2014年3月31日月曜日

お花見の際には是非ー!

伏見は淀川から引いた美しい疏水があって、うらやましい。風に揺れる柳も、ここでこそ映えます。

万葉の一節。

情景が浮かぶ、美しい言葉たち。

「桃の花 紅色(くれないいろ)に にほひたる

面輪(おもわ)のうちに 青柳の

細き眉根(まよね)を 咲(え)みまがり

朝影見つつ 娘子らが

手に取り持てる まそ鏡

二上山(ふたかみやま)に 木(こ)の暗(く)れの

茂き谷辺(たにべ)を 呼び響(とよ)め

朝飛び渡り 夕月夜

かそけき野辺に はろはろに

鳴く霍公鳥(ほととぎす) 立ち潜(く)くと

羽触れに散らす 藤波の

花なつかしみ 引き攀(よ)ぢて

袖に扱入(こき)れつ 染(し)まば染(し)むとも」

藤の花を散らす鳥の、初音や忍音が聴こえてきそうです。

この季節、藤ではなく、色が服に染みるのも忘れて、桜の花びらを袖の中に入れてしまいたくなりますね。

さくら、さくら。

「袖に扱入れつ染まば染むとも」

すてきだ。

きたない言葉、傷つける言葉、うぬぼれた言葉、酔った言葉、飾った言葉、偽りの言葉があふれた世の中で、静かに、ゆっくりと、桜花を見て過ごす。

御教歌

さくと見ば やがて桜はちりそめぬ
花やなるるを いとふ成らん

さようなら。

桜は慣れるのを嫌うのですね。

妙法蓮華経・如来寿量品にあるとおり、いつもそこにあって慣れてしまうと、もはや何もかも忘れ、どうでもよくなってしまう。それが、強烈な謗法と罪障を背負う者の宿命なのです。

「若し仏、久しく世に住せば、薄徳の人は善根を種えず、貧窮下賎にして、五欲に貪著し、憶想妄見の網の中に入りなん。」

「若し如来、常に在って滅せずと見ば、便ち憍恣を起して厭怠を懐き、難遭の想、恭敬の心を生ずること能わじ。」

「常に我を見るを以ての故に、而も憍恣の心を生じ、放逸にして五欲に著し、悪道の中に堕ちなん。」

こうして説いてくださっているとおり、無常を無常として、しっかりと受け止めて、本当に、一瞬一瞬を、大切にしてゆけたら本物です。

「憍恣」とは「おごりたかぶって、わがままなこと」です。

「放逸」とは「節度をわきまえず,勝手気ままに振る舞うこと。だらしがなく、乱暴なこと」です。

「五欲」とは「したや のみたや かねほしや ねむたや 人によくいはれたや」で、「財欲・色欲・飲食欲・名誉欲・睡眠欲」のことで、朝から晩まで始終これらに執着し、本当の道、ご信心の道を歩むことを忘れてしまうという意味です。

「常に我を見るを以ての故に、而も憍恣の心を生じ、放逸にして五欲に著し、悪道の中に堕ちなん。」

残念ながら、末法に入り、お祖師さまから上行所伝の御題目を頂戴し、お寺や自宅に御本尊をお迎えして、いつもそこに尊い御法さまがおられる、あちこちにお寺がある、行けば御講師に会える、あの人もいる、と思っていると、この法華経で御仏が説かれたとおりの状態になる。

憍恣で、放逸で、五欲に執着し、それらが先行して、残念ながら悪道に堕ちてゆく。

実は、苦しんで堕ちてゆく人は少なくて、とっても楽しいんです、堕ちてゆくのは。

みんな、笑顔で堕ちてゆくのです。だから、悲しいし、哀れなのです。

「信心は、かななやうにてむづかしい。」

「信心つよけれども筋わろし。筋よけれども信心よわし。」

開導聖人も、当然ながら、門祖聖人も、お祖師さまも、み仏も、ここを知り尽くして、導こうとされたからこそ、大変なご苦労をなさったのだと思います。

それにしても、すばらしい。

是非、お花見をされる際には、思い起こしてくださいませ。

「さくと見ば やがて桜はちりそめぬ
花やなるるを いとふ成らん」

2014年3月29日土曜日

ホッとしました。

ご連絡をいただいてテレビを観ましたが、本当に、無理をしてケガのないように、お唱えしてました。

ホッといたしました。

師匠

お会いできて、よかった。

88才の師匠、お元気で、こちらが元気をいただきました。

しかも、かっこいい。

本当に、よかった。

ありがとうございますー。

2014年3月28日金曜日

「あの方々のようになりたい」

久しぶりに京都駅で走りました。なんでこんななんかな(涙)。

北野から麩屋町、麩屋町から京都駅、車がいっぱいでした。年度末ということや、消費税の増税直前ということや、京の都の桜の開花、なにが原因なのかしら。それとも全部かな。

ハチドリのひとしずく展。

夕方、車イスのご婦人とご主人が、ゆっくり観覧されていました。

お一人、おひとり、静かに、身動きもせず、ご覧くださっているのを拝見していると、何とか生きた仏教を伝えようと、積み重ねてきたことが、ひとつに結ばれていることを思い、胸が熱くなります。

幕末に、仏教を再生させるべく生きた長松清風という御方。

そして、仏教による平和を求めた坂本龍馬、そして長松清風との接点。

和歌や書画を通じて仏教を民衆のものにしようと努めた芸術家、長松清風。

そして、豊かな感性と才能により、童話や詩を通じて法華経信仰を伝えようとした宮沢賢治。

宮沢賢治が気づかせてくれるもの。

雨ニモマケズとデクノボー。

そして、ハチドリとキジ。

ぜーんぶ、つながっています。

ひと筋の道だと思います。

難しいことではありません。

遠い話ではないのです。

生き方、暮らし方、仕事の仕方、やり方、接し方、続け方のことです。

雨ニモマケズか。

ハチドリか。

キジか。

本当は、逃げ出した動物かもしれないし、ハチドリを笑う動物の方かもしれない。

自分から進んでデクノボーを買って出るなんて、とても耐えられるものじゃない。

でも、そんな生き方をしてみたら、なんてすてきなんだ、最高なんだ、気持ちいいんだ、なんだったんだ今までは、少しでもやってみよう、続けてみよう、と思ってくださったら、ありがたいのです。

お手本は、あったし、今でも、きっと、あると思います。

僕は、今年の3月12日の真夜中に、陸前高田の福田さんがFacebookに書いた文章の、最後の一文を読んで、泣きました。

痛み、苦しみ、悩み、怒り、迷い、辛さ、疲労。

想像もつかない、いろんな重たい感情を越えて、3年。

「私もあの方々のようになりたいと改めて誓った3月11日でした。」

あまりに、尊い言葉でした。

雨ニモマケズとデクノボー。

ハチドリのひとしずく。

そして、キジの物語。

「行ッテ」

行くしかない。

やるしかない。

一人でも。

一人ずつに。

「一人づつぶっつかって 火のついたやうにはげまして行け どんな手段を用ひても 辨償すると答へてあるけ」

賢治さんー。

たしかに、あまりに遠い。

すごすぎる。

でも、ぜーんぶつながっている。

そんなに抱えることはない。

そんなに気張ることはない。

ハチドリでいい。

ひとしずくでいい。

しかも、法華経本門の御題目があるから、かならず出来る。

ごくごく身近に、たくさんの方々が、ハチドリのように、キジのように、一人ひとりに、ぶつかって、ご奉公くださっています。

それが、本当に、ありがたい。

僕も僕なりに、あなたはあなたなりに、出来ることをしてゆきましょう。

功徳となることを。

いい種をたくさん蒔いてゆこうよ。

人生、種まき。

今日も種まき。

今回も種まき。

次も種まき。

気が遠くなりそうですが、ずっと続くのですね。

そんなすてきな種まきを続けているうちに、気がつくと瑞々しい木々や花々に囲まれているもの。

Keep practicing!!

Keep chanting!!

はー。

今は、名古屋駅から高速バスで長野に向かっています。

明日、長野でのご奉公を終えたら京都に帰り、日曜日は妙福寺へ。31日は妙深寺で会議、4月1日は妙深寺の月始総講を奉修させていただいた後、ブラジルに出発します。

エネルギーを満タンにしてブラジルに行かないと、みなさんに叱られますね。Facebookでもつながっていますが、たくさんのブラジルの御導師や御講師、ご信者さんと再会できるのが楽しみです。

すでにFacebookで弱ってるようなことを書いたらブラジルからご心配のメッセージをたくさんいただいてしまいました。申し訳ない。しっかりします。

とにかく、つくづく、ご奉公は、させていただくものです。

それだけが、伝わり、つながる。

キジが言うように。

「もし、私の想いが真実で、まごころからであったなら、それは天に通じ、林の火は消えるはずです。」

行事の時の、晴れだの雨だのを気にしている一方で、それ以外の、それは明らかに、天からの、御法さまからのサインであろうということに鈍感であることは、どれだけ罪深いことでしょう。

義天院。

天に義す。

義とは、美しい生き方を求めて我を下に敷くこと。

美しい生き方とは、法華経本門に示された本化の菩薩の生き方だと思います。

まだまだ高速バスだから、ブツブツ書いてます。

今回の展示会の最初のボードには、次のようなご案内文を掲載させていただきました。

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「東日本大震災 3年 復興支援 ハチドリのひとしずく展」へご来館いただき、ありがとうございます。

美しい庭園や建造物、古い仏像や絵画のない仏教系ミュージアム。一昨年の夏、ごく身近にある「生きた仏教」を紹介すべく、京都佛立ミュージアムはオープンいたしました。

当館の建設中、突如発生したのが東日本大震災でした。千年に一度といわれる未曾有の大惨事に建設中止の声も上がりました。しかし、苦難に襲われた今こそ、生きた仏教の真価を広く伝え、社会的な責任を果たすべきであるという結論に達し、今日に至っています。
 
あれから三年の月日が流れました。
 
痛みや哀しみを乗り越えて立ち上がろうとする人びとの姿は、世界を動かしました。世界中から力強い支援が寄せられ、多くの絆や新たな希望も生まれました。

死者一五八八四名、行方不明者二六四〇名、負傷者六一五〇名、建築物の全壊・半壊約四〇万戸、避難者は四〇万人以上、避難生活は長期化し昨年十二月時点の避難者数は未だ二七万四千人を越える未曾有の大災害。

しかし、時間の経過は残酷で、私たちの心は手で砂を握るかのようです。震災の年に五十二万人を超えたボランティアは、既に十分の一にも満たなくなりました。未だ支援を必要とする方が多くおられる中で、私たちは温かい心や行動、絆や希望まで忘れかけているのではないでしょうか。

たとえ遠く離れた地でも、忘れないことで出来る支援があります。思い出すことから、始まる支援があるはずです。

まず、当時の報道写真を通じて、あのときを思い出してください。

※ 死傷者数などは「東日本大震災について 被害状況と警察措置 (プレスリリース)」警察庁2014年1月10日による
 
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「東日本大震災 3年 復興支援 ハチドリのひとしずく展」
主 催    京都佛立ミュージアム 
http://www.hbsmuseum.jp/
協 賛    本門佛立宗
後 援(順不同)
京都府、京都市、京都新聞社、KBS京都、
協 力(順不同)
東海新報社、NPO法人桜ライン311、陸前高田「ハナミズキのみち」の会、チーム王冠、福呼う本舗、登米市観光物産協会、石巻ZENKAI商店街(RIP)、菅久菓子店、NPO法人食べてつながろう西会津の会、一般社団法人みんなの手、京都大学東北復興支援ボランティア、京都大学ボランティアサークルみなと、立命館災害復興支援室、佛教大学社会連携センター学生ボランティア室、ふんばろう東日本支援プロジェクト、東日本大震災復興支援チャリティーシンポジウム実行委員会
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そして、その隣りに掲示した、一番最初の写真。

一番最初は、この写真を、と、みんなで選んだ写真。

お写真を提供してくださった東海新報社に伺った時、鈴木社長からお聞きしました。

この一枚は、東海新報社の、常務さまが撮った、遺品となったカメラに残されていた写真なのだと。

家族を助けた後、ジャーナリストとして消防団の方々や、みなさんと、津波の第一波を撮ったものだと。

とにかく、一枚一枚に、語り尽くせぬ物語、生命があります。

だから、感じて、感じて、どうせなら、ビクビク感じて、行ッテ、行ッテ、生きたいものです。

「あの方々のようになりたい」という言葉や想いの尊さを、噛み締めて生きたいものです。

2014年3月27日木曜日

「宮沢賢治と法華経展」の図録 インターネットでもお求めいただけるようになりました。


下記、京都佛立ミュージアムの学芸員、亀村くんの書いた文章です。

すてきです。

「宮沢賢治と法華経展」の図録が、インターネットでお求めいただけるようになりました。

是非、ご注文くださいませー。


=====

野村克也の名言集のひとつに
「財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上なり。」 
っていう言葉があってほんとに駆け出しの頃、色々と決断しないといけないときに、心の中に小さなノムさんが出てきたものです。

先月で終わった宮沢賢治と法華経展の図録を読み直して、ふと
もし宮沢賢治だったらこうだろう。とおもった。
「財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上。法を残すは最上なり。」 

賢治はけっして人を大切にしてこなかったのではなく、
金銭的なことを気にせずに楽器やレコードを友人に譲ったり、
名声も残すことにとらわれず、ただただ法華経を伝えることだけを残して最期をむかえました。

「雨ニモマケズ」が東日本大震災後に多くの方の心を支えたのは
「人を残す」に留まらない賢治の先見的な思いが、時代を越える言葉を残したのだと思う。

インスタントな作品や食べ物に溢れたこんな時代だからこそ、この図録はほんとに多くの人に読んでいただきたいという思いで昨年末から制作してきました。お年寄りにも読みやすい級数で字間も広めにとりつつ、デザイン性も崩さず。

佛立ミュージアムでは現在、「宮沢賢治と法華経展」から「東日本大震災3年 復興支援 ハチドリのひとしずく展」に展示が代わりましたが、図録はミュージアムでまだ販売しています。是非とも宜しくお願いします。

2014年3月26日水曜日

最適化

京都は雨。ジトジトです。

諸般の事情により、私の明日の研究発表「新弘通戦略の提言 ー佛立開導日扇聖人ご生誕200年に向けてー 資産・組織の最適化を」は発表を取り止めとさせていただきます。

徹夜で準備したのですが、時間が足りませんでした。プログラムにも載っていますので申し訳ない限りです。

失礼しましたー。

2014年3月24日月曜日

検査


スケジュールの調整が出来まして、今日は朝から検査に行きました。

うーん。

とにかく、気をつけます。

2014年3月23日日曜日

ヨーコさん、すごい


若者たちを想う時、彼らを取り囲んでいる世界、ヒト、モノ、エリア、フィールド、デバイスを思わずにはいられない。

彼らは大変だ。

人生も、その問題本質も、何も変わらないけれど、複雑さは増しているから。

最近、ずっとヨーコさんのすごさについて考えている。

身長150センチ足らずの小柄なヨーコさんは、ある男性との恋愛と結婚によって、世界中から向けられた恐ろしいバッシングを受け止めた

彼女に向けられた悪口雑言、批判や烙印は数え切れない。

「悪女」「傲慢な女」「魔女」「烈しい女」「ドラゴンレディー」、そして「ビートルズを解散させた女」等々。

普通ならば、立っていることすら出来なかったはずだ。

しかし、彼女は立っていた。

それは、彼女に対するジョンの強い愛もあったけれど、それ以上に、ヨーコさんは、そもそも、すごかったと想う。

いーなー、ジョン。

ヨーコさん、ほんとにすごいのです

彼女については、また書きます。

彼女が、1974年、つまり昭和49年に書いた文章を載せますね。

インターネットや、デバイスが進化した今の若者にとって、とっても大切なメッセージだと思います。

全く色褪せない、大切なこと。

「現代の人は、ステレオやラジオ、テレビ、電話といったコミュニケーションメディアに取り囲まれている。これらの機械のスイッチをあやつっている間は、自分が何かとコミュニケートしているような錯覚にとらわれてしまう。しかし、もし誰かが急に部屋に侵入してきて私たちを殺したって、テレビは知らんぷりしてしゃべりつづけているだろう。

だから、実際は一人なのであって、誰かとコミュニケートしているわけじゃない。壁に向かっているのと同じなのだ。世界中の人が、みんな壁を眺めて、ただボンヤリしているだけのことなのである。

こういうメディアと関係を持つことは、非常に楽なわけだ。イヤになればスイッチを切ってしまえばいいのだから。こういう生活に馴れてしまうと、一対一のコミュニケーションが非常に面倒くさくなる。

母親と自分のつながりをじっくり見つめてみるとか、妻と自分の関係がどうあるべきかハッキリと立ち向かってゆくなんてことより、メディアの世界に逃げ込んでしまったほうが楽なのだ。

すると、メディアの力がどんどん強くなりすぎて、人間がメディアに振りまわされてしまうことになる。

そして多くの人間たちが自分たち人間が作った機械や組織に対して劣等感を持ったり、それに縛られたり、打ちひしがれたりしている。私たちの頭のなかには宇宙があるが、それをメディアが商品の広告、事件のゆがんだ報告などで限定している。

もう一度本来の自分の身体に意識をもどしてみないか。鏡の前で裸の自分を見てみるといい。なんて美しい動物だ、と思うだろう。身体の隅々まで神経が行きとどき、細胞の一つ一つが生きている。

そして電波なんぞよりよほど過敏なバイブレーションを、その身体から世界に対して絶えず発散してるし、また絶えず吸収している。組織(エスタブリッシュメント)なんかとは比べものにならない。テレビなんか人間に比べたら幼稚の極致だ。人間とは驚異である。」

どうだろう。

すごい。

ヨーコさん、すごいなー。

今でも十分に通じるし、感じるし、気づける、学べる。

進化し続けるメディア、デバイス。

でも、自分自身の美しさ、生命の可能性、人間という驚異、血の通ったコミュニケーション、実際にコミュニケートすることの大切さを、忘れてはならないということだ。

何十年経っても変わらない言葉を語りたいし、書きたいものだ。

ヨーコさん、すごい。

極意の伝授


極意の伝授。

今日の青年会御講は、残念ながら変わった住職に巡り合った妙深寺の青年会に対して、極意の伝授を行いましたー(笑)。

肉食系仏教徒は、とんでもない経験と失敗を繰り返して鍛えられています。

青年会のみんなと、久しぶりにゆっくりとお話できて、うれしかったなー。若返りました。

極意、忘れないようにー。

咲いたー、咲いたー、桜が咲いたー。

咲いたー、咲いたー、桜が咲いたー。

今日は妙深寺青年会の住職御講ですー。

最近、あまりにご奉公が重なっていて、1回ごとのクオリティが下がっているのではないかと心配。

ジレンマ。

御法門は生もの教えていただきます。

古いものや誰かのものも持ってきて、電子レンジでチン!というわけにはいきません。

ゴーストライターはいないし(笑)、コピペで済ますことなんて出来ません。

今日も、今日しかない、今日だけのご奉公。今日だけの御法門。

しっかりご奉公させていただきます。

その後は、ポスターにあるとおり、「話そう、お寺で。」をテーマとして境内でバーベキュー大会。僕もみんなと一緒にいただきますー。

桜の花が咲き始めた妙深寺。うれしいです。

2014年3月22日土曜日

『カリーナの林檎 チェルノブイリの森』上映会

今日は妙深寺オープンデー。この後、親子で観る心の映画鑑賞会『カリーナの林檎 チェルノブイリの森 』を上映いたしますー。

2014年3月21日金曜日

リンゴ

無事に春季総回向が奉修されました。

お彼岸は、地球の回転の大きな節目です。ですから、今年のお彼岸をどう過ごせたかで、違いが出ると思うのです。少なくとも、僕はそう確信しています。

見える世界だけじゃないから。この世は。

人間だけじゃないから、世界は。

貯金は、使えば減るの

午前中の春季総回向、午後は評議委員会、無事にご奉公させていただくことができました。ありがとうございます。

明日は妙深寺オープンデーです。13時から、親子で観る心の映画鑑賞会「カリーナの林檎」上映会が開催されます。

一人でも多くお参詣くださいー。

先日来、毎日新聞さまが京都佛立ミュージアムの「ハチドリのひとしずく展」を報道してくださっています。

本当に、感謝、感謝です。

思いがある方は、特別ですね。

ありがたいです。

リンゴが木から落ちただけで何もかも感じてしまう人と、何が起きても何ら感じない人が同居しているのがこの世界だから。

「リンゴ、落ちたよー」って叫ばないといけないし、意味を伝えようとしても、そりゃーなかなか伝わらない。

でも、それもそれ。

がんばろー。

明日も伝えてー。

春季総回向

妙深寺のお彼岸、平成26年度 春季総回向を奉修させていただきます。

手描きのポスター、本当にありがたいです。もったいないから掲載します。

2014年3月20日木曜日

妙深寺版ミニ「宮沢賢治と法華経展」

妙深寺版ミニ「宮沢賢治と法華経展」です。

設備のない中で、なんとか展示することが出来ました。

伝えたいという気持ちが、何よりも大切だと思います。

乞うご期待!

明日から妙深寺で「宮沢賢治と法華経展」


妙深寺に隣接するお宅の上棟式。

下の道から、棟上御本尊さまがご奉安されているのが拝見できました。

とっても、ありがたい気持ちになりました。

すてきだなー。

こうして、お宅をお守りいただいていること。

ありがたいです。

少し体調がましになりました。ご心配いただいていた方もあり、申し訳ございませんでした。

どうしても用意しなければならないものがあり、横浜駅まで用足しに行きました。

おでこ、眉間、鼻の頭、あご、ほっぺ。なんか顔が吹き出物だらけですが、毒素が出ているのか、内臓が悪いのか。来週検査していただきます。

明日はいよいよお彼岸です。今朝は相鉄線や相鉄バスがストで動かなかったそうで、雨の中、ストにも負けず、たくさん準備ご奉公に出仕くださり、ありがとうございます。

京都佛立ミュージアムから「宮沢賢治と法華経展」のパネルなどをお借りしました。西宮の廣宣寺さまの次の拝借。モテモテですね。いま展示準備中。

明日から短い期間ですが、妙深寺の第二本堂を会場に「宮沢賢治と法華経展 雨ニモマケズとデクノボー」を開催いたします。

明日は10時から春季総回向を奉修させていただきます。お天気も大丈夫のようです。たぶんストもありませんね。ご回向の大切さを噛みしめて、万難を排してお参詣ください。

2014年3月18日火曜日

25日は復興市と復興支援チャリティーライブです



京都佛立ミュージアムで行われるチャリティーライブのお知らせです。

復興支援チャリティーライブ開催
京都佛立ミュージアム/Kyoto HBS Museum
※見学料無料/参加予約の必要はありません。どなたでもご参加ください-!

325日(火)13時から、エントランスホールにおいて、
京都で活躍するミュージシャンによるコンサート(ライブ)を開催します。

出演は、
バイオリニストの山本啓(やまもと・ひらく)さん、
ギターと歌の男性デュオのふらっと♭(ふらっと)さん、
が確定しており、それぞれご友人に出演を打診されています。

ふらっと♭さんは
以前、ほんもんさんアート市でも公演いただいた方で、
関西を中心に数多くのストリートライブをこなし、
昨年11月にはKBSホールでワンマンライブを開催、
今年も同じく予定されているようです。

このようなプロのミュージシャンが
完全ボランティア(謝礼も交通費もなし)で
ご出演くださるイベントですー。

当日は、当ミュージアムにて復興市も同時開催しております。

【復興市】
被災地の特産品や復興応援グッズ
買って応援!食べて応援!

復興市は、被災地の特産品や復興応援グッズを取り揃えた物産展です。


次回の25日、私もご奉公させていただくつもりです。

どうか、より賑やかな復興市となりますように、よろしくお願いいたします(涙)。

Blowin' In The Wind - Stevie Wonder

ボブ・ディランの30周年記念コンサートで、我らがスティービー・ワンダーが、素晴らしいスピーチをしてくれています。

人類の歩み。

たくさんの人が、立ち上がって、世界をより良くするために、努力し続けてきたこと。

いま、ウクライナで起こっている出来事について、どれだけの関心があるだろう。

経済的な影響のことだけでいいの?

自由とか?

武力で抑圧されている人たちの声は?

若者が、キエフの広場で、何人も死んだこと。

スナイパーに、頭や胸を撃たれて。

スナイパーって。

ゴルゴ13じゃないんだよ。

要人の暗殺でもない。

若者。

石コロしか持たない若者たちでした。

たくさんの山を越えてきたけれど、まだまだ山は横たわっている。

スティーブは、この歌が、歌い継がれることの無念を語りました。

それでも、歌い続けるのですね。

彼は、ピアノを弾きながら、一言ひと言、噛みしめて、語ってゆきました。

スティービー・ワンダーのすごさだと思います。

世界中の政治家が劣化しているのは、僕たちのせいではないかな。

ボブ・ディランの「風に吹かれて」。

特別の気持ちを抱いて、彼は歌詞を歌っていました。

How many times must the cannon balls fly
(何回弾丸の雨が降ったら)
Before they're forever banned?
(武器は永遠に禁止されるのか?)

Yes, how many years can a mountain exist
(幾年月、山は存在し続けるのか)

Yes, how many years can some people exist
(幾年月 ある種の人びとは存在し続けるのか)
Before they're allowed to be free ?
(自由を許されるまでに?)

Yes, how many times can a man turn his head
(何度ひとは顔をそむけ)
Pretending he just doesn't see ?
(見ないふりをし続けられるのか)

The answer my friend is blowin' in the wind
(そのこたえは 友だちよ 風に舞っている)
The answer is blowin' in the wind.
(こたえは 風に舞っている)

ネットでも出ていないようなので、書き起こしてみました。

短い文章だから。

でも、意味があるから。

http://goo.gl/PnpiIT

「ありがとうございます、みなさん。

ここで歌えてうれしいよ、ボブ。

君のために、今夜、歌う歌を、

僕は15歳のときから歌っているんだ。

僕がこの歌に抱いている思いには、

これが歌われ続けることへの無念さがある。

無念だと言ったのは、

この歌の背景となったさまざまな出来事を思うからだ。

60年代。この歌の背景には公民権運動とベトナム戦争があった。

70年代にはウォーターゲート事件や南アフリカの悲劇があった。

80年代。南アフリカの人種隔離政策への抵抗は続き、

世界各地で飢餓との戦いがあった。

90年代も意味は失われていない。

いま、選ばれる指導者は、

人と人とのきずなを生み出せる人物でなくてはいけない。

世界と共に、祖国を忘れない人。

強い責任感を持ち、

心を広く開いて、

多数の中の少数の声を聞く人だ。

============
風に吹かれて (ボブ・ディラン)
BLOWIN' IN THE WIND -
BOB DYLAN 1963

~~~~
How many times must the cannon balls fly
(何回弾丸の雨が降ったら)
Before they're forever banned?
(武器は永遠に禁止されるのか?)
~~~~
Yes, how many years can a mountain exist
(幾年月、山は存在し続けるのか)
Before it's washed to the sea ?
(海に洗い流されてしまう前に)
Yes, how many years can some people exist
(幾年月 ある種の人びとは存在し続けるのか)
Before they're allowed to be free ?
(自由を許されるまでに?)
Yes, how many times can a man turn his head
(何度ひとは顔をそむけ)
Pretending he just doesn't see ?
(見ないふりをし続けられるのか)
The answer my friend is blowin' in the wind
(そのこたえは 友だちよ 風に舞っている)
The answer is blowin' in the wind.
(こたえは 風に舞っている)

============

僕も、こんな文章を書きました。
『私たちには夢がある』 妙深寺報2月号
http://goo.gl/S7qOMj

世界はより良く変わる。

絶対によく変わる。

未来は僕たちの手の中にある。



僕たち次第。


今年も沈丁花の香りー



アントニオ猪木さんの発声に、国会の皆さままでブルッと身震いしていましたが、ほんとーに、健康が第一。

「元気があれば、何でもできるー!」

元気がないと、なんも出来ない。

自分が思ってきたのは、「信心があれば、何でも出来る-!」でした。

だから、ご信心が落ちると、何も出来ない。

起きれなくもなり、動けなくもなり、頭もボーッとして、身体も重―い。

提婆達多品にあるとーり。

「じょーぞんみょーほーこ、しんしんむーけけん」

「情(こころ)に妙法を存ぜるが故に、身心懈倦なかりき。」

ずっと、心に置いているつもりのお言葉ですが、ここのところ、ちょっと弱りましたー。

ご信心を、落としたらいけませんなー。

そういうことです。

それにしても、季節の変わり目ですね。

春ノ嵐。

風に飛ばされてしまいそうですが、沈丁花の甘い香りが心を潤してくれます。

ハシャーン清嵐師が来日します!

妙深寺が誇る一騎当千の教務陣の中でも一番力持ちなハシャーン清嵐師が佛立教育専門学校に入学します。 ギリギリとなりましたが入国管理局から在留資格認定証明書が届き、明日スリランカでVISAの手続きをします。 良潤師に聞いたところ査証が下りるタイミングが読めないので、4月1日の来日にな...