2010年5月20日木曜日

ご信者さんの数だけヒーローがいる 3

 今回の本山奉仕会、今後の全国的な青年会のご奉公を考える上で、決して外せない方がいます。今回の本山奉仕会でも、ディスカッションの際に貴重なご意見を聞かせてくださいました。
 若くて細い見た目からは想像もできないのですが、3人の息子さんを立派に育てておられるお母さん。しかも、その息子さんたちはご長男は既に社会人で、世界的躍進を続けている会社に勤務されているとのことで、次男の方も来年からパリに留学、三男の方は大学二年生で、アメフトで全日本チャンピオンになられたとのこと。ご家族みんなでご信心をされており、それぞれ3人のイケメンの息子さんたち全員がしっかりと信行相続されています。素晴らしい、佛立信者のお手本のようなご家族です。
 青年会同士でのディスカッションが終わりを迎えようとしていた時、淳鷲師からこの方にマイクを向けていただきました。家庭内のこと、法灯相続のこと、3人のお子さんを育て上げて、今でも立派に母親として向き合っている方からのお話を、青年会のみんなにも聞いてもらいたい、と。
 まず、見た目からそんなに大きな息子さんたちがいるなんて想像もしていなかった青年会の子たちが、息子さんの年齢を聞いて「え~!」と言っていました(笑)。この方の息子さんたちは、佛立研究所から発行された「絆」という本の最初にご紹介されています。もう、ビックリするくらいイケメンの息子さんたち。モデルさんみたいです。顔が格好いいだけではなくて、頭も良いし、スポーツもできる。しかも、ご信心が強いなんて。
 お話をお聞きすると、みんな、さらにビックリ、まさに目からウロコです。子供を持つ佛立信者は、全員聞かなければならないお話だと思います。机上の空論などではありません。3人の息子さんたちが証明ですから説得力が違う。
 「私は息子たちに「お看経しなさい」と言った覚えがあまりありません。しかし、いつも「このご信心は有難いよね」「本当に、これは御法さまのおはからいだよね」と伝えてきました。全員が帰ってきたら御宝前にご挨拶をし、短くてもお看経させていただいているようです。とにかく、会話をすることが大切だと思っていますし、息子たちとは何でも話せる関係です。」
 「子どもに気を使って、子どもの信仰は自由だから、などと遠慮する人がいますけど、このご信心は砂漠の中の一掴み、このご信心に出会えたことは奇跡、このご信心じゃないと幸せになれないんだよ、積み重ねてきた人生を水の泡にしてはいけないよ、と何度も、何度も伝えています。」
 「そして、これはダメだ、という時もあります。でも、怒りません。とにかく、怒らない。怒らないで「話をする」ということを心がけ、実践しています。そして、「分かった」と言ってくれるまで話をする。怒ることではなく、「分からせること」が大事だと思う。」
 いま、その方は自坊で薫化会の会長もされています。妙深寺と同じように、薫化会には毎月の御講席があるそうですが、お給仕も、お花入れも、太鼓も、すべて薫化会でさせていただくようにしている。とにかく、何が地域の子供会と違うかを、みんなで語り合ってご奉公しているということでした。そして、お子さんのいない方に対しても、「薫化会、手伝ってねー」と、いつも声を掛けておられるそうです。お寺のみんなで子どもを育てる、という意識があるんですね。
 本当に、このお話をお聞きして、目からウロコでした。大感激。固有名詞でご紹介したいのですが、ご迷惑がかかると申し訳ないので、避けました。とにかく、有難いお話でした。スーパーお母さんです。もっともっと、教えていただきたいことがあります。
 こうした、本物のご信者さんの声をお聞きしましょう。本当のご信心の姿、本当の家族愛、本当の御利益があります。ダメですよね、後ろや、下ばっかり向いていては。自分の罪障を棚に上げて、御宝前や開導聖人の教えを疑うようではダメです。ここにこそ、真実の佛立信心があります。

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