科学技術の素晴らしさを讃えると同時に、それが再び人類にもたらした「知的覚醒」の視点であることを思い返すべきだろう。
私たちは漆黒の宇宙に浮かぶ奇跡の星に生きている。その星はあまりに孤独で、か弱く、かけがえなく見える。
月の向こう側から届いたこれらの写真は、人間が作り出したどんな神話よりもはるかに啓示的だ。
人類は皆、兄弟に他ならない。人類には生きとし生けるもの、すべての生命を育む地球を守る使命がある。
別の星へ旅するよりもこの星を守ることこそが大切だろう。
妄想と欲望に基づく人間同士の戦争、侵略、無慈悲な攻撃を即時停止すべきことは言うまでもない。
人類を俯瞰した仏陀は、次のような言葉を残している。
『スッタニパータ』 第三「大いなる章」九「ヴァーセッタ」
「これらの生類は生まれにもとづく特徴はいろいろと異なっているが、人類はそのように生まれにもとづく特徴がいろいろと異なっているということはない。
髪についても、頭についても、耳についても、眼についても、口についても、鼻についても、唇についても、眉についても、(中略)他の生類の間にあるような、生まれにもとづく特徴(の区別)は(人類のうちには)決して存在しない。
身体を有する(異なる)生きものの間ではそれぞれ区別があるが、人間のあいだではこの区別(差別)は存在しない。言葉によって人間の間で差別が存在すると説かれるのみである。」
『スッタニパータ』蛇の章 慈悲
「いかなる生物生類であっても、怯えているものでも強剛なものでも、悉く、長いものでも、大きいものでも、中ぐらいのものでも、短いものでも、微細なものでも、粗大なものでも、
目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むものでも、近くに住むものでも既に生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。」
御教歌
「空は顔 月日はまなこ山は鼻 海山かけて我身也けり」(明治14年・1881)
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