テーラワーダ(上座部)仏教の革新的な僧侶、ビビラーデニイェー・マハーナーマ師が主宰するサンダーラ音楽研究所を訪問しました。
良潤師と同じ1989年生まれ、10才で出家得度したそうです。
信徒がお寺に寄進した楽器を触るようになり、独学で全ての楽器を弾きこなすようになりました。
仏歯寺の対岸にあるスリランカの国立戒壇寺院、上座部仏教の中のシアム派の本山・マルワッタ寺院で受戒しました。
受戒した僧侶は楽器を触ることは破戒にあたりますが、彼の才能を見て大長老や師匠から特別許可されて、世界遺産・仏歯寺で開催される最大のイベントでも音楽を総括するなどしてきました。
初めてお会いしましたが、穏やかで、聡明で、深くて熱い、そんな方でした。芸術、音楽、仏教、私たち本化仏教にとっての音、声、口唱、ユニゾン。紅茶をいただきながら一気に話し込んでしまいました。楽しかったです。
彼はまったく上座部の枠内に収まらない存在で、上座部の僧侶であるにもかかわらず数多くの映画やイベント、アプリケーションに楽曲を提供しています。独自に戦争を止め、平和を促す動画をリリースもしています。壁一面にこれまでの作品やアワードが飾られていました。
すっかり意見交換で盛り上がった後、彼のスタジオに案内してもらいました。
びっくり仰天しました。言葉を失いました。
彼は自分の活動でお預かりした資金を全てこの研究所の設立に投じたそうです。約3年前設立したスタジオは最新の機材が整っており、とてつもないレベルのスタジオでした。こんな素晴らしいスタジオがスリランカにあるなんて、しかもお坊さんがオーナーなんて、考えられません。
とにかく、心から感心しました。上座部仏教界から多くの批判もあるそうですが、今の混沌とした世界を目の前にして、このままではいけないと決意し、活動を続けているそうです。
何もしない人たちにとってはコンサバティブに装うことが一番の生存戦略です。呆れながらやることをやるしかありません。
最新の動画も素晴らしいものでした。戦争によって廃墟になった街。争いを続ける人間たちを、どのように導いたらいいのか、そんな苦悩と希望が入り混じった映像・音楽作品でした。
やはり、自分一人の心の平穏を求めるだけでは平穏は訪れない。人や世界の平穏を求めて生きる中に、動的な平穏が訪れる。菩薩行が動的平衡、動的平穏をもたらす。生命活動そのもの。
それにしても、ジェラシーでいっぱいになってみんなで大笑いしました。高くて買えないジェネレックのスピーカーがあって、最高の音質でした。王道の音のリファレンス。うらやましくて変な顔になってました(笑)。
これからが楽しみです。次男もここをお借りしてレコーディングしたらいいのに(笑)。
後ほど書きますがテーラワーダ宗教界、上座部仏教界が震撼する大事件が起きています。矛盾が山積していました。
とにかく、革新的な活動を続けるビビラーデニイェー・マハーナーマ師に敬意を抱き、ご招待に心から感謝いたします。
ありがとうございます。






























