2018年4月24日火曜日

小さな花








もはや分刻みで大事な大事なご奉公、大切な大切な方々との会合が続き、写真もなく、文字も書けず。


ただ、本当にありがたいです。


今朝、境内に咲いていた小さな花。


美しい。


資料をたくさんコピーして、袋に分けて、急いで出ようとしたら車が汚くて汚くて。


スーツのまま洗車しようとバケツで水をかけていましたが、タイムリミット。


道が渋滞していて弱りました。雨も降ってきましたし(涙)。


でも、なんとか間に合いました。


16時半からは「トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教」展をイタリア語へ翻訳くださるダリオさんと打ち合わせさせていただきました。


先日、高畑勲監督の追悼のために放送された『火垂るの墓』をあらためて観ました。


映画の二人と、自分たちが想いを込めて開催してきたオダネル氏の写真の二人が重なって、声をあげて泣きました。


「焼き場に立つ少年」は、瞬間を収めただけだけれど、この少年にも、その前の、亡くなった幼い弟と過ごした時間があって、その後の、一人になってからの時間があったのだと、当たり前のことなのに、あの映画を観て、あらためて気づかされ、涙が出て涙が出て止まらなくなりました。


病気や事故で唐突に奪われてゆく尊い命もあります。


その口惜しさを噛み締めれば噛み締めるほど、人間同士の愚かな行為の果てに、幼い子どもたちが命を奪われるなんて許せない。


いや、許せないだけではなく、今の自分に出来ることを、命にカンナをかけてでもしなければ。


「焼き場に立つ少年」の写真を、何度も何度も見返しながら、思います。


ダリオさんにお願いした後は久しぶりに小学館のKさまとお会いしました。


出来たばかりの図録をお渡しして、今夜はゆっくりと様々なことについてお話することが出来ました。


有意義で、贅沢な時間でしたー。


そして、今夜の最後は『仏教徒 坂本龍馬』を書くにあたって調べてゆく中で出会った、ジャーナリストの田中先生とお会いすることが出来ました。


ジャーナリストとして海援隊の『藩論』を取り上げ、記事を書かれたのは先生が初めてだと思います。


孤独の中、一人で本を書いてきた私にとって、今夜は本当に幸せでした。


ありがとうございます。


いま23時半。


横浜へ向かっています。



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