2025年9月22日月曜日

時を超えて続く奇跡の物語





 いつもご心配をおかけして申し訳ないことばかりです。清行師に嫁いでくださり、過酷なネパールでご奉公してくれているウィニーちゃんのご両親。


ほんの短い時間でしたが、昨夜は年に一度の休暇を利用して来日されているご両親とご一緒させていただきました。


70年に及ぶ歴史があります。妙深寺初代ご住職・日博上人が最初にブラジルへ渡航した1955年(昭和30年)、飛行機のタラップを降りられる日颯上人の手を取っているのは「長松学徒」という肩章を付けたお母さんのお祖父さま。


有名な写真でした。この写真の方の曾孫さんが、コレイア清行師と結ばれるなんて、そして国際弘通の最前線でご奉公くださっているなんて、想像を絶することです。


帰国後、海外弘通委員会の設立や『らんぱらす』の発刊など、いろいろなご奉公が始まりましたが、12年後の1967年(昭和42年)には日博上人はご遷化になられました。何とかバトンを落とさず、受け継いで今があります。


ただ一つの命、たった一度の人生。一日一日を大切に。今こそ永遠。今日こそ未来。


「己が身につみし功徳は火にもやけず 人もぬすまず持て行なり」


「天のあみ、人にかかりて顕はるる也」


「辛抱せよまことはつひにあらはれん しれずにしまふ悪はなき世に」


「御利益の あまりふしぎのうれしさに うそでないかとうたがはれけり」


評論家や批評家には分からない佛立仏教の世界、真実の物語。あまりにも不思議で、あまりにもありがたいです。


ウィニーちゃんの身体健全を心から祈り、彼女が清行師、清地師のご奉公を支えてくださっていることを忘れません。申し訳ないほどです。感謝しても仕切れません。


貴重な時間をいただきました。ありがとうございます。

明日は秋季総回向、11時からの奉修です。


「我が頭は父母の頭、我が足は父母の足、我が十指は父母の十指、我が口は父母の口なり。」日蓮聖人 / 忘持経事


「いかにも、いかにも、追善供養を心のおよぶほどはげみ給うべし。」日蓮聖人 / 上野殿後家尼御返事


「我父母の物をゆづられながら、死人なれば何事のあるべきと思ひて、後生を訪はざれば、悪霊と成り、子々孫々にたたり(崇)をなすと涅槃経と申す経に見えたり。」  日蓮聖人 / 功徳回向抄


「屢々滅失の危険にさらされる有形の財産よりも、空ろかほど迄に親密であった先祖と子孫の者との間の交感を、出来るだけ具体的に知って居る方が、どの位家の永続に役立つか知れない。」柳田國男 / 『先祖の話 十一 家督の重要性』


ご回向をしっかりといたし、無常の中にも天の味方する妙不可思議な人生こそ醍醐味と感得します。


南無妙法蓮華経ー。

よろしくお願い申し上げます。

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