2024年5月6日月曜日

初心、忘るべからず。初めての御講。最幸の御講。











5月最初の御講は奥山さんのお席からスタートしました。久しぶりの御講です。奥山重勝さんが建立した立派なご宝前。約30年前、このお宅にお邪魔して初めてパソコンに触れました。まだ、5.25インチのフロッピーディスクの時代。横浜市の職員だった奥山さんは進取の気風に富んでいて、たくさん勉強させていただきました。


奥山ファミリーは法灯相続も完璧で、昨日は家族をあげて御講を奉修。31名のお参詣をいただいて、本当にありがたかったです。


次席は伊藤家。完全に初めてお迎えする教区御講。20代の夫婦、そして葵ちゃん。3人の愛の巣に住職を迎えるため、緊張して、胃をキリキリさせながら、二人で買い物に行き、これを選んで、あれを選んで、一生懸命に準備したと聞きました。その澄んだ心こそ尊く、ありがたいです。


旭くんの部屋にあった御講の時の御講師のためのコーヒーカップ、小さなお菓子を乗せるお皿。箱に入っていたそうです。旭のあの小さな部屋にあったそうです。部屋を借りるのは旭と一緒に借りたのだけど、知らなかった。御講用のティーカップ、お皿。えらいなあ、旭。富ちゃんが大切に保管して、今回初めて開けて、初めて御導師に使うのだと、教えてくれました。


なんて尊いことなのだろう。純粋で、本当に透き通っている心。26才の席主。今日から生き直す、今日から新しい人生をスタートさせるんだと、その意気込みをご挨拶で話してくれました。


奇跡に溢れた御講。その心、そのものが奇跡。毎日の暮らしの中に奇跡が溢れています。


若い夫婦の小さな部屋には、壁に備えつけるお戒壇「壁壇」が荘厳されていました。シンプルだけど、とっても素敵です。御法さまと共に、二人と葵ちゃんの最幸に幸せな物語が始まっています。


お寺に戻ると18時近くになっていました。ゴールデンウィークの最終日、清々しく、胸がいっぱいになった御講でした。


ありがとうございます。

0 件のコメント:

6月教区御講 御教歌「のりのためつとむるなれば身も家も 仏也けり浄土なりけり」

ありがとうございます。 6月月始総講の長松清潤ご住職のご法門です。 「のりのため つとむるなれば 身も家も 仏也けり 浄土なりけり」 真実の仏法、本物の仏教、唯一無二、本門佛立宗の教えと、その実践によっていただく尊い現証の御利益を教えてくださる御教歌です。 末法悪世の、罪障の深い...