2009年7月16日木曜日

麩屋町の御総講

 昨日の夜は、麩屋町の長松寺の御総講。あと少しで佛立開導日扇聖人の祥月ご命日(7月17日)をお迎えする。その直前、15日に奉修させていただく御総講。
 京都は祇園祭で交通規制がひどい。鉾が京都市内のあちこちに立ち上がっている。浴衣姿の人並みが狭い通りから四条通りまでチラホラ。しかも、今年は何なのか、ものすごいお化粧をした若い女の子たちが浴衣で歩いているのを見た。むちゃくちゃ、似合わないと思うのだが、これが流行しているらしい。
 イタリアの良誓師が開かれているウェブを見たら、長松寺の写真が綺麗に載せられていた。本当に、ありがたい。一つ一つの写真を見ると、本当に美しくて、京都ならではの佇まいを、そのまま残して、有難い、尊いと思う。開導聖人が麩屋町にお入りになられたのは明治17年2月。ちょうど125年目を迎えたのだが、表から御宝前の間までは、そのお庭までほぼ当時のままを護持させていただいてきた。その落ち着き、佇まい、静謐の空間、やすらぎの庭。今年の夏、8月25日は、ブラジル、イタリア、韓国、スリランカの代表者の方々と京都近郊の青年たちとの会合を、この麩屋町で再び行おうと思っている。開導聖人が、さぞお喜びになるであろうと思って。

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遺嘱伝承の儀式

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