2018年10月30日火曜日

GOOD NIGHT MOON
















ドイツのフランクフルトに到着しました。


あと2時間でサンパウロ行きのフライトに搭乗します。


前々回はアブダビ経由、前回はスイス経由、今回はまたドイツとなりました。


乗り継ぎがよく、とにかく安いものを探してゆくと、いろいろな会社がキャンペーンをしているので会社が変わってしまいます。


もっと時間をかけたり乗り継ぎを増やしたりすれば、本当に安いフライトがあります。


今回だけはそれが出来ず、こちらの都合に合わせてしまいました。


来週の日曜日は長野本晨寺の高祖会。奉修導師。妙深寺からも40名の婦人会さんを中心とした団参が計画されていました。


日曜日から日曜日の間しかブラジルに行けないことになり、現地2泊での渡航となってしまいました。


短期間でも何とかお役目が果たせるように、資料を整え、事前にお願いをさせていただきましたが(汗)。


今回も、日博上人の著書『コーヒーの壺』を持って来させていただきました。


1955年(昭和30年)、日颯上人の随伴として史上初のブラジル巡教を行った記録です。


困難な状況、対立する問題、いろいろな場面を乗り越えてご奉公を進めてゆく、日博上人の息吹まで聞こえてくるような内容。


読んでいただけば分かるのですが、書かれている内容、その文体はまるで「日博上人ブログ」で、つくづく僕は日博上人の後を追っているのだと思い知らされます。


地球と宇宙の間、空の上。


暗黒と光と大気、水の粒たちが織りなす壮大なショー、いつもながら美しい光景です。


オレンジ色のお月さまより上を飛んでいるような不思議な光景を見ることも出来ました。


あまりにも時間があったので、下手な文字を綴ってみました。


「この度は

人が人たる人になり

星の絆を取り戻し

鳥も獣も草も木も

人が人たる人だから

星が初めて見るような

むつまじき和を織りなして

人が人たる人として

生きれるように なるように

命を捧げ 身を捧げ

まずは自分が人として

こんなに素敵に変われたと

こんなに自由に生きれると

こんなに心晴れやかに

無常の中にも永遠に

欲の中でも飄々と

騒ぎの中でも颯爽と

御法のために 君のため

生きとし生けるもののため

気づけばいつもあたたかく

気づけばいつもあらためて

父を想いて心をかため

母を想いて涙を浮かべ

子どもを想い夢を見て

まことの道を追いかけて

あなたと共に追いかけて

かけがえのないこの度の

命を思い定めます

思い定めて励みます」


「紅の 月を見下ろしGOOD NIGHT MOON


「愚かなり 線なき星に線をひき 人を傷つけ 我も傷つき」


「人里を 離れ地の果て逃げ隠れ 独り安居の誘惑もあり」


あと1時間になりました。


こうして時間は過ぎてゆく(笑)。


また飛行機に乗ったら12時間は缶詰め。


朝の6時前にサンパウロに着きますので、そこからは目一杯、精一杯ご奉公させていただきます。

2018年10月29日月曜日

もったいない高祖会

























「もったいない」


そんな気持ちでいっぱいになる福岡御導師の御法門、平成最後の高祖会でした。


今回は生き生きとした御法門をさらにフレッシュにいただこうと、質疑応答形式でさせていただきました。


福岡御導師は、気迫の、迫真の、慈悲や情熱が溢れ出た御法門を、一気に説き続けてくださいました。


それは「カチッ」とスイッチが入ったように回転し続けるイメージ。


この気迫、この情熱。


こうしたご奉公が、日本人のいない海外の未知の現場で行われているということを、実感できたのではないかと思います。


「よかった」「感動した」と言うだけで足りない。人生とご奉公のターニングポイントにしなければもったいない。


後ろから御導師の御姿を拝見していて、「もったいないことだ」とつくづく思いました。


良潤師とケネカちゃんの長女・RYOちゃんも福岡御導師に初めてご挨拶できました。


ご講有巡教の翌日に生まれたのだから、RYOちゃんはすごい。


韓国のご講有巡教も盛大無事に奉修されたようです。


本当は私もご奉公させていただかなければなりませんでしたが、役職の変わったばかりの今年だけは調整がつきませんでした。


妙深寺の柴山局長がご奉公してくださっています。お出迎えの記念写真にもバナーを持って頑張っていました。


今日からブラジルです。留守をいたし申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。


ありがとうございます。

2018年10月27日土曜日

平成最後の高祖会第一座、ありがとうございます。




















雷雨だと思っていた土曜日の御会式第一座、素晴らしい晴天のもとで奉修させていただくことが出来ました。


本当に、ありがたいですー。


本堂内の半分くらい、あまりお見かけしない方々だったように思います。


自分のご奉公不足を感じると共に、世代交代が進み、新しい方々がお参詣に、ご奉公に、精進していただいているのを感じました。


全員とLINEの交換をしたいくらいです。僕のメールアドレスは妙深寺報にも出ているので「いつでも連絡ください!」とご挨拶しました(笑)。


今は新横浜駅で福岡御導師のご到着をお待ちしております。


平成最後の高祖会テーマは「福岡御導師に聞く。ご信心の自己ベスト更新!」です。


明日は最高のお天気になりそうです!


行楽日和かもしれませんが、その前に!午前中は是非とも妙深寺にお参詣ください!

2018年10月26日金曜日

明日から妙深寺の平成最後の御会式!














平成最後の御会式(日蓮聖人のご命日にあわせて奉修される大法要)。


明日27日(土)は第一座、明後日28日(日)は第二座、それぞれ10時から奉修させていただきます。


平成を締めくくり、新たな元号の時代も安穏であるために、この機会は万難を排してお参詣ください。


昨夜、スリランカから良潤師一行が到着しました。


良潤師とケネカちゃん、RYOちゃん、それぞれのお母さま5名でのお参詣です。


ご講有巡教が終了した翌日に生まれたRYOちゃん。妙深寺のご宝前に初参りです。


今日はこれから準備ご奉公。とにかく明日の御会式に備えます。


ブラジルに向かう準備もしなければ(汗)。ブラジル側で事前に行っていただきたいこともあり、時間が足りません。


京都佛立ミュージアムの次回展示についても佳境です。


今週末は韓国でのご講有巡教も御座います。妙深寺の柴山局長が韓国までご奉公に行ってくださっています。


ありがとうございますー。

2018年10月24日水曜日

創業者の価値観














今夜は満月。


小田原にあるインシー湘南店で、ボウズヨガのレッスンが行われます。


本日は妙深寺の清水清康師が担当しますので、よろしくお願いいたしますー。


昨夜、そして今日と、無事にお見送りのご奉公をさせていただくことが出来ました。


ご家族の愛情、真心のこもった、お通夜、告別式でした。


万感の想いを、ご挨拶に込めさせていただきました。なかなか上手にお伝えできなかったと思いますが。


平成17年(2005)6月号の『妙深寺報』に、喪主である奥さまが心情を吐露された記事が掲載されています。


私は佛立教務として大きな責任を背負っています。これからも背負い続けて、ご奉公させていただきたいと思います。


インターネットにアップル社についての記事がありました。


「倒産しかけていたアップル 危機を救うためにジョブズが変えたこととは?」

https://bit.ly/2PTOMMg


この記事には「組織がいつまでもイノベイティブであるため」のヒントがあります。アップルはどこで間違い、そして、いかにして復活したか。


アップルは世界で最もイノベイティブな人びとが創業し、だからこそ最もイノベイティブな人びとが集まり、本当に人間の暮らしや社会、世界まで変えてしまうほどの影響力を持った企業、集団、組織でした。


しかし、ずっとそうだったわけではない。何度も危機が襲いました。今でもそうかもしれない。


創業者のスティーブ・ジョブズがアップルから去っていた20年、あれほど影響力を誇った企業の輝きは失われ、業績は低迷し、身売り話まで出ていました。


そこに戻ったジョブズが考えていたこと。なぜアップルは凋落したのか。


以前は興隆していて、勢いがあったのに、いつの間にかどうしようもないほど落ちぶれてしまう。


どの世界にも共通します。


ジョブズはその原因を「価値観の変化」と考えていた。


価値観が変化すると、企業文化が変わり、製品のつくり方や社員の採用の仕方、評価のあり方などもすべて変わってしまう。


何よりも大切なことは「創業者のこれほど強烈な価値観を後継者たちが受け継いでいけるのかです。」とあります。


現在のアップルを率いるティム・クックの言葉も紹介されていますが、後継者がこういうスタンスだからジョブズ亡き後も何とか躍進を続けられるのだと思いました。


あらゆる権力は腐敗します。あらゆる組織は低迷もし、腐敗もし、血栓や動脈硬化を抱えるものです。


しかし、それを超える「魂」「スピリット」を大切にしてきた組織は再生し、生き残ってゆくのです。


「価値観が変化してはいないか」という問いを、常に持っていなければならないということであり、そのことに気づかせること、そこに立ち戻り実際に成果をあげる人こそ、真のリーダーなのだと思います。


今夜は満月。


横浜の港に浮かぶ満月。


そこに、一群の雲が流れてゆきました。


京都生まれなのですが、横浜が好きで仕方がありません。


京都も好きですが、横浜も大好き。


マツコ・デラックスさんに叱られそうだけど、美しくて、いい街です(笑)。


そう、街も、愛される街であり続けるために、ずっと変わらない価値を見つけ、それを守ってゆかなければなりませんね。


世界中、どの街も同じような開発が行われ、同じような看板が並んでいるようではその街だけの価値が失われてしまう。


今の国際空港はどこもかしこも同じような店が並び、つまらない商店街になってしまっています。それと変わらなくなってしまいますから。


つくづく「価値観の変化」は恐ろしいのです。


そして、様々な理由によって、ほとんどの場合は善意や賢明な判断として、価値観は変化させられてしまうものです。


創業者の強烈な価値観を大切にしたいものです。

2018年10月22日月曜日

初めて文字を書く儀式




















最終日の午前中、カルパ君の長男に対するスリランカ伝統の儀式を奉修させていただきました。


カルパ君の結婚式には日本から駆けつけて参列させていただきました。


それほどカルパ君はスリランカHBSにとって大切な人物です。


奥さんのチャラニさんとは結婚式で初めて会いましたが、カルパ君と一緒にしっかりとお参りしてくれています。


この伝統行事は「アクル・キヤウィーマ」というそうで、わが子に初めてシンハラ語や英語の文字を書かせる儀式というものです。


ご宝前に、厳かに供えられたお勉強道具がとっても愛らしく感じました。


フライトの時間がギリギリだったので、私はお看経だけ勤めさせていただいて、着替えさせていただきました。


出発前に本堂へ行くと、まさにその儀式の最中でした。


良潤師がニケシュ君の横に座り、慣れるまでゆっくりと遊んで、対話をしながらシンハラ語の一文字、英語のアルファベットを書かせてゆくのですね。


とっても微笑ましい、ありがたい儀式でした。


それにしても、この子の名前は「ヘワ・クムバルゴダ・カンカナンゲ・ニケシュ・ケシャウ・ダムサック」というので、書くのはきっと大変ですー(笑)。


急いで空港に行き、無事に搭乗してバンコクまで到着いたしました。


このまま3時間待って、23日の早朝帰国する予定です。


ありがとうございます。

ハシャーン清嵐師が来日します!

妙深寺が誇る一騎当千の教務陣の中でも一番力持ちなハシャーン清嵐師が佛立教育専門学校に入学します。 ギリギリとなりましたが入国管理局から在留資格認定証明書が届き、明日スリランカでVISAの手続きをします。 良潤師に聞いたところ査証が下りるタイミングが読めないので、4月1日の来日にな...