2016年1月16日土曜日

大先輩の背中から

寒参詣、教区御講が続いています。

先師上人のご年回が重なる特別な年に、「妙深寺にこの人あり」という方々が、まるで待っておられたかのように帰寂され、お見送りのご奉公が重なります。

みんなのおばあちゃんのような、94才の兼子みよさん、93才の小山玉江さん、大川辰男さんも帰寂されました。

それぞれ大本山宥清寺から勲一等の授級褒賞をいただかれており、現在の妙深寺にとって大変な功労のある方々ばかりです。

特別な年の、最初のお見送りが、こうした方々とは。

身の引き締まる思いです。

小山玉江さんと兼子みよさんは、戦後間もない頃からいつも一緒にご奉公されてきたお二人でした。

まるで申し合わせたように、相連れ立って寂光へとお帰りになられるのですね。

人は、亡くなる日を決められません。

死に顔も、自分では化粧できない。

「生き恥かいても、死に恥かくな」

先住日爽上人のお言葉でした。

本当に、大先輩の方々は、お手本を示してくださっています。

寒参詣のご供養当番。

昨日の朝は、90才の中島きみさんがご奉公くださっていました。

90才で、お勝手に入り、食器を洗うご奉公をしてくださっていました(涙)。

本当に、ありがたい。

特別な年の初めから、次の世代の私たちに、大切なことを教えてくださっているように思います。

今夜、京都に帰る予定でしたが、淳慧師に代行をお願いしました。

遠くからお参りする予定を立ててくださっていた方もおられたようですが、そのようなことで申し訳ございません。

昨夜、兼子さんのお通夜、今夜大川さんのお通夜、19日に小山さんのお通夜を勤めさせていただきます。

そして、京都と横浜を往復しながら、21日の深夜、ネパールへ向かいます。

今日、16日は旭くんの月命日です

あれから2ヶ月。

まだ信じられないような、そんな気持ちです。

しかし、今日、しっかりとご回向させていただきます。

今回のネパールは、彼のためにも、みんなのためにも、大切なご奉公になりますし、そうします、そうしなければなりません。

30日、早朝の帰国まで、頑張ってきます。

今朝、旭のご命日の御法門は、コレイア清行です。

いま、隣りで練習してます(笑)。

がんばれ。

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