2026年10月24日土曜日

シン・Science meets Buddhism

 



























京都文化会議 2026を終えて、今日は京都から横浜、横浜から京都へ往復してきました。とにかく素晴らしい会議でした。世界の課題を共有し、それぞれのバックグラウンドから専門性の高い議論が交わされました。


Leave this world a little better than you found it.


この世界を、来た時よりも良くして帰る。そんな強い想いで社会課題に挑み、力を尽くす方々との出会いは、常に胸が熱くなり、深い喜びを感じます。


山極寿一先生、圧巻のファシリテーションでした。コーディネーターというか、本物の研究と経験と知性と見識が圧倒的。行動する哲学、哲学が行動し、生きているような迫力で議論を進めてくださいました。


アフリカ哲学からガーナのフセイン・イヌサー博士の「Guns, cannons, and books」という言葉が、深く心に残りました。独自の文化が破壊された経験。それは「銃と大砲と本(聖書)」によって行われた。


「Place」をAI同時通訳が「空間」と訳したのを山極先生が「風土」を中心に丁寧に訳し直して解説くださったのも見事でした。イヌサー教授は和辻哲郎先生の『風土: 人間学的考察』と通じる概念を伝えようとしておられました。


人間の文化を語ろうとすればどうしても「宗教」が出てきます。これは避けられません。避けようとすれば真に解釈することはできないし、正確ではなくなってしまいます。


「真」「善」「美」についての展開も圧巻でした。この中で「美」は言語化できないもの。ここに広がる庭園の美しさも、実は味わいも、なかなか言語化することが難しい。「ロゴス」の限界というか、ロゴスによって境界が生まれ、規定されてしまうこと。


突き詰めると「人間性」に至ると。「ヒューマニティー」「ヒューマン・ネイチャー」、その「美徳」ということに尽きる。議論の余韻に浸っています。


仏教者、法華経者として思うに、本化仏教は「ロゴスに止まらないためのロゴス」というイメージ、そもそも仏教は「哲学に止まらないための哲学」であるということ。


法華経の方便品第二にある「言辞の相寂滅せり」という言葉は、まさに象徴的にこのことを示しています。ヨハネの福音書の冒頭の「ことば(ロゴス)」とは異なるのですね。


さらに「理極事変」も思い浮かびました。あらゆる事象、現象を極めれば、事に変わる。


AIが天文学的な数値のパラメータ(要因の重み付け)を同時に行なっても、結局は「事」に変わらなければ何も為さない、という仏教究極の教理に行き着きます。この「理極事変」は未だにAIすら読み込めていない極意でもあります。


まだまだ、ここから「Science meets Buddhism」「Buddhism meets science」という本質的仏教との衝撃的な出会いがあることにも希望を抱きます。


隠居の時代、Time is moneyの終わり、遊びの時代。刺激的なお言葉、視点もありました。AIは養殖マグロ、関心と栄養は与えられるが感動は与えられない、AIと美空ひばり、成熟がない、未熟もない、という言葉もありました。それぞれが刺激的な示唆に満ちています。


いずれにしても、ここから、人間性を追求しなければならない時代に突入します。しかし、人間性は人間だけの狭い視点、優越的で、独善的な視点では見つけられないようです。


「動物に聞いてみよう」「Ask the Animals」という運動は、まさに人間中心主義への懺悔と改良の試み、挑戦です。こうした活動を、専門家の方々や、意識の高い人たちだけの運動にしてはいけない。みんなの問題だから。本当にみんなの命や大切なものに直結する問題だから。


オオカミ×AI。これこそ本当にすごかった。若者たちが、僕たちの想像を遥かに超えて優秀で希望。とてつもないポテンシャル。無限


来年は、狂気的な情熱で、力を合わせてゆきたいと思います。山極先生をはじめ、素晴らしい方々のお力をお借りして、少しでもこの世界が良くなるように力を尽くしたいと思います。


長々すいません。


言語化しないで済むならしないで済ませたいけれど、人間なので言語化して、言語化しないで済むような世界を目指します(笑)。


とにかく、もっともっと、人と人が目と目を見て、空気を読んで、雰囲気に包まれて、生きてゆけたら、ひらくなー、ほどけるなー、と思います。


今日は、京都から横浜を往復し、戻ってきました。

明日、伏見妙福寺様の高祖会を奉修させていただきます。

ありがとうございます。

2026年10月23日金曜日

京都文化会議 2026@仁和寺

 
















月に行き、火星にロケットを飛ばすニンゲンが、隣りの人と上手に対話できなくなったのは何故か。


科学の進化は人間性の豊かさと比例しない。モビリティに頼り過ぎれば足腰は弱くなり、快適さのみを求めたら人付き合いは下手になる。


人間とは難しいものです。木を見て森を見ず、森を見て木を見ず。得だと思ってしたことが損の始まりになったり、損が徳になったりする。楽は苦の種、苦は楽の種。


京都文化会議2026に参加する機会を与えていただき、本当に深く思考させていただきました。文化×AI、文化×環境。京都佛立ミュージアムが取り組み続けてきたテーマと重なります。


「Ask the Animals」が本となり、初めて手にしました。現在は英語版のみですが、本当に素晴らしいです。畏れ多くも本当に畏れ多く、このような貴重な本に拙文を寄せさせていただきました。


今日第2日目、貴重な機会を大切に過ごします。ありがとうございます。

2026年10月20日火曜日

I Was Brought to My Senses

 


10月14日、FMヨコハマ「横浜ラグーン」を放送させていただきました。おかげをいただいて放送が出来ております。ありがとうございます。


リスナー様から、家族みんなでお母さまの看病をして、お見送りしたというお便りがありました。素晴らしい時間を過ごせた、とのこと。本当にありがたいです。


実は『マハーヴァッガ』という原始経典に下記のような仏陀の言葉があります。


「修行僧らよ、我に仕えようと思う者は、病者を看護せよ。」


このほかにも、

「八福田の中、看病の福田は、これ第一の福田なり。」

「もし仏子(ぶっし)、一切の疾病人を見ば、常に供養すべし。仏の如くして異なることなし。」

などという教えもあります。


医療従事者の方々、お医者さま、看護師、介護士の皆さまに、心から敬意を抱きます。このお話にあわせてボーズワードは「看病」を選びました。


選曲は、スティングの「I Was Brought to My Senses」とルーファス・ウェインライトの「ACROSS THE UNIVERSE」でした。スティングの歌詞、素晴らしいです。


私はようやく目覚めた

見えなかったものが、今は見える

自然のすべてが道しるべとなって

私に告げていた

僕はあなたと出会うためにここにいたのだ


「I Was Brought to My Senses」は「正気を取り戻す」というニュアンスより、この曲では「自然の中で五感が開かれて、世界そのものから真実を教えられた」という感じだと思います。仏教徒の喜び、気づき、歓喜踊躍に通じます。


もう、明日が放送日となってしまいました。

引き続きよろしくお願い申し上げます。


ありがとうございます。


ONAIR DATE 2026/10/14 (Wed)

https://radiko.jp/share/?sid=YFM&t=20261014053000


『こころ仏(ほどけ)る 空飛ぶお坊さんの仏教の言葉47』 

https://amzn.asia/d/8GaTBdD


引き続き皆さまからのお便りをお待ちしています。素朴な疑問、質問、何でも結構です。


番組メールアドレス

lagoon@fmyokohama.jp


下記のサイトから直接FMヨコハマに送ることも出来ます。

是非、お便りください。お待ちしております。

https://www.fmyokohama.co.jp/form/message?p=6504


番組提供

株式会社ティー・エフ・ピー

https://www.tfp.vc


〈 協力 〉

100万人のクラシックライブ

https://1m-cl.com


妙深寺

https://myoshinji.jp/


#横浜ラグーン #ヨコハマラグーン #FMヨコハマ #妙深寺 #長松清潤 #fmyokohama #坊主バー #ボーズバー #100万人のクラシックライブ

2026年10月19日月曜日

被災した方々の声をお聞きください@シュリー パイオニア中等英語寄宿学校

ありがとうございます。

いつも、ありがとうございます。

重ねて、ネパール大規模土石流洪水災害の支援活動につきまして、尊い支援金をお預かりした方々に謹んでご報告申し上げます。

トリシュリにある「シュリー パイオニア中等英語寄宿学校」への支援活動の模様をビデオにまとめました。

橋が流され道路が寸断されていますので、支援物資はトラックに積み込み、迂回させて学校へ運びました。カドゥカ清地師たちはジップラインで川を渡ります。

今回は区域の長や被災者の方々の声が収録されています。

YouTubeの「字幕」機能をオンにして、歯車のような設定ボタンで「自動翻訳」を有効にしますとネパール語で話をしているところに日本語の字幕が出てきます。

生徒の保護者をはじめ、被災した方々の直接の声をお聞きしていただければと思います。

お預かりした尊い支援金を、しっかりと丁寧に被災者に届けて参ります。

よろしくお願い申し上げます。

南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

長松清潤拝、


https://youtu.be/EiKmcfKShxU


Arigatou gozaimasu.
As always, thank you so much for your cooperations.

I would like to provide an update to all those who so generously contributed to our relief efforts following the massive mudslide and flood disaster in Nepal.


We have compiled a video documenting our relief activities at the "Shree Pioneer Secondary English Boarding School" in Trishuli.


As bridges were washed away and roads severed, we loaded relief supplies onto trucks and took a detour to reach the school. Khadka Seiji-shi and HBS Nepal team crossed the river using a zipline.


This video includes the voices of local leaders and those affected by the disaster.


If you enable the "Subtitles" (CC) feature on YouTube and select "Auto-translate" via the gear-shaped settings icon, you can view your language subtitles for the portions spoken in Nepali.

I invite you to listen directly to the voices of those affected, including the parents of the students.


We will ensure that the precious donations we have received are delivered to the victims with the utmost care and diligence.


Thank you for your continued support.


Namu Myo Ho Ren Ge Kyo,,,,

With deep respect, 
Arigatou gozaimasu.
Seijun Nagamatsu

2026年10月18日日曜日

楓の葉が舞い散る中

 



素晴らしい秋晴れの空の下、八王子清流寺さまのご講有巡教の高祖会、併せて先住僧正日堯上人御七回忌に、親族教務の一人としてお参詣させていただきました。


長谷川御導師のご遷化から6年、時の流れの早さに驚くばかりです。長谷川清泊ご住職のご挨拶にウルウルしながら、ご遷化前夜のお話を思い返していました。


残念ながら私の力不足で御導師にご指導いただいたようには出来ていません。末法の厳しさ、それぞれ罪障の深さがあります。


「ある時は頭(こうべ)にいただき、ある時は尻にしき」ではいけない。思い込みは信心ではない。御法さまの教えがあってこそのご信心。自分の考えに御法さまを従わせているようではいいことなどあるわけがありません。


圧倒的な無常。いつか消えてなくなる自分。ほんの数年のことで栄枯盛衰を見て、一喜一憂しているようでは話になりません。


10年、20年、30年、世代を超えて50年、100年、200年の尺度でご奉公をしなくては話にならないのです。それが本因妙行、本物の種まきの生き方、死に方、生き様、死に様。


松本御導師、長谷川御導師のバトン、父・長松清涼師から受け継いだバトンは、100年、200年の尺度で大切に手渡していきたいです。


「一器の水を一器に移すが如く」という御指南は「覆水盆に返らず」という諺と重ねて拝見すべきもの。「油断」の説話ではないが、緊張感と懸命のご奉公なくしては語れない佛立の魂の話です。


とにかく、先師や先輩のご奉公に比べて僕たちはずいぶん小粒に感じますが、だからこそせめて力を合わせて頑張ります。薄っぺらく勘違いした馬鹿にならないように気をつけさせます。


美しい紅葉。桜の花が舞い散るように楓の落ち葉が踊るように降っていました。八王子のご供養場、本当に美しかったです。長谷川御導師が清泊ご住職や清流寺の教講みなさまのご奉公を見て、お喜びになっておられるに違いないと感じました。ありがとうございます。


今日は妙深寺の若き佛立菩薩の新築御礼の教区御講があり、少しだけ早くご供養場を失礼いたしました。工夫をこらした素晴らしい邸宅、ありがたいです。学徒にもなってお給仕くださっています。本当に素晴らしい御講でした。


ありがたいです。本物のご奉公ができるように、みんなで力合わせて頑張りましょう。

南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

シン・Science meets Buddhism

  京都文化会議 2026を終えて、今日は京都から横浜、横浜から京都へ往復してきました。とにかく素晴らしい会議でした。世界の課題を共有し、それぞれのバックグラウンドから専門性の高い議論が交わされました。 Leave this world a little better than ...