その鹿本寺の堀くんが、福岡の青少年の一座に、そのお数珠を持ってきてくださった。ちょうど、スリランカの代表者としてディリーパ君が参加していたので、熱い気持ちでご奉公してくれている堀くんからディリーパに、直接鹿本寺の皆さまのお数珠を手渡しすることが出来た。「歴史的な瞬間」とまではいかないだろうが、僕にとっては涙が出るほど嬉しかった。こうして、世界は一つになる。心で、一つに。
堀くんは、実はマジシャンだから、強引にディリーパとカスン君に手品も見せてもらっちゃった(笑)。明るい友情、温かい絆が生まれたと思う。鹿本寺の松田ご住職は、「お念珠第二弾の御奉公とおもちゃの御奉公をさせていただこう!」と仰ってくださったとのことで、また堀くんが音頭を取ってご奉公くださるとのこと。ありがたい(涙)。
スリランカのご信者さんたちは、ご信心に出会っても、すぐに御本尊をいただくことは出来ない。センターやブランチに、3ヶ月間しっかりとお参詣して、教化親が「この人ならば、しっかりと護持できるだろう」と判断しないと、御本尊の授与はしていただけないのである。日本と同じように厳しい。御本尊は、生きてまします御仏とお敬いする。この上なく大切な御本尊さまを、簡単に授与することは出来ないのだ。
実際、木更津のご信者さんからお手紙入りでお数珠をお預かりした。その方は、鹿本寺でお数珠を集めてくださっているというブログの記事を読んで、わざわざ自分の大切なお数珠を送ってくださった。また、京都の吏絵ちゃんも、自分の大切なお数珠をスリランカのために麩屋町の長松寺に届けてくださった。そうした貴重な、貴重なお数珠が、スリランカの方々の手にしっかりと渡るように、ご奉公させていただきたいと思う。
先日、青森に住んでおられる方からも、温かいお手紙とともにお数珠を送っていただいた。本当に尊いお手紙なので、名前を伏せてご紹介させていただきたいと思う。妙深寺の婦人会に宛てて、送っていただいた文章。
拝啓、
ありがとうございます。私は大阪の○○寺の○○と申します。現在単身で青森県に赴任しております。先般、佛立新聞にて貴寺がスリランカの方へ送られるお数珠を集められていることを知り、このたび使い古したもので申し訳ございませんが、二房送付させて頂きます。
実は、私は平成2年6月に貴寺婦人会室に一泊させて頂いたことがあります。大学生の時であり、就職活動中でございました。その時の御恩にお報いできるとは思いませんが、当家で、その平成2年より使用しているお数珠が、スリランカの同輩の、何かのお力になれると幸いです。本来ならば、持って行くのが筋ですがたいへん申し訳ございません。
それでは近い将来貴寺に参詣できることを楽しみにし、青森でご奉公にまい進します。ありがとうございます。早々」
本当に、ありがたい。私たちは、結ばれている。やはり家族だなぁと思う。今月末のスリランカ、頑張るぞ。気合いが入ってきた。いや、その前に、ご奉公が山積みだぁ…。
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