2021年1月31日日曜日

明日は横浜ラグーン


















昨日、ダハール清天師の手術、無事に成功いたしました。お助行いただいた皆さま、本当にありがとうございました。夜遅く、報告のメッセージと写真が届きました。


リハビリもしっかりして、元気にご奉公復帰してもらいたいと思います。


本日は妙深寺本堂で柴山迪昭氏の尽七日忌法要、納骨式を奉修させていただきました。感慨無量、万感胸に迫ります。


本日もご長男の克久氏から重ねてご挨拶をいただきました。柴山局長のお助行と帰寂は、間違いなく妙深寺の歴史に残る現証の御利益、大きな転換点となるものでした。


今でも信じられない気持ちですが、感動する私たち教講や家族の姿を見て、まさに局長冥利に尽きる、面目躍如、満面の笑みで寂光参拝されているように思います。ありがとうございます。


昨日はFMヨコハマのスタジオで番組の収録でした。たくさんのメッセージをいただき、本当にありがたいです。


リニューアル後の横浜ラグーンは、リスナーの皆さまをゲストに迎えています。とっても楽しいです。ありがとうございます。


好評をいただいている長松セレクト。厳選した曲をお送りしています。こちらも楽しみにしてください。


引き続き番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています。悩み、素朴な質問、疑問などなんでも結構です。下記のアドレスまで送信してください。


lagoon@fmyokohama.jp


帰り道、少しだけ横浜港へ。子どもの頃から勝手知ったる大好きな場所です。


明日の朝は6時半から月始総講。横浜ラグーンの放送もあります。


よろしくお願いいたします。


YOKOHAMA LAGOON(横浜ラグーン)心と体の免疫力アップ!

毎週月曜日午前5:30~6:00

FM YOKOHAMA

番組 MC : 長松清潤(住職)

https://www.fmyokohama.co.jp/sp/program/YokohamaLagoon/


空飛ぶお坊さん 長松清潤チャンネル

https://www.youtube.com/c/SeijunNagamatsu


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心細さと


昨日早朝、ご講尊・小山日誠上人がご遷化されました。


その第一報をお聞きしてから、覚悟はしていたものの愕然と力が抜けてしまいました。電話を握りしめ、再び庫裡のご宝前に向かいました。


これまでの、様々なこと、あらゆること、光景も、風景も、感動も、感涙も、すべて含めて、心に浮かんでは消えてゆきます。


一つの大きな時代が確実に節目を迎えています。それは巨大な壁であり、谷であり、山であり、時代を隔絶する節目でしょう。


心細さと危機感が入り混じり、だからこそ微力でも無力ではないと信じて、責任を果たさなければなりません。


昭和29年(1954年)、この写真を撮影してくださったのは小山日誠上人。長松寺の居間で日峰上人のお誕生日のお祝いをしているところ。あれから67年。隔世の感があります。


先週、京都の父の姉に当たる千鶴子姉さんの随想ノートが出てきました。先住の頃のままだった書斎を20年ぶりに整理しています。


素晴らしい文章で驚きました。書き出しから圧倒されてしまいました。名文家でした。


その時代、確かにそこに生きた人びと。身近な方々をモデルにして、私たちはずっと学んでいます。愛しているから悲しいし、寂しさも痛みも分かります。


私たちもいつかこの世の修行を終える。その日までとにかく生き切りたいと思います。


心細さと危機感、責任と覚悟、その先にある希望を抱かなければ、お見送りするにあたり、申し訳ないと思いました。


南無妙法蓮華経ー。

2021年1月29日金曜日

インドのカオス



























27日、インドの病院で手術を受けるダハール清天のために、大勢の方々がオンラインでお助行くださり、本当にありがとうございました。


インドですから、オンタイムで手術が始まるとは思っていませんでした。案の定、清天師は手術着のまま5時間も待たされ、やっと夜になってから手術が延期になってしまったというメッセージが届きました。


手術室の前の部屋で5時間。携帯電話も取り上げていたので連絡できなかったのです。交通事故で運ばれてきた方の緊急手術でした。インドの混沌、カオスを思うと苦笑いが浮かびます。


彼は何度も謝り、報告することが恥ずかしいと言っていましたが、気にすることはありません。インドに限らず、日本でもこうしたことは起こります。


私たちはお助行の功徳をいただきました。彼にとって、与えられたこの時間が、より深く自らを省み、信仰を深める時間となりますように。そう話をしました。


手術は明日、土曜日に延期となりました。私はFMヨコハマでの収録が入ってしまっているのですが、引き続きご祈願いただければありがたいです。


20122月、再びインドへ向かい、現在妙深寺インド親会場のある村を初めて訪問しました。写真はその時のものです。


学校で子どもたちと交流し、村長さんの家を訪ねました。ビハールにある典型的な農村でしたが、小さな村の中でも恐るべき、根強いカースト、ヴァルナを目の当たりにしました。


出自によって貧富の差が決まっていること。あまりにもそれが圧倒的で。いま、カドゥカ清地師が本当のインドを体験的に学び、レポートしてくれています。


先日、『ザ・ホワイトタイガー』という映画を観ました。インドに横たわる問題の根本。人びとの自由を奪い続ける差別の実態、真実。胃がキリキリするほどでした。


この大問題に挑んだのが仏陀であることを忘れてはならないとつくづく思い返していました。


インド、ネパール、スリランカ。ご奉公の機会を与えていただき、ただただ感謝です。

ありがとうございます。

2021年1月28日木曜日

空飛ぶお坊さん #2 ネパールからの報告


空飛ぶお坊さん #2 ネパールからの報告
ネパールのビカス君からレポートが届きました。
簡単に写真を交えてネパールでのご奉公をご紹介します。

2021年1月27日水曜日

空飛ぶお坊さん #1 自白


「空飛ぶお坊さん #1 自白」
最近動画を配信していますが、シリーズ「仏教徒 坂本龍馬」では難しくて申し訳ないので、「自白」と題してお話をしました。
昔の動画や写真を交えてお話ししておりますー。

今週のボウズワードは「変化」








横浜ラグーン。今週も爽やかに放送させていただくことが出来ました。


ボウズワードは「変化」。さて本来の意味は?変化を活かす生き方とは?


お時間のある方は、是非よろしくお願いいたしますー。


YOKOHAMA LAGOON(横浜ラグーン)心と体の免疫力アップ!

毎週月曜日午前5:30~6:00

FMヨコハマ | 2021/01/25/

番組 MC : 長松清潤

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ダハール清天師の手術@インド・チャンディーガル




























本日、日本時間の13時半よりダハール清天師の肩の手術が行われます。


もう長い間、彼は肩の関節に異常を抱えていて、年々痛みが強くなり日常生活にも支障をきたすようになりました。


コロナ禍ではありますが、現在ダハール清天師はネパールからインドに移動しています。チャンディーガル(chandigarh)という街の病院で診察していただき、本日の手術となりました。


妙深寺門末、INS(インド、ネパール、スリランカ)のみんなでお助行させていただくつもりです。どうぞ、よろしくお願いいたします。


手術にあたり彼は親戚の家に滞在していましたが、ヒマル・ダハール(Himal  Dahal)さんの家に御本尊をご奉安させていただきました。


ネパール別院の留守は学徒であるビカス(Bikash Thapa)を中心に守ってくれています。また、HBS Nepalのシニア・メンバーであるイシュウォール・タパリア(Ishwar Thapaliya)さんも数日間のご奉公に入ってくれていました。ありがとうございます。


先日、清天師たちはネパール特製のお戒壇を整えました。ありがたいです。20211116日は旭の七回忌。コロナ禍ではありますが、一つ一つご奉公を積み重ねてもらいたいです。


今日の手術は別の部位から骨を取り、それを使って関節機能を再生されるもので、約2時間かかるそうです。手術の無事成功、術後の経過良好を心から祈念させていただきます。


現在、カドゥカ清地師もインドのラージギル、妙深寺インド親会場にいてご奉公してくれています。なんと彼は玄奘三蔵、つまり三蔵法師が学んだナーランダ大学の講座を受講しています。またゆっくりレポートします。本当に優秀です。


それでは本日のお助行はインド時間10時、日本時間13時半からとなります。よろしくお願いいたします。


重ねて、今日も皆さまが大切な一日を無事に過ごさせていただけますように祈念しております。


南無妙法蓮華経。

2021年1月26日火曜日

今日という一日




今日という日も、皆さまが幸せでありますように。


穏やかでありますように。


安らかでありますように。


スッタニパータ第1章8「慈しみ」


「他の識者の非難を受けるような下劣な行いを、決してしてはならない。

一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。

いかなる生物生類であっても、

怯えているものでも強剛なものでも、

悉く、長いものでも、大きいものでも、

中ぐらいのものでも、短いものでも、

微細なものでも、粗大なものでも、

目に見えるものでも、見えないものでも、

遠くに住むものでも、近くに住むものでも、

すでに生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、

一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。」

2021年1月24日日曜日

シリーズ『仏教徒 坂本龍馬』 #2 ハリー・パークスの書簡@英国公文書館


シリーズ『仏教徒 坂本龍馬』 #2 ハリー・パークスの書簡@英国公文書館

海援隊の出版といわれる『藩論』について。

龍馬の暗殺から1年。海援隊の隊士たちは近江屋に集まった。そこで企図されたのが『藩論』であったと考えられる。『藩論』に著者名はない。しかし研究者はほぼ海援隊によるものという見解で一致している。同志社大学の住谷先生、長崎国際大学の関家先生。

パークスはこれを絶賛し、本国にレポートした。

2019年10月、ロンドンの英国公文書館を訪ねてその書簡の実物と出会った。

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一人で苦しまないで


昨日のお話の続きなのですが、日本が選択した新型コロナウイルス対策は心に重い負荷がかかるものと思われるので、あらゆる形で対象となる方々の心のケアに努めなければならないと思います。


入院拒否した人を厳罰化する法案が出ています。


こうした中、感染したことを隠し、ひたすら家にこもって苦しんでいる人がたくさん生まれていると想像してしまいます。


怖い、恐ろしい状況だと思います。


感染者への差別というか、社会の見方、あり方が、歪んでいるように思います。


「夜の街」などの発言もありましたが、すでに何ヶ月も前から誰がどこで感染したか分からない状況であり、家庭内クラスター、市中感染に移行しています。


社会は何度も過ちを犯してきました。ハンセン病患者への差別、排除。人権を無視したおぞましい手術など、社会全体で個々を封殺した出来事が何度もありました。


保健所の方々も医療機関の方々も必死で対応してくださっていると思います。


しかし、私たち大衆の心理が政治に煽られて荒んではいけない。思惑に迷ってはいけない。


俯瞰して見ると、ご自身で感染を疑っているとして、あるいは感染したとして、それをオープンにできる空気でなければ苦しすぎます。


実際、自宅にこもり、症状の悪化に怯え、一人で苦しんでおられる方がたくさんおられるのではないでしょうか。本当に、心配です。


公表することのリスクを、意図的に大きくして、無症状の人は検査も受けず自宅にこもっていなさい、と言っているかのように感じます。


とにかく、みんなで慈悲を最大化して、乗り越えてゆきましょう。


お寺では、心を支えられるように準備をしています。


南無妙法蓮華経ー。


今日も、みなさんが無事でありますように。新型コロナウイルス感染症が速やかに終息しますように。


罹患者の方々の当病平癒、健康回復、医療従事者の皆さまの、身体健全、職務完遂を、心から祈念させていただきます。


写真は感染拡大が続くイタリア。20072月、ブラジル出張からの帰りに立ち寄ったフィレンツェのドゥオモから撮影したもの。

2021年1月23日土曜日

差別


英国では変異種の死亡率は従来のものの3倍と発表されたようです。しかも感染率は8倍というのですから何とも言葉がありません。


新型コロナウイルスは大変に恐ろしい病気ですが、もっと恐ろしいのは心の中に生まれるウイルスで、こちらも上手に変異を重ねて生き残ってきました。


こうした心のウイルスに勝つためのワクチン、免疫力を高める薬が仏法であり、御題目の教えのはず。「雨ニモマケズ」このワクチンをたくさんの方に接種いただけるよう励むことが菩薩行と教えていただきます。


昨日、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中だった東京都の30代の女性が自殺したと発表されました。


恐ろしい孤独だったと思います。本当に、想像するだけで、胸が痛くなります。


今の日本社会で感染すると、得体の知れない差別のようなものが生じて、白い目か何か分かりませんが、そういう雰囲気、空気があると思います。


日本の感染症対策はクラスターの発生源を追いかけるやり方とのことですが、このやり方を一刻も早く転換すべきでした。


それでなくても日本人には恥の文化があり、島国根性があります。


第一波の時は、以前から比較的多くの方がマスクを着用していた日本人のライフスタイル、清潔さ、人と人との距離感、従順で真面目な国民性が功を奏した。


しかし、乾燥する寒冷期には通用せず、Gotoもあって全国的な感染拡大となりました。


現在、世界の感染者数は1億人まであと3000万人。亡くなられた方々は200万人を超えました。


そして、日本でも35万人の感染者、死者は約5000人。


この際、まずはニューヨークやイギリスのように、圧倒的な大多数の人びとが、簡単にできるように体制を整えて、この重たい空気を払拭して臨まなければ、精神的に追い込まれてしまうのではないかと懸念します。


人間の持つ、心の中に入り込む、ウイルスによって、人を差別したり、攻撃したり、蔑んだりして。


もっとオープンに、もっと慈悲を最大化して、新型コロナウイルスの対策を転換し、進めていただきたいと願います。


実は、お寺の中でも、うっかり病気になったことを言えない、という雰囲気が存在すると聞きます。


というのは「病気」と言ったら、すぐに「謗法や罪障でそうなった」「改良しましょう」「お助行しましょう」と言われ、なにか穏やかではないというのです。


ですから、病気になってもお寺には内緒。治ってから言います、なんて聞いたことがあります。


これは、本当にいいことではありませんね。いい雰囲気ではない。


確かに、お互いに支え合い、励まし合い、戒め合い、お折伏をし合うことが大切。しかし、この教えを片手で捉えると、息苦しく、ギスギスしたものとなってしまう。


何よりも大事なことは「慈悲を先として」ということなのです。「慈悲」がなければ全く意味がないのです。


妙深寺では「生きたお寺」も一歩間違えればギスギスした雰囲気になってしまうことを念頭に、だからこそ「慈悲」こそ最も大切なご奉公の根幹とご披露を重ねています。


新型コロナウイルスに感染した人に対する雰囲気、私がいつも気をつけている雰囲気、なぜか重なります。


為政者、関係者は、心を見て、心を守り、心をつなげ、心を治すことを考えなければならないと思います。


とにかく、心のケアをしっかりとしてゆかなければなりません。


妙深寺では「感染したかもしれない」「感染してしまった」という方々への心のケアをスタートしています。


不安になっている方の連絡に、御講師が真摯に答え、色々なアドバイスをしたり、万全の対策を取りながらお供水や物資を届けたりしています。


緊急事態宣言下、たくさんの制約がありますが、だからこそ試されていると思って、頑張りましょう。


「昨日は人の上、今日は身の上」です。


絶対に変な差別をしてはいけない。いつか我が身に返ってきて後悔することになります。


ありがとうございます。

2021年1月22日金曜日

火星に小鳥
















夕方、本堂から境内に出ると、煌々と輝く半月が浮かんでいました。


その右上の星は金星かと思っていたのですが、火星のようです。1月の主な天体現象を見ると、1月21日に「上弦の月と火星が並ぶ」とありました。


明るい月の光にも負けず、すごいです。


妙深寺のふれあいの森に、たくさんの小鳥たちが集まってきていて、とっても嬉しいです。


最近は鳥の名前を覚えて、話しかけています。


小さく、丸々としたメジロ。可愛いし、綺麗。


ハクセキレイなのかエナガなのか、まだ微妙に分からない。


シジュウカラやマヒワ、ルリビタキ。


小鳥たちとの会話は楽しいです。


この前、庫裡の玄関で、とし子さんの作ってくれたお正月飾りに3羽のメジロが止まっていました。


今日もたくさんの鳥が見れるといいな。


よろしくお願いいたします。

ありがとうございます。

映画「[窓] MADO」の上映会にお越しください🙏

10月2日のFMヨコハマ「横浜ラグーン」は先週に引き続き俳優の西村まさ彦さんをお迎えし、映画『[窓] MADO』の麻王監督にも加わっていただいてお話をお聞きしました。 映画『[窓] MADO』は「横浜・副流煙裁判」と呼ばれた一つの出来事をテーマにしています。原告家族「A家」と被...