2019年9月30日月曜日

ネパールで生まれたブラジルのスカウト会































日曜日の朝、サンパウロにある日教寺の本堂は大勢のお参詣でいっぱいでした。ありがたいです。


今朝の御法門は私が担当させていただきました。行宗師に同時通訳していただきました。ありがとうございます。


スカウト会の活動を直接見ることが出来ました。すごい人数でビックリしました。大勢の子どもたちがいっぱい集まっていました。リーダーもすごい。


高崎御導師は以前からブラジルでスカウトを発足させたいと思っておられたそうです。しかし、それを本当に決意したのはネパールで焚き火を囲みながら野崎さんと話をしてからとのこと。


野崎さんと話しながら「よし!ブラジルでもスカウトを始めよう!」と思ったと言っておられました。発足直後から近所の方々が入隊し、リーダーも集まり、一気に盛り上がりました。本当に盛り上がっています。御導師は「野崎さんにブラジルへ来て欲しい!」と言っておられました。


ちなみに、ブラジルでは「ボーイ」「ガール」の区別がないそうです。スカウト会のご家族がご供養会場の一角でパンやケーキをセールしていました。活動費にするそうです。みんながスカウト活動を応援するために買ってくれていました。メンバーの方々、明るいです。


全伯会議は日教寺の本堂が会場。円卓会議となっていて、極めて厳粛な雰囲気でした。


会議終了後、松本御導師の当病平癒を願い、お助行の口唱会をさせていただきました。ブラジルの皆さんが声をふり絞り、松本御導師のことを想って熱祷を捧げました。ありがたいです(涙)。


引き続き住職会議でした。もう夜の19時を過ぎました。


ありがとうございます。

2019年9月29日日曜日

ブラジル初日
















無事にブラジル、サンパウロに到着し、22時まで会議。初日からありがたいです。


初日に予定されていた大切な2つの会議が終わり、レポートを書くのに早起きしました。


いまブラジルは日曜日の朝の6時前です。


会議の合間に夕食のご供養をいただきました。婦人会の皆さまが作ってくださったカレーライス。美味しかったー。スリランカでスピーチをしてくれたトシエさんがお教化した2人の女性が新たにご奉公しておられました。本当にありがたい。


カレーライスの食べ方、日本とブラジルでは決定的な違いがあります。おもしろいなー。世界は発見に溢れてる。またラジオでお伝えしようー。


今ブラジルは春になるところ。でもスイカがデザート。日本の2倍くらいある大きさです。味は繊細で美味しい。


肉まんの手作りにもビックリ。ブラジルの日系人はお豆腐も作ってしまうくらい各家庭に手作りのレシピをたくさん持っておられます。日本より食文化が家庭料理に残っているかもしれません。


朝参詣は8時からです。今日は本門佛立宗ブラジル教区の全伯会議。ブラジル全土から住職と事務局長が集まる最高会議です。


会議に引き続き日教寺の本堂へ移動し、全員で松本御導師の特別お助行、口唱会をさせていただきます。泣きそうです。ありがたいです。


ありがとうございます。

2019年9月28日土曜日

関空からブラジル














ギリギリのギリギリまで予定が入っていて、乗り遅れそうでした。


17時のフライトだったのに関空に着いたのは16時(汗)。


今回は宗会が金曜日の開催でした。ブラジルでは土曜日と日曜日に最重要会議があり、どうしてもその会議に参加しなければなりません。


この週末だけで「新・日教寺委員会」「日水上人御五十回忌委員会」「全伯会議」「住職会議」という4つの大きな会議が予定されています。


昨年に引き続き、心して臨みます。


月曜日からは国内線を使ってブラジル各地を巡回するスケジュールが組まれています。佛立アンバサダーとしてコレイア御導師や良潤師に走り回っていただいているのだから、僕が走るのは当然ですね。


月曜日はサンパウロから飛行機でブラジルの首都・ブラジリアへ。火曜日は同じく国内線でクイアバ、そのまま夜のフライトでアラサツーバ。


水曜日はリンスの大宣寺へお参詣して御五十回忌委員会。夕方のフライトでサンパウロへ移動。木曜日と金曜日は日教寺を中心にしたご奉公です。


土曜日は車で移動しながらタウバテの佛立寺で創立70周年法要を奉修させていただき、日曜日はリオデジャネイロの法昌寺で創立60周年法要を奉修させていただきます。


ひとまず、このようなスケジュールです。


今回の日本〜ブラジルは29時間コース。現在トランジットです(涙)。


携帯もパソコンも、身体も心も充電しとかなきゃです。

2019年9月24日火曜日

ハチドリのお参り


ブラジルからのメッセージ。なんてステキな便りでしょう。


今朝、コレイア御導師からメッセージをいただきました。それはそれは、世にも珍しい、素晴らしい写真でした。


なんと、本堂にハチドリがお参りしていたというのです。コレイア御導師のご自坊、ブラジルのモジ・ダスクールゼスにある隆昌寺へ。


日曜日は隆昌寺の御会式で516名のお参詣があったとのこと。弘通4誓願もほぼ達成しての奉修。すごい成果です。


まるで、そんな素晴らしい御会式に花を添えるように、ハチドリがお参りしてくれるなんて、なんてステキなことでしょう‼️


以下、コレイア御導師からのメッセージを載せさせていただきます。


「右上の枝に(後ろ姿しか撮れなくて)、、、お看経しながらだからよく撮れませんでしたが、お会式の時にハチドリがずっと飛び回っていたのでうれしかったです。


来月の隆昌寺報の住職巻頭は『ハチドリまで参詣した』という題名です。


そして、今朝の朝参詣にも御法門の途中で再び現れ、お花の汁を吸ってお礼参詣をしていったのです。


まあ、たのしかったです。高祖会だからお祖師さまもニコッとしておられたのだと思います。」


本当に、この感性が素晴らしいです‼️


ありがとうございます。

2019年9月23日月曜日

令和初のお彼岸は























令和初のお彼岸、秋分の日。皆さんはどんな風に過ごされましたか?


妙深寺では令和元年度、秋季総回向を奉修させていただきました。


風は強かったものの、横浜は何とかお天気でありがたかったです。


奉修後、妙深寺の教養7会、薫化会、青年会、ボーイスカウト、ガールスカウト、婦人会、壮年会、松風会から上半期の活動について報告いただきました。


妙深寺の新しい教養会は凄いポテンシャルです。世代も、ジェンダーも、利害関係も、あらゆる垣根を超えて交流するお寺のコミュニティ。世の中にあるようでありません。本当にありがたい。


その後も大切な話し合い、ご面談、ご面会と続き、あっという間にFMヨコハマの収録へ(涙)。


準備が足りないと思いつつ、それでも精一杯させていただきました。奈佑ちゃん、本当にありがたかったですー(涙)。


祝日にもかかわらず、喜多監督、小室常務、志儀ディレクターにもスタジオまで参集いただき、無事に完了できました。ありがとうございます。


明日の早朝には京都へ移動、そのまま27日に関西国際空港からブラジルへと出発します。つまり荷造りは今夜しなければなりません(涙)。


がんばりまするー。


とりいそぎ。

2019年9月21日土曜日

京都佛立ミュージアムの朗読会


















京都佛立ミュージアムでの朗読会、無事に終えることが出来ました。


どうしても、したかったのです。


昨日はグレタさんの呼びかけで全世界が気候危機と環境保護、断固たる具体的な行動を呼びかけた金曜日。9月20日。


今日は国連の認めた国際ピースデー、そして宮沢賢治さんの祥月ご命日。


賢治さんの生涯と言葉を読み返し、お集まりくださった皆さまと共に大切なことを学ばせていただきました。


「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」


この言葉や考え方と、今の世界情勢、人びとの心のあり方はどう捉えるべきか。


「生徒諸君に寄せて」という文章で、賢治さんは何を伝えようとしていたのか。


「諸君よ。

紺いろの地平線が膨らみ高まるときに

諸君はその中に没することを欲するか

じつに諸君はこの地平線における

あらゆる形の山嶽でなければならぬ

宇宙は絶えずわれらによって変化する

誰が誰よりどうだとか

誰の仕事がどうしたとか

そんなことを言っているひまがあるか

新たな詩人よ

雲から光から嵐から

透明なエネルギーを得て

人と地球によるべき形を暗示せよ

新しい時代のコペルニクスよ

余りに重苦しい重力の法則から

この銀河系を解き放て

衝動のようにさえ行われる

すべての農業労働を

冷く透明な解析によって

その藍いろの影といっしょに

舞踏の範囲にまで高めよ

新たな時代のマルクスよ

これらの盲目な衝動から動く世界を

素晴らしく美しい構成に変へよ」


私は「ほんとうのさいわい」や「まこと」について、深く考えます。


鬼にも仏にもなる人間の進化を願うこと。


平和と平等。あるべき、目指すべき、地球と人間の社会。


人種差別も、男女差別も、LGBTQも、大きな壁を乗り越えて、人間は実際に進化してきた。まだまだ足りないけれど、人間の価値観が進化していなければ、アメリカに黒人の大統領は誕生していないし、女性も虐げられたままだった。


これから、アル・ゴア氏が言っていたとおり、環境活動も必ずや最重要の政治テーマとなる。このことを分かっていない、相変わらず巨大企業のビジネスモデル、大量生産・大量消費に支えられ、お茶を濁すような政策しか出来ない人は信望を失う。


行ったり来たりしながら、必ず僕たちは進化する。そう、信じさせてくれる言葉が、賢治さんの作品や詩の中に溢れているから。


仏教は、宗教に定められたカーストやヴァルナが絶対のヒンドゥー社会にあって、真っ向からこれを否定し、人間の尊厳とほんとうの自由を説いた。


「人間は生まれによって貴賎が決まるのではない。その行動によって決まるのである。」


当時こんなロックな言葉はない。当時の常識の全面否定だった。しかし、これに挑戦し、これを実現した。みんなが「おかしい」と思っていたからだ。だから一国の王や民衆は仏陀を支持した。


僕は、毎日いろいろなことがあるし、批判や中傷や妨害も誘惑もあるし、政治やビジネスのようなこともたくさんあるけれど、利害損得を超えて、人間を信じたい、人間の進化を信じたい。


何度も書いているけれど、今日も朗読会をさせていただきながら、龍馬から賢治さん、トランクの中の日本から不都合な真実まで、全くブレず一本の線になっていることを確信しました。


今朝、横浜からバックいっぱいに本を運び、賢治さんの言葉と、賢治さんが引用した日蓮聖人のお手紙、賢治さんが19才の時に読んでガタガタと打ち震え、涙したという法華経の御文も朗読させていただきました。法華経を拝読して泣く賢治さんすごい。僕が思う賢治さんが泣いたポイントを朗読しました。


いま新幹線です。京都佛立ミュージアムとして、国際ピースデー、賢治さんのご命日のイベント。無事成功。午前と午後、90分を2回。声が枯れました。


貴子さんが「歌うよりも話す方が喉に負担がかかる」と教えてくださいました。僕は力を入れて話しすぎるから、もう少し穏やかに話すようにアドバイスもいただきました(笑)。ロックの女王のアドバイス、大切にします‼️


20日の夜は100万人のクラシックライブのオープンデーでした。本当に、ありがたかったです。ジャケットを忘れて、恥ずかしい格好で行ってしまいました。でも、西田会長や太田先生が優しく迎えてくださって、本当に嬉しかった。


「20年後、住職がどうなっているか、楽しみだ」「世の中は変わる。その時に仏教やお寺やお坊さんがどうあるか、見てみたい」


西田会長や太田先生が言われたことを、深く胸に刻みました。ありがとうございます(涙)。


蓑田代表、スージー奥さまには感謝しかないです。本当にありがとうございます。


もうすぐ、やっと新横浜に到着しますー。よかったー。


今日の朗読会、参加いただいた皆さま、そして特にご奉公いただいた京都佛立ミュージアムのスタッフのみんなに、心から感謝申し上げます。


ありがとうございますー‼️

映画「[窓] MADO」の上映会にお越しください🙏

10月2日のFMヨコハマ「横浜ラグーン」は先週に引き続き俳優の西村まさ彦さんをお迎えし、映画『[窓] MADO』の麻王監督にも加わっていただいてお話をお聞きしました。 映画『[窓] MADO』は「横浜・副流煙裁判」と呼ばれた一つの出来事をテーマにしています。原告家族「A家」と被...