」とあらたまって紹介。そのまま引題目を唱えさせていただいた。この「引題目」は本門佛立宗のご信心をするようになったイタリアの方々が最も感動するらしい。事実、御講終了後、たくさんの方々が盛んにそれを言う。「あの引題目に心を打たれた」等々。恥ずかしい気持ちもする(汗)。そのまま結文、そして無始已来。有難いお看経だった。

 この御講で、新たに4名の方に懐中御本尊の授与式が行われた。それぞれ、良誓師より首にかけていただく。良誓師はかけた後、一人一人に声をかけ、顔を両手ではさみながら懐中御本尊を護持する心得など大切なことを伝えていた。イタリアの信徒にとって、懐中御本尊は最も重要な信仰のアイテムなのだ。

 また、ノブちゃんも一番最初に懐中御本尊を拝受していただいていた。特に、彼女は自分の働いている工房で、懐中御本尊の後ろに綺麗な名前を彫ってもらったそうで、それは素晴らしい「フィレンツェ彫り」。綺麗な文字で名前が刻まれていた。海外で頑張る彼女に、御法さまのお見守りとお導きがありますように。

 この後、私から御法門をさせていただいた。

0 件のコメント:

今日は飛行機、明日は電車

今日は飛行機を使わせていただいて、明日は小倉駅から新幹線、京都駅でサンダーバードに乗り換えて敦賀、敦賀で北陸新幹線に乗り換えて長野へ向かう予定です。 小倉から京都は591キロで148分、京都から敦賀は94キロで52分、敦賀から長野は353キロで110分だそうです(乗換案内さんが教...