2014年1月31日金曜日

教務部のご供養当番ー。

教務部のご供養当番ですー。みんな頑張ってます。

フォワードの窓口は私と副ご住職、お味噌汁をよそるミッドフィルダーは深要師、バックスのお皿洗いは若手、本堂は新執事長の信仰師。

僕のコスチュームは割烹着でした。すごい発見をなされた小保方女史もお祖母さまからいただいた割烹着を着て研究されていたそうですし、割烹着の時代が来ますね。来ないか(笑)。

今年は黄色いバンダナをいただきました。ありがとうございます。

若手のつばぜり合いはありますが(笑)、仲良くご奉公させていただいていますー。

2014年1月30日木曜日

マルコス大使、ありがとうございます

わざわざマルコス大使がお越しくださり、お食事させていただきました。

昨日電話で言っておられたのですが、今月は安倍首相のエチオピア受け入れもあり、多忙なことを重々承知していたので、本当に有難かったです。貴重なお写真、すごかったですー。

長谷部教授、山崎教授には本当にお世話になりました。同席させていただき、恐縮でした。ありがとうございます。

八重ちゃんが言っていたこと、しっかりお伝えしました。福島に、いわき市にも、アフリカの大使たち、エチオピアのマルコス大使も来てくださり、いわき市に住んでいる方が、ありがとうございましたと、感謝の言葉を伝えてくださいと言っておられたんです、と、お伝えしました。

マルコス大使も、大変、大変、恐縮して、よろこんでくださっていました。

本当に、よかった。

明日の寒参詣は教務部がご供養当番です。

みなさま、よろしくお願いいたしますー。

カサフン教授のエチオピア講義

僕のような頭の悪い元不良が、エリートの通う横浜国大(信翠師は筑波大の後で横国の大学院を卒業されています)の講義室にいていいのか疑問ですが、始まりました。

まずはバックグラウンドですが、現在のアフリカを理解する前提は、やはり奴隷貿易や植民地支配から始めなければならないのですね。カサフン教授は負の遺産(nagative legacies)と。重たい遺産です。

山崎教授が適宜に通訳してくださっています。

感度ピンピン

2月早々、清朋師と旭くんの2人がインドに向かい、デリーやブッダガヤ、ラージギルでご奉公を進めてもらいます。

5月に予定されているブラジル教区のインドツアーに間に合うか、ギリギリのスケジュールで建設を進めています。

今年から土砂の採掘や取引が規制されたり、インドらしい、特にマフィアが幅を利かせているビハール州らしい理由で、いろいろと頭を悩ますこともありますが、とにかく前進しています。

私は門祖会のご奉公を終えた2月下旬にスリランカへ出張させていただく予定です。今回の出張には現在妙深寺に寄宿して修行中の駿介くんを連れてゆきます。環境を変え、知見を広げ、経験を重ね、いい意味で過去からの概念を吹き飛ばすような、純粋なご信心に触れて、また一つ脱皮してもらいたいと思います。

今年は、日本はもとより、ブラジルへの出張や台湾、インド、ハワイへの支庁団参、次のスリランカなど、海外のご奉公も続きます。

今日は久しぶりにエチオピアのお勉強会。横浜国立大学にお伺いして、世界と経済:ク ローハ ル・エコノミー入門 特別イヘ ント「エチオヒ アおよひ アフリカの開発と政治」をテーマに、アテ ィス・アハ ハ 大学政治学部〔エチオヒ ア〕カサフン・ヘ ルハヌ・アレム教授
(Prof. Kassahun Berhanu Alemu ) の講義を聴講させていただきます。

僕のインチキ語学力では理解に限界がありますが、宇宙人アンテナを張って、感度ピンピンでいきたいと思います(笑)。

2014年1月29日水曜日

ボランティアスタッフ募集ー

京都佛立ミュージアムではボランティアスタッフの募集をしています。

来月、また大切な行事が目白押しの中、お手伝いくださる方がどうしても足りませぬ(涙)。

京都近郊にお住まいの方、いやこの日だけご奉公できるという方、お力をお貸しくださいー。

特に、2月15日の土曜日と22日の土曜日に開催されるイベントのお手伝いをお願いできればと思っております。

よろしくお願いいたしますー。

開催日時 平成26年2月15日(土) 14時〜

第一部:『宮沢賢治と法華経展』
ギャラリートーク トーク:福岡清耀
解説:宮澤和樹
第二部:語り『宮沢賢治と音楽について』
講演:宮澤和樹
第三部:演奏と朗読
ヴァイオリン:宮澤香帆
朗読:宮澤やよい

平成26年2月22日(土) 10時〜

テラコヤスコラ vol.11 【子育て × 仏教】

第一部 (10:00〜11:30)
忙しいパパ&ママでもOK!
「伸びる子どもを育てる、褒め方・叱り方講座」〜幼児期からのアイデンティティ教育〜

第二部 (13:00〜15:00)
発達予防学で親子の育ちあいを支援するCFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)養成講座 第4期生募集体験セミナー
ゲスト講師:山本直美氏
入場 無料

2014年1月28日火曜日

きれいにさいてね

月末。原稿ラッシュ。

されど、雑事に追われて集中できず効率わろし。

あと数日で「宮沢賢治と法華経展」の図録が出来てきます。圧巻の88ページ、DVDの付録もついて、いつもながらのスーパークオリティ。

見えない壁を勝手に作って、勝手に高くして、勝手に乗り越えようとばかりする、素晴らしいスタッフのみんなの、総力を結集して作り上げましたー。

普通ならあり得ない格安価格!一家に一冊と言わず、一人一冊はいかかでしょう。宝物になります。間違いないっ!

今日はまたこの図録のウェブ用の宣伝文を書いていました。難しい。何でもやるんです、館長。ピッチャーやって、キャッチャーやって、バッターやって、サードを守りながらレフトも守り、隣のグランドでサッカーやってるくらいじゃないとあかんからね。

まだまだ原稿の途中でしたが、次男坊の小学校から連絡があり、あまりにインフルエンザの子が多く、午前だけで学級閉鎖にしますとのこと。迎えに来てくださいと言われて、学校まで行ってみました。

懐かしい中庭。そこに1年4組の植木鉢、次男のクラスです。探してみると、次男の鉢がすぐ見つかりました。

「きれいにさいてね」

すてき。

すてきだなー。

子どものまっすぐな思い、本当にすてき。

校庭の片隅に、梅の花も咲いていて、気持ちいいお散歩になりました。

それにしても、インフルエンザの子どもたちがかわいそう。早く治りますようにー。

2014年1月27日月曜日

『白い巨塔』

今日、法深寺からの帰り道、テレビで『白い巨塔』が放送されているのを知りました。懐かしい。場面はもう後半。裁判のシーン。財前教授の横暴が暴かれてゆくところ。

頭に残っています。唐澤さんの迫真の演技が印象的で、録画して観ました。

野心と野望。野望と野心。

既得権益が渦巻く、外からはなかなか見えない特殊な世界、巨大な縦割りの塔の中で、いつしか平衡感覚を失い、何より大切な患者さんを蔑ろにしてしまう聖職者。

でも、なぜか財前先生を、憎めないまま、回が進みました。これが、この作品のすごさなのでしょうね。人間の巨悪、巨悪の中の人間、

「無念だ」

とにかく、この言葉だけが耳に残っています。あれほど上昇志向で突き進んできた財前教授が末期の癌に侵され、友人に語る言葉。

本当に、耳に残っています。

人生とは、かくなるものかと、このドラマから学ぼうとしたものです。

今日、思い出しました。

途中で終わると思えば無念かもしれませんが、そうではない道があるはず。早い短いではない、命の見据え方があるはずですね。

ロケットスタート

あたためて、あたためて、あたためて。

先ほど正ちゃんからメッセージをいただきました。

「インシー湘南店は記録的なロケットスタートをしました(^ ^)」


ほんとうに、うれしいですー。

情けないことに、あの日から僕の方が倒れてしまっていました。久しぶりにやられてしまいましたー。まだまだ修行が足りません。

でも、記録的ロケットスタートとのこと(涙)。嬉しいこと極まりない。

ビジネスは簡単ではないし、ご回向やご祈願だけでパッと何とかなるなんて、全く思っていません。

しかし、底が抜けていたらどんなにやっても貯まりませんし、止まっていたら濁ります。

人事尽くして天命を待つ。知力、体力、時の運。

だとするならば、努力精進はもとより、十分なマーケティング、確かなコンセプト、プロモーション、マネジメントの、その上、その奥に、尊い妙法の功力をいただいて、心、その空間を満たし、功徳の水を流すことが出来れば、天命も、時の運をも我が物となり、妙不可思議のお力添えをいただくに違いありません。

心技体。負けん気と根気と慈悲。これがあれば、鬼に金棒(あまりこういう言い方はしないけど)。無敵です。

努力もせずに自らポキッと折れて諦める「自屈」。おごり高ぶって隙だらけになる「上慢」。器の小さい、自分ばかり「二乗心」。これはお力をいただけないタイプ。気をつけないと。

やっぱり、上から見ていただいても、「こいつは何とか支えたい」と思われるような、そんな生き方、思い方、やり方をしている人には、来ますよね。

あたためて、あたためて。身体の奥底の冷えが取れないと、心までおかしくなります。本当に、どれだけお風呂であったまっても、冷えが取れずに苦しんでいる人がいます。そんな人には、絶対に、マグマ、インシーがオススメです。

ロケットスタート!よかったー!

僕も、重たいのを下ろして、がんばりますー。

みちしるべ

おどされても、おだてられても、あなたは曲がることもなく、あなたは曲げることもなく、まっすぐにいてくれました。

だからいま、僕たちはまっすぐ立っていられる。

あなたは、私たちの何倍も、何倍も強い。

おだてられたらすぐに、おどされたらすぐに、笑われたらすぐに、馬鹿にされたらすぐに、僕たちなら曲げてしまう、曲がってしまう。

すごいと思うのです。

ありがたいと思うのです。

僕たちは、あなたほど強くありませんが、教えていただいているし、目標を与えられてる。

ありがたいです。

2014年1月23日木曜日

インシー湘南店へ

体は自分に宿った命を守ろうと、その命自身も知らない様々な仕掛けを駆使してくれます。

熱が出るのも、体内に入ったウイルスをやっつけようとするためで、僕たちは熱が出て困ったりするけれど、これこそ生命維持に大切な戦いの証明。

神奈川県ではインフルエンザの感染率が昨年の7倍になっています。ノロウイルスにしろインフルエンザにしろ、罹患したら高熱が出て隔離。熱を下げたいから頓服薬を飲んだり、ウイルスは抗生剤に任せたりしますが、大自然の営みに与えられてきた戦いの方法、「熱」の大切さを考えられたらいいですね。

風邪の人が多いから、そんなことを書いてみましたが、今日は小田原に行かせていただきます。世界中の人を温めて、心も身体も、美しく、健康にしようという一大プロジェクト。25日にプレオープンを控えたインシー湘南店へ伺います。

岩盤浴やサウナなどとは全く異なる、本当の意味で、どうひっくり返して見ても道理が通っている、実践の予防医学、温めて、ゆっくり動かして、出す、という、大自然の営み、大生命の営みにがなった場所。

今日、すきとおった気持ちで、伺います。

2014年1月21日火曜日

「東日本大震災3年 復興支援 ハチドリのひとしずく展」ご協力のお願い文

ありがとうございます。

この度、私が館長を務めております京都の小さなミュージアム・京都佛立ミュージアムで、

「東日本大震災3年 復興支援 ハチドリのひとしずく展」

と題した企画展を開催するに当たり、東日本大震災以来ご縁をいただきてきた方々や関係団体の皆さま、あの震災が社会がより良く変わる分岐点となるように活動を続けておられる皆さまに、ご協力をお願いさせていただきたく、お便りさせていただいた次第でございます。

来る3月11日、東日本大震災から3年を迎えます。あの日以来、私自身も自分に出来ることを探して、走り廻って参りました。あの時、この恐ろしい大災害を、人類や日本人がより良く変わる分岐点にすべきだという強い思いを抱きました。しかし、すでに3年が経過しようとする中、いろいろな意味で風化が進み、やはり社会も経済優先、都市と地方、被災地と各地の距離は離れ、あの日抱いた希望も淡いものになりつつあります。

こうした状況の中で、まだ自分に出来ることはあると信じて、京都佛立ミュージアムでは3 月5 日から5 月25 日まで、復興支援を旨とする企画展を開催することといたしました。

あの日の出来事を取り上げるだけではなく、復興を目指す被災地の様々な活動を紹介させていただきたいと思っております。「復興市」を開催し、来館者が直接被災地を応援し、支援できる、具体的なアクションを伴う企画展にしたいと考えております。

そして、来館した日から、「自分に出来ることを探して、やってみよう」「被災地のため、社会のために何かしよう」「する!」と感じていただくことを企画展の骨子といたしました。

これを実現するために、明治学院大学国際学部教授の辻信一先生にご許可を頂戴し、先生が日本に紹介された「ハチドリのひとしずく」という南米アンデス地方に伝わる古いすてきな物語を、企画展の題名とさせていただきました。本当に、辻先生には、無理なお願いにもかかわらず、ご許可をいただきましたこと、本当にもったいなく、有難く、感激しております。

「ハチドリのひとしずく」とは、次のようなお話です。

森が燃えていました
森の生きものたちは
われ先にと逃げていきました
でもクリキンディという名のハチドリだけは
いったりきたり
くちばしで水のしずくを
一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして
いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」

素晴らしいお話です。小さな、小さなクチバシしか持たないハチドリだけど、巨大な災害を前にして、自分に出来ることを精一杯している。

私たちは、まさに今、巨きな分岐点に立っていると思います。なぜなら、東日本大震災の前に、私たちが目の当たりにしていたのは、様々な社会問題、環境問題だったからです。このままでは子どもたちに明るい社会を引き渡すことが出来ないと、多くの人が危惧している中で、あの忌まわしい大災害は起こりました。

あの時叫ばれた絆という言葉。実際に生まれた思いやりやいたわりの心や行動。大自然の力を思い知り、人間の謙虚さを学び、新たな共生の時代へ向かうべきだと、多くの人が気づいたはずでした。3月11日を前にして、また改めてこのことを考え、噛み締めて、一人でも多くの方々にお伝えして、一人でも多くの方々と共に考えたい。そうしなければ、あらゆる生命に、申し訳ないと思うのです。

このような理想を掲げても、私たちのような小さなミュージアムに出来ることは限られておりますので、どうか、みなさまのご協力、ご賛同、お力添えをいただきたいと思います。

すでに被災地で活動を行われている皆さまには、その活動を遠隔地である京都の会場にてご紹介させていただきたいと思います。そして、ご本などを販売させていただければ有難く存じます。

被災地で特産品や復興のための商品などを販売されている方々に於かれましては、復興市での販売と常時ミュージアムのカウンター横にて販売できればと考えております。

また、まさに社会がより良く変わるための活動、映画製作や講演活動を通じてご活躍されている皆さまに於かれましては、ご活動の内容を強く来館者に伝えたく、また上映会やDVDの販売などを通じて、来館者が「私にできることを探す」きっかけにしていただきたいと存じております。

監督、ならびに主宰者、団体代表、役員のみなさま、何とぞよろしくお願いいたします。

つきましては、本企画が有意義なものとなり、一人でも多くの方の意識向上と支援への参加によって、震災からの復興が、さらに加速して進捗いたしますよう、ご協力を賜りたく、謹んで、重ねて、お願い申しあげる次第です。

今後、具体的に企画内容をご説明したり、調整させていただく担当者は、京都佛立ミュージアムの委員で、四国丸亀本門寺の住職、昨年11月には「東日本大震災復興支援チャリティーシンポジウム」の実行委員長として活動されてきた小野山淳鷲師にしていただきます。

本当に、お願いさせていただくこと、長々とした文章、申し訳ございません。

どうか、何とぞ、よろしくお願いいたします。

京都佛立ミュージアム
館長 長松清潤拝、

吉野家さんとマクドナルドくん

今日は大切な会議があります。この日のために勉強を重ねてきましたが、まとまりませんでした。

昭和50年代から現在まで、簡単ではない。はっきり見える。くっきり見えます。見えないの、不思議。

すべては、宇宙に記憶されています。僕らが知らなくても、目を背けても、結果は、必ず目の前に現れてくる。報いは、受けなければなりません。

泣きながらでも、まっすぐに生きるしかない。変化球ばかり狙って生きてきた人は、かなしい末路しかありません。少なくとも、情を立てて筋を曲げ、ほめられて、おだてられて、おどされて、だからそうするしかなかったのだと言っても、通らない。それで負けたらおしまいよ、という話。

あまり体に良くないと分かっていても、子どもの頃を思い出したり、時間がなかったりして、吉野家の牛丼を食べに行ったり、マクドナルドを食べたりします。

この前、本当に久しぶりに、長男と二人で、妙深寺から歩いて7〜8分くらいのところにある、吉野家に行きました。

「久しぶりだなー。学生時代はお金がないからいっつも食べてたんだよー。海に行く前に吉野家の牛丼を食べて、帰り道でも吉野家の牛丼を食べたこともあったくらい(笑)。美味しかったなー。」

そんなことを話しながら、息子と並を頼んで、食べました。

口が肥えたとか、そういうことではなくて、すっごく味が変わっていて、お肉が変わっていて、すべてが変わっていて、本当に残念でした。

いつも食べていたら気づかないかもしれないのですが、ちょっと久しぶりだったので、悲しいくらい感じました。

お肉が奇妙に柔らか過ぎて、怖いくらい。紅ショウガとか、七味とか、学生の頃にいつも食べていたやり方で食べたのですが、こんなに変わってしまったのかと、本当に残念でした。

相模原の御導師にご挨拶させていただく前に、やはり母と子どもたちと近所のマクドナルドに入りました。

変わらないサービス、変わらない味。これも久しぶりでした。子どもたちはどうしても大好きだし。

小学生の頃に戸塚のお祖母ちゃんに横浜駅の三越の一階にあったマクドナルドに連れて行ってもらったり、京都では藤井大丸の一階にあったマクドナルドにちー姉さんに連れて行ってもらったり、いろいろな噂を聞いても、いい思い出もあって。

相模原のマクドナルドに入って、注文しようとしたのだけど、ドライブスルーと、宅配サービスのスタッフでカウンターの中がバタバタしていて、お姉さんも全く笑顔もない。

「スマイル0円」というコピーも、名前だけになったと感じたんです。店内も、なんか夢がなくて、温かくなくて。しかも、これも時代だと思いますが、圧倒的にお年を召した方々や、疲れた感じの方々がいっぱいで、かといって、その方々を元気にする空気もなくて、ドヨーンとしてる。

私、何を書こうかと思っているかというと、やっぱり、トップは、現場主義で行かなければならないと思うんです。

王将の社長さんが亡くなってしまいました。殺害されてしまった。どんな理由があったのか分かりません。プロらしい手口だから、もう分かりませんね。本当に、残念でなりません。

現場から這い上がって、社長にまでなられたトップ。王将の味、雰囲気、王将らしさ。ブレることなく、このデフレ化で、勝負に勝負を続けて、やっぱり美味しい。変わらない。いや、変わっているとしても、徹底的に現場を見ていることを、感じていました。ここが大事だと思うんです。

数字だけでは分からない。方針や戦略やマーケティングのデータだけでは見えてこない、現場の、現場で生まれる、現場にある、真実。ここを徹底的に意識して、強い問題意識、強い指導力を発揮することが、大切だと感じます。

大手のチェーン店ともなれば、チヤホヤされるのは海外の大学を出て、マネジメントの資格を持っているCEO、経営に関する本を出したり、チヤホヤされることもあると思うのですが、現場で何が起きているか知らなければ、何もなりません。

僕は、吉野家さんと、マクドナルドさんで、かなしいなーと思いました。大丈夫かなーと思いました。

そして、自分を省みて、改めるべきところを改めたいと思います。

方針なんかじゃ、ご弘通は出来ません。運動でも、無理なんです。戦略、戦術、その前に、現場の息吹を感じて、現場に飛び込んで、そこで一緒に汗をかき、その積み重ねの上で、ご弘通の進展があるんです。

格好だけのリーダーなんて、そういうのが通用する時代じゃないです。中身がないと。実力もないと。苦労していないと。

大学出、いいとこ出、関係ないです。そこに立脚していると、必ずダメになります。

どんなに大きなチェーンも、リーダーが勘違いするとダメになります。何年もかけて築き上げたブランドも、味も、サービスも、ダメになり、お客さんは離れていくんです。

強い、強い、危機感を持ち、変なところで「随自意」を持ち出さず、謙虚に、ご信者さんこそ真実を持っていると思って、慢心せず、方針や運動に酔わず、現場主義でやることです。

短期で儲けようと思う株主さんがそうさせるのか分かりませんが、株主受けするトップではなく、青春時代の味を守り、本当の意味で、厳しいデフレ(このことについては別の機会に触れたい。デフレ脱却などと言ってるが騙されてはならない)の時代にも負けず、勝ち残ってもらいたい。その秘訣、方策は、会議の席上や、テーブルの上ではなく、現場の中にあると思う。

2014年1月20日月曜日

子育てと仏教のコラボレーション

京都佛立ミュージアムの次なる学びは、子育てと仏教のコラボレーションから生まれます。

育児をされているパパやママ、あるいはそのご家族、いや誰でも、絶対に勉強になりますー。

僕はCFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)養成講座の第2期生として無事に修了し、アソシエイト認定者でーす!エヘン!

みなさんも、是非!教養会のご奉公を進める上でも、たくさんの気づきがあります。

進化し、挑戦し続けるミュージアム。

超少子高齢化が現実になる中、だからこそ私たちの次なる学びは「子育て」なのですー。

【子育て × 仏教】
テラコヤスコラ vol.11 

平成26年2月22日(土) 10:00〜
京都佛立ミュージアム/Kyoto HBS Museum
※見学料無料/参加予約の必要はありません。どなたでもご参加ください。

このたび講師としてお迎えする山本直美先生は幼児教育のプロとしてキッザニアやリクルートの育児関連事業にも参加され、現在はチャイルド・ファミリーコンサルタントとして、子育て支援はもちろん、いじめや虐待によって"生きづらさ"を抱える人を少しでも生み出さないアプローチになればと活動されています。

午前の部では現在育児中のパパやママがすぐにでも実践できる声掛けや対処法を、午後の部では子育ての視点から、引きこもりやニート、虐待や育児放棄など現在社会問題化されている問題に、単なる子育てのスキルだけでなく、その原因や関連性などを分かりやすくお話いただきます。

問題行動の背景に何があるのか。保育や教育、また人材登用などの現場に関わる方々でも、発達心理学(も踏まえた)講義を学んでいただくことで、(大きな気づきが)期待できます。

「自分らしさを身につけ、自信をもって生きてゆける子供たちを育てていくにはどうしたらいいのか」

アイデンティティ(自分らしさ)を育てる、そして子供が生まれながらに持っている素晴らしい力を存分に発揮できるように育てるという、本来子育てにとって一番大切な学ぶべきことが山本先生独自のの徳育です。心が安定し、自信をもって生きてゆける子供たちを育てていけば、社会も未来もきっと明るくなる。

子育て中の親だけではなく、午後の部の講義では、学生や社会人の方など、今を生きる誰もが知っておきたい、目からうろこが落ちるようなお話がたくさんあります。

今回は、午前には子育て中の方へ今すぐ役立つ子育てのヒント、午後の部には幅広い分野の方にお聞きいただける(人の育ちへの理解が深まる)講座を設けお話を伺います。ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。

第一部 (10:00〜11:30)
 忙しいパパ&ママでもOK!
 「伸びる子どもを育てる、褒め方・叱り方講座」
 〜幼児期からのアイデンティティ教育〜
<内容>
 短い時間でも、日常の中で意識することで、子どもの アイデンティティ(その子らしさ)を育む「言葉かけ」のヒントを「褒める」「叱る」2つのシーンでお話します  
 また、それを踏まえご家庭でのWithBookプログラムの有用性を解説します


第二部 (13:00〜15:00)
 発達予防学で親子の育ちあいを支援する
 CFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)養成講座
 第4期生募集体験セミナー
<内容>
 チャイルド・ファミリーコンサルタントが生まれた背景・その社会的必要性をお伝えします
 また、「明日からの子育て・保育に役立つ」ヒントをお持ち帰りいただけるワークを行います


ゲスト講師:山本直美氏

 山本直美(やまもと・なおみ)
株式会社アイ・エス・シー代表、NPO法人子育て学協会会長、チャイルド・ファミリーコンサルタント。

1967年生まれ。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了。
幼稚園教諭を経て、大手託児施設の立ち上げに参画。

95年、株式会社アイ・エス・シーを設立、自らの教育理念実践の場として 保護者と子どものための教室『リトルパルズ』を開設。以来、1歳から小学校低学年までの子どもたちを育て続けている。

04年、キッザニアの立ち上げに際し、安全管理・プログラムの監修・助言を行う。

08年、株式会社アイ・エス・シーで研究・実践してきた理論・プログラムのさらなる普及のため、NPO法人子育て学協会を設立。

09年より、リクルート社事業所内保育園の運営を受託。

各地で子育て学関連の講演を継続しており、企業の子育て支援に『ゆるママ講座』『できパパ講座』プログラム提供の実績がある。

賢治のヴァイオリン音楽会

賢治の
ヴァイオリン
音楽会

2014年2月15日 (土)14:00〜
場所 京都佛立ミュージアム
※入場無料/参加予約の必要はありません。どなたでもご参加ください。

宮澤家に受け継がれる賢治所有のヴァイオリン。

 この度、京都佛立ミュージアムでは、宮澤和樹さまのご協力を得て、世界でたった一つのコンサートを開催させていただくことになりました。

宮沢賢治の実弟・清六氏は、賢治の価値を誰よりも確信し、高村光太郎氏と共に作品を守り伝えた方です。その最晩年の清六氏を感動させたことの一つに、宮澤家に鳴り響くヴァイオリンの調べがありました。

「この家にヴァイオリンの音が響くのは、トシさん以来だなぁ」

 清六氏は感慨深く呟かれたと言います。 トシさん以来のヴァイオリニストは、清六氏からすると曾孫にあたる宮澤香帆さん。現在、同志社交響楽団に所属する大学一年生です。

「宮沢賢治と法華経展」の開催期間中に、「是非とも演奏朗読会を開催させていただきたい」とお願いをしたところ、ご快諾くださいました。

 その日、ミュージアムは特別な空気に包まれるに違いありません。賢治が所有していたオリジナルのヴァイオリン。この日のために花巻からお持ちいただきます。そのヴァイオリンを宮澤香帆さんに弾いていただきます。 その調べにあわせて、賢治の作品のいくつかを、香帆さんのお母さま、宮澤和樹氏の奥さまであるやよいさまに朗読していただき、和樹さまからもお話をいただければと考えております。

まさに、賢治を愛する者にとっては、これほど貴重な機会はありません。 賢治のヴァイオリンによる演奏朗読会。 世界に一つ、この日だけのコンサート。一人でも多くの皆さまにお越しいただきたいと思います。

京都佛立ミュージアム
〒602-8377 京都府京都市上京区
御前通一条上る東竪町110 佛立会館1F

館内情報
[平日]10時〜16時 [土・日・祝]10時〜17時
休館日 月曜日、展示替え期間
入館料 無料
T E L 075−288−3344
F A X 075−464−5599
MAIL info@hbsmuseum.jp

2014年1月19日日曜日

「宮沢賢治と法華経展」の図録(涙)

80ページにも及ぶ「宮沢賢治と法華経展」の図録が完成しようとしています。

またまた、ミュージアムスタッフみんなの、たまらない連携ご奉公をいただいて(涙)。大変な校正作業も、本当にありがとうございます。

ようやく僕も原稿を書き上げましたー。眠い。

2014年1月18日土曜日

満タン

今日も満タン。心、満タン。たっぷり。

朝から、昨日の教区御講でお聞きした、咽頭癌を患っておられる方が元気にお参詣くださり、感動でしたー。

みんなのお助行、ご祈願のチカラー。あったかいです。ご本人とお話できるとは思っていなかったので、ご供養場で感動の握手。有難い。朝から気合入りました。

今日は布教区の総会。本年度の誓願を言上させていただきました。命ある限り、やるしかないです。

終了後、門祖会の打ち合わせ会議、引き続いて教講幹部会議でした。朝から晩までご奉公いただいた皆さまに感謝ですー。ありがとうございます。

2014年1月17日金曜日

福島の八重ちゃん

インフルエンザが流行しています。残念ながら罹患してしまったら、隔離して休むしかないインフルエンザ。いま戦線離脱するわけにはいかないから、とにかく気をつけないと。みなさんも、お気をつけくださいー。

昨日、長松寺のお総講に、福島県のいわき市から八重ちゃんがお参詣してくれていました。八重ちゃんのお寺は福島第一原子力発電所から最も近い妙運寺。秋山ご住職のお寺です。

先週、クロダイについて書きましたが、あのいわき市。東日本大震災の直後、ほんの数日後、外資系の会社に勤めていた八重ちゃんは、会社が用意してくれたバスでいわき市の自宅を離れ、東京まで避難しました。その時、お母さんと妙深寺に来てくださった。あれが最初の出会いでした。

1ヶ月くらいして、八重ちゃんはいわき市に戻りました。そして、僕は支援物資を持って、八重ちゃんの家と、当時息子さんが福島第一原発に入っておられた能勢さんのお宅まで、1人で伺ったんです。

「キャベツ持ってくー!?」

帰り際に、八重ちゃんが言った言葉。何となく白い灰のかかったキャベツ。持って帰れない(涙)。後で現信師に怒られました(笑)。ご信者さんのご供養を断るとは何事だー!って(笑)。

今でも、八重ちゃんと会うと、あの時のことを思い出します。昨夜も、少し「キャベツ」って言って笑いました。

八重ちゃんは、夜行バスに乗って京都までお参詣し、本山、ミュージアム、お数珠の中郷さん、そして長松寺へとお参りくださいました。お総講にお参詣して、そのまま夜行バスでいわき市まで帰って。本当に、有難いです。そんな、強行スケジュール、そんな、お参詣、本当に、有難いです。

今日は、阪神淡路大震災から19年目。本当に、いろいろなことが、あります。あれほどの、悲しみの中から、それでも生まれた、様々な縁、人と人との絆。それが、頼りです。

さて、もうすぐ、お席に到着します。

今日も、無事に教区御講が勤められそうです。有難いです。

2014年1月16日木曜日

賢治のヴァイオリン演奏会!



ついに、ポスター、チラシが完成しました-!

賢治のヴァイオリン演奏会!

すごいー!

2月15日(土)14時~。京都佛立ミュージアムの吹き抜けホール。

今日は、京都。京都佛立ミュージアムの会議です。

1ヶ月分のご奉公を、1日で完結させてゆく勢い。みんな忙しいし、それしかないっ!

夜は、長松寺のお総講です-。

明日は13時から横浜で教区御講だしー(汗)。

2014年1月15日水曜日

横浜の街角のお坊さん

関東南部、横浜にも雪の予報が出ていたのですが、何とか待ってくれていたようです。よかったですねー。

もし、雪が降ってきたら、何倍にも注意してくださいー。よろしくお願いいたしますー。

今日の教区御講は2席のご奉公。御講の合間に十分な時間があったので、清康師と一緒に16号線から鶴ヶ峰駅周辺を徘徊していました(笑)。

お坊さんの格好で、鶴ヶ峰の駅前の、珈琲館という喫茶店の窓側に座って、道ゆく人を眺めたりして。

店員さんが、とっても優しい。京都とは違って、横浜の街角のお坊さんは、とても珍しい存在です。お葬式や法事でもない、不思議な感じのお坊さん。

とってもいいですねー。

今日も「どちらのお寺ですか?」と聞いてくださったので、「三ツ沢の妙深寺というお寺ですー」とご挨拶できたりしました。お名刺をお渡しして、いつか思い出してくれたらいいなー。

新しいご縁。有難いです。

これからも、あちこちを歩き回りたいと思います。

それでも、今の今まで、ご面会をいただき、とても、とても大切なお話をしていました。

とにかく、みんなで、力を合わせて、やるだけやるしかないです。必ず、乗り越えられるはず。やり直せるはず。必ず。

2014年1月14日火曜日

お・も・て・な・し

政治は、あるべき方向を指し示すべき。

心の中も世の中も、51対49のようなことが多い。

100対0のようなことはない。

原発は、いらない。そもそも、このエネルギーに頼るべきではなかった。

清志郎さんの歌を聴き流していた自分が恥ずかしい。

ドンドン増えていく原発を反対もせずに見ていた自分が恥ずかしい。

東京都知事選挙で、細川元首相が出馬し、小泉元首相が応援するとのこと。

僕は素晴らしいと思います。

嘘ばかりだったから。

一体、東日本大震災は、何の分岐点だったのかさえ、全く分からなくてなっていたから。

人類の分岐点になるという希望は、絶望に変わりつつありました。

笑止千万なことばっかり。

そんな論調、ばっかり。

原発の賛否を、地方の首長を決める都知事選に持ち込むべきではないという論。

でも、その大きな争点の一つになっている東京五輪を持ってくるための大前提は「福島のF1は完全にコントロール下にある」というプレゼンでした。

いま、いわき市の磯づきの魚たちから生物濃縮を証明する放射線の数値が出て、福島のF1も大震災後最高の放射線量を記録しているんです。

もはや、前提が崩れているのに、まぁ、いろいろな言い方があるものです。

僕は、この機会に、原発をどうするかということを争点にしてくれる政治家を信じたいし、応援したい。

今日の御講で、見えない場所、トイレの中にご用意くださっていたタオル。

私が入らせていただくことがなければ、そのままになるタオルです。でも、こんなに丁寧に整えてくださっていて、感激でした。

今年、妙深寺はたくさんの大改良を行いました。御講席での徹底した簡素化。うっかりすると功徳を積めないような、そんな改良です。

でも、こうして、本当に、見えないところで、「志」を立ててくださっていること、有難くて仕方ありませんでした。これが御講ですよね。ご奉公ですよね。功徳ですよね。

タオルを用意するとか、それをしておけばいいとか、そういうことではないんですよね。

プレゼンの、戦略の一つとして使われる「お・も・て・な・し」ではなくて、本当の、本物の、お給仕の姿が、ここにあります。

「お・も・て・な・し」は、相手を思いやる心です。徹頭徹尾、利害ではない。

最初にプラスを取ればマイナス、マイナスを取ればプラス。

最初からプラスを取ろうとするから無理が出る。嘘になるんです。

辛くても、相手を思いやって、負を取る、マイナスを厭わずに、「おもてなし」をしていると、いつか返ってくる。

そういう「お・も・て・な・し」を、この国のあらゆるところで、考えてみたいものです。

ご信心の中には、こうして発見することが出来ます。

本当に、ありがとうございます。

今日のお折伏

毎日、今年最初の教区御講を勤めさせていただいていますー。

今年、本当に気合が入っています。猛烈なエネルギーを感じます。

まず、いつもながら、率先し、先陣を切り、先頭に立ち、ご奉公させていただく覚悟です。

今は、成長期でもなければ、穏やかな円熟期でもない。激動の時代、大変動の時代です。少し前の時代ならば許されていた甘さも、もはや通用しない。考え方も、言い方も、やり方も、シビアに、真剣に、鍛えて、削っておかなければなりません。

苦労して苦労して、何十年もかけて築いてくださったお城も、あっという間に崩れ去ります。

ガタガタ言い始めてから慌てても間に合わない。

本当の、真剣な強い危機感は、相手の批判ではなく、自分に向かうものです。

だから、悪者探しをしている時間も、そんな労力も、たいした意味はなく、あとは自分がやるだけ。自分がやるしかないと思って、励むしかないのですね。

教区御講では着物を着ているので、とっても都合がいい。白衣に袴に改良服、観光や法事でしかお坊さんを見たことがないという人も多いので、街中を歩いて、お店に入って、ご縁を結ぶことにしました。

ご縁を考えながら、妙深寺のパンフレットをお渡ししたり、お名刺を渡してご挨拶したりしています。

教化の花も、まずは教務から。教務からと言うならば、住職からです。勝負です。

お話で、ご弘通できる時代ではりません。実践、行動、現証で、ご弘通です。

教えがあるなら行動で示す。大事ならば行動で示す。

言葉にする、文字にする、行動に変える、現証を顕す。

唱える。

唱えせしめる。

声を重ねる。

最近のお折伏は、とにかく、その姿を見ていれば、その声を聞いていれば、御利益をいただくか、いただけないか、分かるということです。

時間もそうですが、まず座る位置で分かる。その姿勢で分かる。御題目の、声を聞いていれば分かります。

教務にも厳しく言っていますが、御題目の声は教務の命です。ここに強くなければ、何が出来ても失格。元気なさそうに、情けなさそうに、背後のご信者さんが教務のお看経の後ろ姿に随喜できないようなら、佛立教務は失格です。

御導師の言上中は休憩時間ではない。見ていたら、イヤイヤ、渋々教務になり、何となくご奉公しているだけの者は、分かるものです。そんなご信心やご奉公で、現証の御利益が顕れるわけがない。甘くはないのです。

お看経中の居眠りなど、言語道断、論外、話になりません。お拍子木も、自分の居眠り防止のために使っているようなら、お看経しながら罪障を積む、あり得ない修行を実演していることになる。

無始已来、如来滅の拝唱も、ヘタなおじさんのカラオケのように、変にずらしたり、抑揚をつけたり、自分だけ悦に入って唱えることは許されない。

みんなと、声を合わせること、重ねること、まず御導師に声でお給仕すること、まずはご信者みんなが声で異体同心になることが、修行なのです。こんな基本中の基本を忘れて、何が出来ても駄目です。

素直正直さは、お看経で分かります。まずお看経で、素直さ、正直さを、磨くのです。

忘れてはなりません。

2014年1月13日月曜日

キラキラの存在

昨日は開講記念弘通発願式。厳かな中での、ご宝前への誓い。今年は本当にいつもと違う。何としても、この誓いが果たせるよう、精進するのみです。

そのまま、12時まで口唱会。教化誓願の成就と、一日遅くなりましたが、東日本大震災の早期復興を願い、行方不明の方々の早期発見、原発事故の収束、亡くなられた方々のご冥福を祈って、御題目を唱え重ねました。

午後、本堂から下がると、メールが届いていました。

吏絵ちゃんの、成人式の写真です。本山宥清寺のご宝前で、従兄弟の方と一緒に成人式に参列したとのこと。眩しいくらいに綺麗で、嬉しかったですー。

ちょうど、12日の御法門は「お助行」についての御教歌でした。吏絵ちゃんは、12才の時に発症した小児性白血病から、見事に元気に戻ってきてくれました。

あの時、私は、それこそスリランカやブラジルやイタリアのご信者さんにまでお助行とご祈願をお願いしました。吏絵ちゃんという女の子が、一人で、病室で、苦しい治療に耐えている。どうか、お助行してください、元気になるように、願ってください、御題目の力を、遠くからでも、海外からでも、吏絵ちゃんに届けてください、と。

吏絵ちゃんは、まつ毛まで抜けるような、恐ろしく、厳しい投薬や治療に耐えて、見事に現証の御利益を顕し、こうして、きれいに、すてきに、今日を迎えてくれたのです。

お父さんも、お母さんも、お祖父ちゃんも、お祖母ちゃんも、お兄ちゃんも、みなさん明るくて、いっつも長松寺にお参りくださいます。

お祖父さまの前川さんは長松寺に事務局長になってくださり、今は寒参詣で教務のいない日はずっと御導師役を勤めてくださっています。本当に、不思議なご縁。お母さんの明根さんはミュージアムで、ずっと献身的にご奉公くださっています。全部、つながっていて、全部、有難いです。

吏絵ちゃん。その存在自体が、尊くて、有難くて、キラキラしているのですが、昨日は本山のご宝前での成人式。すっごいなー。うっれしーなー。

長い、長い、時間をかけて、御利益はもっと尊さを増します。その瞬間の、いっ時の、「治ったー!」「消えたー!」みたいなことだけではなく、ずっと長い時間をかけて証明されてゆくものです。

ありがたーい。

今日も、これから教区御講です。3席。教区御講の間のお昼は、横浜で下種結縁しますー。

2014年1月11日土曜日

次男の懐中御本尊

クタクタでしたが、次男坊に励まされ、何とか勉強の意欲が湧きました。

先日、次男坊は、どうしても懐中御本尊がいただきたいと言いました。6才。小学校1年生。何度も本人に確認しましたが、絶対に大切にするから、どうしても自分の懐中御本尊さまがいただきたいと言います。

思春期になったら生意気になるに違いないし、今の彼の申し出を素直に聞いて、拝受させていただくことにしました。

大人になるまでは、まだまだ時間があります。どうなることか全く分かりません。

とにかく、何とかお役に立てるように、お導きとお見守りをいただきたいと思います。

明日は1月12日。開講記念日です。妙深寺でも開講記念弘通発願式を奉修させていただきます。

土曜日、日曜日、祝日は、8時からのお参詣になった妙深寺。家族でお寺にお参りする日です。一人で開門参詣するならば、家族全員で8時にお参詣する日です。

明日は一年で最も大切な一日に数えられます。

お参詣に、ご奉公に、がんばろー。

エンジン全開

昨日から教区御講が始まり、すでにエンジン全開となりました。本化門下は寒いだの暑いだの、あっちが痛い、こっちが具合悪いと言わない(汗)。やるしかない。

元旦初総講の御法門は「不屈・不倒の一年」といただき、1月の教区御講の御法門では「克服」をテーマに拝見します。

一昨日、3時までずっと御法門の勉強をさせていただいていました。どんなに拝見しても、終わりませんでした。

教務としての挑戦です。御法門を消化すること。読み上げなんて、自分に対して許せない。徹底的に消化して、お心をいただいて、今の社会状況、皆さまの心の有り様を見て、届く御法門とさせていただきたいと、努めます。

これを、挑戦だと思っています。御教歌を解題し、解説するのが御法門ではありません。それでは伝わらない。それでは変わらない。入らない。救えない。

毎月の寺報の巻頭言も挑戦に次ぐ挑戦。挑戦しつつ、今月も頑張りますー。

昨日は千葉教区の御講席から戻り、16時からご回向の一座、その後は今年初の事務局会議でした。

不屈、不倒、克服、挑戦の一年とします。

今日も、教区御講が3席。エンジン全開で参ります。

2014年1月10日金曜日

全部正しいことなんて、できないかもしれないけれど、

人間というのは「社会的動物」です。人間が幸せであるためには、誰か自分以外の人との親しい関係がなければなりません。もし、これがなければ、幸せはないんです。

それでも、孤独になってしまう人間。

自分の欲、利己主義・自分さえよければという心や、自分は他人よりも優れているという心・慢心が、社会的動物であるはずの人間を、孤独の淵に追いやります。

幸せになりたいのに、幸せになれない。愛されたいのに愛せない。そういう根本的な矛盾を抱えて苦しんでいる人が多いのは、人間のこうした性によります。

快楽を求める生き方は苦しみを増すばかりです。快楽を満足させる方法ではなく、至福の人生に至る方法を知らなければなりません。

問題を知ることは簡単かもしれません。しかし、問題を解決する方法を知る人は少ないのです。

誰もが至福の人生を求める。しかし、いつも、快楽ばかりを求めて、至福に至る道に入ることが出来ずにいます。

私たちは、人間性の頂点にある、至福の人生に至る道を説く、仏教、仏道、菩薩行を学び、その教えの中で生きられるようになりました。

心を、本当に、穏やかに整える方法、問題を解決する術、矛盾を抱えた人間が歩むべき道が、「妙法蓮華経」「法華経」には説き明かされているのです。

これを、お伝えしたい。

この道を、知っていただきたい。

この中に飛び込み、その教えのままに、自分の悪い癖に邪魔させず、それを「克服」しながら生きる。ここに、至福の人生があります。

「彼も助かり、我も助かる」

「経の力をわが物とせり」

すごいことです。この大切さを、噛みしめていただきたい。

傍観者になるか、あるいはその他大勢の、人間の真価や可能性を知らず、旧態依然の価値観に縛られたままで終わるか、夢と志を抱いて、人類の新たな進化のために、本当に大切なことのために生きるか、そんな存在になれるか。

命の使い方、何のために生きるかという根っこの話。仏教です。

テクノロジーの進化だけじゃダメです。人間が進化しなきゃダメです。人間がバージョンアップして、人間が真理に近づかなければ意味がありません。

そのために、道具はないと。

そのために、道具を使わないと。

退化して、どうするの。

情報が溢れています。情報が雪崩のように私たちに流れてきます。

大量生産大量消費、増え続けた人間を養うために、私たちは動物たちに共食いをさせ、その肉を食べていると言われ、生態系を破壊する恐ろしい農薬や飼料を使用していると聞きます。

恐るべき災害を引き起こし、全く未来の見えない絶望的なエネルギーを使い、福島の方々をはじめ、未来の子どもたちに、近づいた生物を瞬時に死滅させるレベルの放射性廃棄物と病気と問題を先送りして、平然と豊かさを求めています。

利害の絡んだ人たちが情報をいじるから、真実を見極めるのが難しい。でも、鼻を効かせ、耳を澄まし、心をフラットにして考えてみたら、分かります。

これじゃ、罰が当たる。

感じたら、何かをしないと。

何もしなくても、罪深い。

何もしないから、もっと罪深い。

全部正しいことなんて、できないかもしれないけれど、人間の本質的な矛盾や、性質や、道や方法を説いている仏教には、答えがあると思います。

まず、唱えることです。

一緒に、唱えること。

ユニゾンから始めよう。

2014年1月8日水曜日

生き方、死に方

生きること、老いること、病むこと、死ぬこと。

まず、人間であれば、絶対に向き合わなければならない、四つの苦しみって。

生老病死。

娑婆の習い。

そうも言う。

絶対に受けなければならない授業。

避けて通りたい。でも、そうはいかない。

いろいろな人が生きていて、いろいろな人が死んでゆく。

生き方、死に方、いろいろある。

その人を身近に感じれば感じるほど、その人が向き合った、生というもの、死というものを、自分に重ねて、考える。

忘れるから。

生も、老いも、病も、死も。

教えてもらっても、忘れるから。

常に考えていたら、下ばかり見てしまいそうだから、それも仕方ないだろう。

だから、大切な人の死に直面したら、しっかり感じた方がいいと思う。

自分の命、生き方、家族、友人、死に方、死後、いろいろなこと。

「先(まず)、臨終の事を習うて、後に他事を習うべし」

日蓮聖人は、そうお諭しになられてる。

まず、死に方を考えないと、生き方を語れない。

自分の臨終記事を書かせる授業もあるようだけど、そういうことなのかもしれない。

去年から、影響力の大きな人たちが、若くして、亡くなってしまった。

若くして。

惜しまれて。

人生は、つくづく、長さじゃないと思う。

長生きしてもらいたい。

長生きはすべきだ。

健康に配慮すべき。

養生すべき。

不養生は謗法。

でも、長生きがすべてじゃない。

繊細さ故に、不正や、不義を、許せないが故に、削る生もある。

「アホの長生き、娑婆ふさげ」

これも真実に違いない。

どちらも、大切にして、律する。

真理は、いつだって三重の扉の奥にある。

生き方、死に方。

今日、たくさん考えました。

じんさん、ありがとうございました。南無妙法蓮華経。

2014年1月7日火曜日

班長さんへの手紙 平成26年1月「 役中テキスト」

三ツ沢の丘から見ると、ベイブリッジの向こう側から太陽が昇ってきます。

今日もきれいだよ。



昨日の寒参詣初日。妙深寺では新年初の合同協議会、お役中さん(お寺のご奉公のお役をいただいている方)の打ち合わせ会議がありました。

毎月、『妙深寺報』とは別に発行している『役中テキスト』は、ご奉公の内容を具体的に記してあります。これも、なかなか難しく、文章の量も多く、申し訳なく思っています。ただ、みんなで、一致団結、異体同心でご奉公させていただくには、大切なことだと思っています。

今年は、特に大きな切り替わりの年でもありますので、全員で会議をさせていただいたのでした。

今年のご奉公のテーマは、「白い蓮の花のように生きる 〜心に花を 人に力を〜」です。

震災以後、不安や苦悩ばかりが取りざたされる世相の中で、私たちは、「人の心に花を咲かせ」「人にさまざまな力を与える」存在でありたいと願っています。

年頭に当たり、何度でも、このことをみんなで確認できればと思います。

私も「班長さん、ありがとうございます」を1月号の『役中テキスト』に掲載しました。下記に寄せさせていただきます。

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新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年最後の妙深寺報の巻頭言は、
『精一杯を取り戻す』
と題し、橋のない地域に住むスリランカのご信者さまが、川の水に入ってお参詣されていることをご紹介しました。豊かになり、安全で便利になると、実は衰えていくこと、弱っていくことがあるとしり、「精一杯」という気持ちと行動が大切と書きました。

また、新春1月号の巻頭言には、
『約束を果たす』
と題して、法華経のご信心をしている以上、お祖師さまの「日蓮」というお名前のように、太陽のように人々の心の闇に光を届け、白い蓮の花のように世間に溢れる愛憎や欲得に染まらず、真っ直ぐにご奉公させていただきましょう、と書きました。

妙深寺創立七〇周年、平成の改新を締めくくり、私たちは晴れて新しいスタートを切りました。それぞれ、みなさまのご奉公の指針としていただければと思います。

白い蓮の花の教え・法華経には、

「若(も)し法華経を持(たも)たんは、其(そ)の身(み)甚(はなは)だ清浄なること、かの浄(きよ)き瑠璃(るり)の如くにして衆生は皆(みな)見んとねがわん。」

「菩薩は浄身において、皆、世のあらゆるものを見るに、ただひとり自(みずか)ら明了(めいりょう)にして、余人(よにん)の見ざる所ならん。」

というお言葉が御座います。

法華経のご信心を護持し、菩薩の誓いを立てて努力する人は、身体が清らかになり、「瑠璃」と仰せですから極めて稀少な顔料であったラピスラズリの青のように輝き、誰もが「是非その人を見たい」「その人に会いたい」と思うようになる、と説かれています。

また、ご信心をしていないと、どうしても我見や我執、欲得が先行して、なかなか物事を透徹して見ることができませんが、正しく信心する者は、菩薩のように、何ものにも縛られず、偏らず、世の中のすべてを、正確に見通すことが出来る、と説かれているのです。

情報操作の情報過多、秘密情報に情報の漏洩、特定秘密保護…。

世の中が、どんどん濁ってきて、真実が見えにくくなっています。何を信じていいものか、何を疑えば騙されないか、本当に分かりにくくなっています。

「権実雑乱」とは「真実でないこと(権)と、真実(実)が、雑多に乱れる」という意味で、「白法隠没」とは「白い蓮の花のような正しい仏法・法華経が、隠され、埋没する」という意味です。どちらも末法の恐ろしさを説いたお言葉です。

このような世相だからこそ、しっかりとご信心を立て、白い蓮の花のように生きることを目標にすれば、その人の存在自体が変わります。美しく、輝いてゆくはずです。そして、物事の本質が見えてきます。これこそ最高の現証の御利益です。感じてください。実体験してください。

新たなスタートを切りました。総祈願も変わり、私たちのご信心もレベルアップ、バージョンアップの時だと心得ましょう。

弱音を吐いていたら成長はありません。勝つことも出来ません。生きていくこと、夢をかなえること、愛する人を守ること。簡単なことは一つもありません。

だからこそ、しっかりと準備すること。備えること。訓練を怠っていたら、イザという時に対処できません。

まず、心に花を咲かせましょう。これは誰にでも出来ます。御題目は心の花の種、唱え重ねてゆけば必ず咲き誇るでしょう。その次が大切です。その種を、家族はもちろん、周りの人の心にも蒔いて、世界中で花が咲くように努力するのです。

それが、今年からの大目標。心に花を、人に力を。努力、精進してゆきましょう。

2014年1月6日月曜日

地球の回転

始まりましたー、寒参詣。

寒い中、忙しい中、眠い中、たくさんの方々が、それぞれの法城へお参詣なさったことと思います。

一日とか二日とかではなく、一ヶ月ですから、ものすごい人生の臨床データが取れるんです。心身の調子、自分の出っぱり、自分の減っこみ、たくさんのサインに気づく。

呼吸、鼓動、声、振動。

善なるエネルギーに充ち満ちた本堂の中で、感じてみてくださいね。

みなさんと一緒に、今年も一ヶ月間、地球の回転を見れる幸せ。

漆黒、濃紺、瑠璃色、ウルトラマリンブルー、肌色、橙色、オレンジ色。

あっという間に変わってゆく天地のグラデーション。毎日地球が織りなしている壮大な天空ショーです。

地球の回転を感じる一ヶ月。

寒参詣、有難いですね。よろしくお願いいたします。

ありがとうございます。

映画「[窓] MADO」の上映会にお越しください🙏

10月2日のFMヨコハマ「横浜ラグーン」は先週に引き続き俳優の西村まさ彦さんをお迎えし、映画『[窓] MADO』の麻王監督にも加わっていただいてお話をお聞きしました。 映画『[窓] MADO』は「横浜・副流煙裁判」と呼ばれた一つの出来事をテーマにしています。原告家族「A家」と被...