「いま、私にできること」を考え続けてきた私たち。今関監督の「今、自分にできること・・・」という問いかけに、心から共感します。あの、チェルノブイリの森の物語。
是非、みなさんに観ていただきたいです。映画のウェブから今関監督のメッセージを掲載させていただきます。
「2003年 チェルノブイリ原発の事故の悲劇を描いた劇映画を日本人である私は制作しました。
2004年 映画『少女カリーナに捧ぐ』は一度完成します。
しかし、当時チェルノブイリ原発事故のことは日本ではほぼ忘れ去らていました。 まして遠い海の向こうの国の事故、そんなことに関心を持つ人は多くいませんでした。
公開の目処は立たず途方にくれるばかり・・・
月日は流れ鮮度が失われつつあり、最新の現地取材映像などを加えて2011年版のカリーナを再編集しました。
それはまだあの311災害の起こる前です。
2011年版の為に 2010年には再度チェルノブイリ及びその周辺へ行って来ました。
ひとことで言えば『何も変わっていない』です。放射線量を計るガイガーカウンターの針はビリビリと振れまくり、その数値も異常でした。 原発から半径30キロ圏内は未だに立ち入り禁止。ウクライナ政府軍が道路を封鎖し監視続けています。
今年あのチェルノブイリ原発事故から今年で25周年を迎えた。
そして今年、3月11日、日本の福島で震災と共に原発事故が起きてしまった。
悲しいかな福島原発の事故の反応から日本で、世界各地であの悲劇を風化させない為の運動が国内外で起こり始めています。
映画『少女カリーナに捧ぐ』タイトルを改め、
映画『カリーナの林檎〜チェルノブイリの森〜』として今年公開させます。
日本は広島、長崎でその放射能被害の恐ろしさをリアルに経験し、世界で唯一の被爆国となってしまった。 さらに今回の福島原発の放射能被害。その被害は今も色々な形で続いています。
25年経ったチェルノブイリ及びその周囲でもその被害は未だ広範囲に続いています。
福島は25年後どうなっているのか・・・戦争の原爆。電力の原発。
放射能は悪魔か、天使か?
映画の後半。主人公のカリーナは悪魔の住むお城(原発)が出す毒を止めてもらいに、たった一人で立ち向かいます。
今、自分に出来ることは何だろう…
映画監督 今関あきよし」
0 件のコメント:
コメントを投稿