2017年3月19日日曜日

お彼岸

新幹線で長野に向かってます。


季節が変わる節目に、僕たちは先祖を想い、先祖に出会う。


命を見る。


命を感じる。


あと何回、海に行けるか、山に入れるか。


そんなに行けるものじゃない。


春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て、また春が来て。


簡単なことじゃない。


父がいてくれた春。母がいてくれた秋。


家族と過ごした夏、君がいてくれた冬。


すべては変わってゆくから、時間は待っていてくれないから、今を大事にする。


季節の節目を、大切に過ごすんだ。


僕たち仏教徒、特に日本の仏教徒は、春と秋にお彼岸を迎えます。


何事も、意味をつけるのは自分。


毎日なにも感じずに過ごしている人もいるし、毎日つまらない意味づけをして生きている人もいる。


天から見ても、地から見ても、依正不二(仏教用語)にして透明なる真実を感じて、今日を生きる。


今日も、すてきな、素晴らしい一日に出来るのは自分だけ。


自分だけ。


自分の足でお参りし、自分の口でお唱えし、自分の心で大切な人を想う。


お彼岸の総回向、ありがたいです。

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