2009年7月26日日曜日

立正安国論の素読です

 今月は、立正安国論の750年御正当の月。一年間掛けて拝見してきた立正安国論の素読にも力が入る。とはいえ、あまりにも難し過ぎて、参加者が減ってしまうのではないかと心配していたのだが、なんとなんと、全く逆。これは、本当に、不思議だなぁ、と思った。
 朝も、そして、夜の補講も、いつも以上にお参詣者が多い。実は、私は、「今日は立正安国論の素読は難しすぎるのではないか。昨年のように、教区御講の御法門を再度説かせていただく方がお参詣者には良いのではないか」と思った。
 しかし、それは全く違った。素読の後、何人かの方とお話をしたのだが、違ったのだ。
 「実は、あの鬱病の方からの御利益のいただき方などを説かれた御法門だと思ってきたのですが、でも、この立正安国論の講義でよかったんだなぁ、と思いました。本当に、不思議で、有難かったです。お導きを感じます」
 このようにお話をされていた方がおられた。そして、その日の夜のご奉安のお教化になった。昨夜のことである。本当に、有難いではないか。
 有難い。有難い。これは、自分の智恵で考えるのではなく、当たり前のことだが、お祖師さまの説かれた御法門をそのままいただくことの大切さを教えていただいているようだ。本当に、ありがたい。
 昨夜は、蝉の脱皮について書いた。ボーズ・バーが終わったのは23時頃だっただろうか。ご奉公をしてくれている教務さんや清和会の方々は1時半過ぎまで後片付けをしていた。ありがたいことだ。
 しかし、昨夜のバーでは、多くの方との新しい出会いがあり、あらためて、ご信心の尊さを感じられる、一緒にご信心しましょう、という思いに溢れた時間を過ごすことが出来た。これも、お祖師さまのおかげだと思う。ありがたい。

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