スリランカで迎える立教開宗記念日。
横浜の妙深寺では壮年会による24時間口唱会&自己ベスト更新一万遍口唱会。
京都佛立ミュージアムでは100万人のクラシックライブ&女龍馬の上演。
スリランカでも765年前のお祖師さま(日蓮聖人)に想いを馳せて、一同で「南無妙法蓮華経」と御題目をお唱えさせていただきました。
これほどまでに全世界でお唱えされているマントラは他にないでしょう。
建長5年(1253)4月28日、お祖師さま(日蓮聖人)が最初にお唱えになった「南無妙法蓮華経」の御題目。
その日から765年の年月が流れて、いまアジア、南北アメリカ、ヨーロッパ各地、アフリカ大陸のあちこちでも、多くの人がこのマントラを異口同音に唱えています。
すごいことです。
そんな僕も、立教開宗から765年目の今日、アジアの片隅、インド洋に浮かぶスリランカで、現地の皆さまと一緒にお唱えさせていただいています。
ありがたいですー。
「日蓮が慈悲広大ならば南無妙法蓮華経は万年の外、未来までもながるべし」
本当に、そのとおりでしたー。
それでも、末法でご奉公することは並大抵では済みません。
「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず。正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか。是れひとへに日蓮が智のかしこきにはあらず、時のしからしむる耳(のみ)。」
朝参詣終了後、今日はゴール親会場に向かいました。
実は、公的な手続きもしっかりさせていただいて、近隣の方とも十分にご挨拶をして進めてきましたが、ある上座部のお寺から役所に連絡があり、対応していたのです。
変な団体じゃないのかなー?という連絡だったようです。
そういう気持ちも、ご意見も、よく分かります。
地元の役所もコロンボの省庁もすでによく理解してくださっているのですが、しっかり顔を見せてご挨拶やご説明させていただきたいと、今日行くことにしました。
コロンボ市内でサラナティッサ師と待ち合わせをして、一緒にゴールまで行きました。
サラナティッサ師は12年前にカタラガマで会い、自ら願い出て御本尊を拝受された方です。
あれから12年、お互いに若かったねーと。
彼は、今やこの地域の名士の一人でもあり、近隣のお寺のご住職や僧侶の方も集まって、本門佛立宗についてお話をしてくださいました。
皆さんにご説明した後、一昨年製作した「ハチドリのひとしずく」のシンハラ語バージョンを観ていただきました。
いつものとおり現地のモニターは突如壊れ、急きょ僕が持っていったパソコンと小型スピーカーが大活躍。
それに見入るお坊さま方(汗)。
もはや、常にトラブルを想定して荷物を持っていってるからねー(笑)。
この他、HDMIケーブルやiPhoneからモニターに出すソケットを隠し持っているのも教務のたしなみ(笑)。
良潤師も隠し持ってますー(笑)。
とにかく、分かっていただくのが大切ですから。
猪獅子武者ではダメ。弱いから言い方が荒くなる、自信がないから目を見てじっくり話しができない、いつまでも丁寧なご奉公が出来ないのです。
それだけのことです。
ゴール親会場を護持くださっているご夫妻がお昼のご供養を用意してくださいました。
上座部の僧侶は12時までに必ず食事を済ませなければなりません(紅茶とケーキ、アイスクリームは除く)。
上座部の伝統的なご供養のスタイルで、ご信者さまが列をなして次々とお皿にご供養を乗せてくださいます。
それを手で「ピッ」と止めるところに歴史や伝統を感じます。
なかなか伝わらないと思うので、ビデオを撮ってみました。
ちょうどスランギさんがお給仕してくれているところでした。
僧侶の食べ終わるのを、本当に皆さんが待ってくださっている、食べ終わるまで全く食べない、何度もお代わりを聞きに来てくださる。これが上座部の伝統なのですよねー。
ゴール親会場から車で2分の伝統的な上座部仏教の寺院。
ご住職が招待してくださったので、少し立ち寄らせていただきました。
お寺の中に茶畑もあり、ウェサックの準備で子供たちが歌っていました。
これでまた一つご奉公の基盤が固くなりました。
いま、少しコロンボ別院に戻り、これからナヴィンさんの邸宅に向かいます。
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