2011年11月13日日曜日

神秘に気づくこと

美しい夕方の空。黄金色。

あの、はぐれた雲。どんな風に見えますか?

感じること、感じ取ること。

真っ暗な宇宙に浮かぶ青い地球は、その存在だけで、もう奇跡です。周りを見渡しても、この次元では同じような生命に満ちた星は見当たらない。漆黒の宇宙空間に現れた真っ青な星。数年前、プッチーニの曲に乗せて作った映像は、この奇跡から始まります。

奇跡の星・地球に生まれた奇跡。地中や水中に生まれていたら、こんなに空や雲が美しいことに気づけなかったかもしれない。人間でなかったら、宇宙や地球の奇跡に気づくこともできなかった。

他の生命にはない、本能を飛び越えた人間にだけ与えられた耐え難い恐怖や苦悩は、人間にしか味わえないこと、たとえば、大自然の美しさを感じたり、地球や宇宙の神秘を感じたり、そこに組み込まれ、ポツリと立っている自分の存在や、その小さくても無限の可能性を秘めていることに気づくことで、薄氷のように、消えてゆく。

空や雲から、毎日教えてもらってます。

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