2009年7月4日土曜日

感動の御講と芽衣ちゃん

 今日から御講。どうしても御法門の勉強が遅れ、徹夜になってしまった。少しだけ寝たが、結局は3時、4時、5時、でタイムアップ。そのまま本堂へ。お坊さんの徹夜なんて、おかしいな。で、そのまま御講へ。しかし、その御講がありがたかった。

 もうポロポロになってたが、お迎えの方と顔が合えばシャキッとする。御講席は奥山さん。50名近くのお参詣で、本当にありがたかった。最高の御講になった。徹夜しても、よかった。

 苦しんで、苦しんで、苦しんでいる方が、涙を流して、流して、流して、喜んでくださっていた。御法門を説かせていただいている時、奥の部屋で誰かが倒れたのだろうかと思っていた。ザワザワ、ソワソワ。お役中さんが静かに駆け寄り、奥にいる方の側に寄り添い、背中をさすってあげているようだった。

 しかし、御法門が終わると、その訳を教えてくださった。ご信心をして間もない方が御法門を聴聞されながら、「自分の苦んでいる状況を言われているようだった」と、泣かれていたのだった。

 一座の後、ご供養の前にゆっくりお話ができた。お参詣の皆さまの前だったが、ご信心の状況を赤裸々に語ってくださった。私も自分の経験を含めて、赤裸々にお応えした。本当によかった。この御講にお参詣したことから、何かが変わるはずだ。きっと、苦しみから抜け出して、幸せになれる。必ず。必ず。あとは、ご信心に前向きになるだけ。大丈夫。上村さんたちが付いていてくださる。

 つくづく、この御講の帰り際、心があたたくなって、「自分の生きる場所はここだ」と感じていた。御講の最中、まだ足りないというほど、次々にありがたいお話が飛び出す。お教化も5戸。そのお教化のお話、ご信心を始められた方々のお話、そこに至った経緯など、全員が喜びながらお話してくださった。本当に素晴らしい御講となった。 これぞ、御講だ。

 そして、感動の御講から妙深寺に戻り、本堂にご挨拶に上がったら、この写真の風景。柴田くんと芽衣ちゃん。本堂の一番後ろにゴロッと寝ていた。あぁ、ありがたい。なんて、あたたかいお寺だろう。涙が出る思いだった。これでいい。妙深寺は、これでいいんだ。家族で、もっとゴロゴロして、ゆっくり穏やかに過ごしてほしい。芽衣ちゃん、毎日ご祈願してるからね。31日はカテーテル検査。頑張ってほしい。

 柴ちゃんも、疲れてるんだよね。ママは、下でご奉公の会議だとか。さらに、ありがたいなぁ。ご家族で朝参詣からずっとご奉公してくださっているのだから。

 こうして、今日は眠さも、つらさも、吹っ飛んだ。本当に、こういう環境、こういう人と人、生きたお寺、素晴らしいご信心、ありがたい。お寺と共にある暮らし。ありがたい。

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