2025年5月31日土曜日

妙深寺の危機






妙深寺の危機


昨夜、教務会の後、清和会さんに呼ばれて、妙深寺にある全てのお米を集めても10キロしかなくなってしまったと報告を受けました。


令和の米騒動、妙深寺も大変な状況です。お教務さんのご供養を考えても、毎日何升ものお米を炊いています。


毎月、月始総講にお米をお供えくださるご信者さんもおられましたが、この大変な米価高騰の危機の中、現実的にご供養が不可能な水準まで達してしまっています。


原点に立ち返り、厳しい状況ではありますが、改めてお寺へのお供え、生きたお寺でご奉公する僧侶へのご供養を心がけていただければありがたいです。


師匠と米づくりに励み、「地涌米」を送り出していた日々が懐かしいです。師匠に教えていただいたこと、改めて頑張りたいと思います。


何とぞよろしくお願いいたします。

南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

2025年5月29日木曜日

人生というたった一度の航海










どんな風に生きるか。ただ一度、今回かぎりの人生という航海を、数々の波濤を乗り越え、見事に舵を切ってきた先輩方に学ぶ。こんな素敵な時間はありません。


「獺祭」を世に送り出した旭酒造の桜井会長。気さくで、朗らかで、ジェントルマンで、何より最幸の笑顔で、かっこいい。三代目として波瀾万丈の経験を重ねながら、傾いていた家業を再生・再興させ、世界有数の酒造メーカーとして確立。「売り家と唐様で書く三代目」とは真逆、学ばせていただくことしかないです。


弘兼憲史先生の作品からどれだけ人間という生き物の複雑さや滑稽さ、悲哀を学んだか分かりません。そうした作品を生み出す弘兼先生の凄さ。圧倒的な影響力。そんな先生方を集める方々の人望や人徳にも学ばせていただきました。みなさん、すごいです。パワフルで、やさしくて、細やかで、信義に篤い、少し怖い(笑)。


気がつけば自分たちも人生の後半に入りました。しっかり舵を取ってきたつもりですが、まだまだ航海の途中です。目的地にたどり着くまで、迷わずに船を進めていきたいと思います。


千穐楽、王鵬関にもお会いできました。矢澤先輩にもお会いできました。今生人界、不思議なご縁に満ち満ちた人生はまだまだ続きます。


ありがとうございます。

2025年5月28日水曜日

ブラジルから写真をいただきました🙏














昨日は間に合わなかったのですが、ブラジル教区から写真をおすそ分けしていただきました。


南米最大の仏教寺院、その壮大な本堂で執り行われた法要、たくさんのお参詣は圧巻です。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

2025年5月27日火曜日

日水上人の奉讃歌

ブラジル仏教初祖・茨木日水上人の奉賛歌。

開拓者精神を忘れてはならない。真の開拓者を前にして。

ラストサムライ。日水上人。

南米最大の仏教寺院、誕生ー‼️








言葉にならない感動とはこのこと。最後に流れた「日水上人の歌」で涙が溢れました。


はるかブラジルで、歴史に残る偉大な法要が大成功のもと奉修されました。南米最大の仏教寺院・本門佛立宗ブラジル教区 中央寺院 日教寺の新本堂 開堂式。日本からご講有にお出ましをいただき、約70名が随行くださり、約束の日を迎えました。仏教史、いや人類史における重要な一日となったに違いありません。


何もかも素晴らしかった。すべてがブラジルらしく、コレイア御導師らしく、細やかで、斬新なアイデアが詰まっていて、ご信心があって、教講一体はもちろん、老若男女みんなの力が上手に引き出されていて、その力が絶妙に集約されていて、素晴らしかったです。


式典があり、御法門をいただき、すべてが見事に進行し、いよいよクライマックスに、100名のスペシャルチームが前に出てきて日水上人の奉讃歌。オンラインには2014年に京都佛立ミュージアムが制作した「日水上人の歌」の映像が流れました。


ここで、これかー。過去から現在、現在から未来。永遠の今を最大化しておられる。つくづく、すごいご奉公をなさっていて、ただただ感服、敬服、感動ー。本門佛立宗ブラジル教区、コレイア御導師、御導師、ご住職、御講師方、ご信者の皆さまに、重ね重ね頭が下がります。胸がいっぱいになり、感謝と感動の喝采を贈りたいです。


2014年、京都佛立ミュージアム「ブラジルと仏教展 〜一番遠くて近い国〜」のために亀村くんと訪伯しました。ひどいスケジュールで、日教寺に泊まり込み毎日睡眠3時間、走り回って取材しました。


あの時の映像ー。映像の最初はリンス大宣寺の本堂でお看経している姿、教竜師、伯是師、教正師がいる。3人のご住職方が映るこの映像を選ぶブラジル教区がすごいです。


今日の日を、彼らも一緒にご奉公しておられるように思いました。ブラジル教区が彼らを決して忘れず、常に一緒にいることを感じました。この日を迎えるにあたり、どれだけの苦難、困難、もう無理というギリギリがあったこと、少しでも油断すればバラバラになっていた事態を、皆さんが乗り越えてきたことを、思い返すことが出来ました。つくづく、すごいです。


日水上人とともに、教竜師、伯是師、教正師も、寂光からブラジル教区の今を、誇らしく思っていると確信します。


そして、今日、5月27日は松本現喬御導師の祥月ご命日でした。朝、「松本御導師が亡くなって5年」と思いながら御題目を唱え、導師座で一人ウルウルしていました。ブラジルへ駆けつけてくださった御導師、日教寺の本堂で泣きながら御法門された姿、佛立魂でした。「一からやり直し」です。


とんでもないことを成し遂げました。あまりにも巨大なミッションの達成です。だからこそ、ここからが、さらに大きな挑戦になります。巨大な日教寺を護持するため、これまで以上に本物のご信心、ご奉公が求められます。護持するとは単に守ることではなく、ありとあらゆる可能性を追求してご弘通を前に進めること。あれほど大きな法城を隅々まで最大限に活用して、休むことなく動き続けることが求められます。


2ヶ月後には全ブラジルの青年会のイベントが開催される予定と聞いていますから、休むことはないだろうし、新しい法城の隅々まで大活用されることは間違いありません。すごいです。


いいことも、悪いことも、すべては最高のタイミングだったはずです。それが妙不可思議の仏教、プリモーディアル・ブディズムです。


全世界、ブラジルのこのご奉公を見習って、奮起しましょう。あらゆる意味でイノベーションを起こさなければもちません。


決して忘れてならないことは、この世界が極めて厳しい局面に突入していることです。末法悪世の厳しさは過去の比ではないほど増しています。無常の荒波はほとんど津波のように押し寄せています。何もかもが変わる時代の狭間に立ち、やらなければならないこと、考えなければならないことは山のようにあります。


「感心上手の信心下手」という言葉もあります。「すごいな」なんて言っているだけではどうしようもない。もはや評論家や研究者、学者は意味を為しません。やらなければ何もならない。思っているだけ、考えているだけ、口先だけなら、誰でも出来る。そういう時代じゃないのです。


妙深寺から6名の方々が参加し、きっと大感動と共に帰国してくれます。妙深寺も「一からやり直し」のつもりで大改良、そして挑戦してゆけたらと思います。


ブラジルの偉大なご奉公、それを実現した教講の皆さまにこれ以上ないほど大きな喝采を送らせていただきます。心の奥底から尊敬します。


南無妙法蓮華経

Muito Obrigado

Namu Myo Ho Ren Ge Kyo,,,,,

Arigatou gozaimasu.


ありがとうございます。

長松清潤拝

2025年5月26日月曜日

ネパールの盆栽マスター









































約1ヶ月間、日本で研修していたジバンさんが無事にネパールへ帰国いたしました。よかったです。ありがとうございます。


妙深寺ネパール別院の素晴らしい信徒であると同時に、黒崎とし子さんのご指導をいただいてネパールを代表する「盆栽マスター」として活動を続けています。


帰国前、日曜日の朝に彼がご挨拶した全文をお読みいただければありがたいです。ネパール語、英語、日本語。ありがたいです。


「आरिगातो गोज़ाइमासु,


आदरणीय गोज्युशोकु, भिक्षुहरू, सेइवाकाई, र म्योशिन्जी मन्दिरका प्रिय सदस्यहरू,


आज म यो पवित्र म्योशिन्जी मन्दिरमा मेरो अन्तिम दिनहरूमा यहाँ उभिएको छु, मेरो मन कृतज्ञता र नम्रताले भरिएको छ। यो एक महिनाको योकोहामा बसाइ एक परिवर्तनकारी यात्रा भएको छ, र मलाई यो अविश्वसनीय अवसर प्राप्त भएकोमा गहिरो सम्मान महसुस भएको छ। म गोज्युशोकु, सेइग्यो शी, र म्योशिन्जीका सबै सदस्यहरूलाई मलाई यहाँ सिक्ने र बढ्ने अवसर दिएकोमा विशेष धन्यवाद दिन चाहन्छु। तपाईंहरूको उदारताले यो अनुभव सम्भव भएको छ, र म सधैं कृतज्ञ रहनेछु।


 सबै भिक्षुहरूलाई, तपाईंहरूको गहिरो शिक्षण र अटल समर्थनका लागि धन्यवाद। तपाईंहरूले मलाई एचबीएस विश्वास र यसको समृद्ध सांस्कृतिक परम्पराहरू बुझ्न मार्गदर्शन गर्नुभयो। तपाईंहरूको अनुशासन र समर्पणले मलाई आध्यात्मिक अभ्यासको वास्तविक सार देखाएको छ, र म्योशिन्जी सदस्यहरूको विश्वासले मलाई मेरो आफ्नै प्रतिबद्धता गहिरो बनाउन प्रेरित गरेको छ।


म सेइवाकाईलाई पनि मेरो हृदयदेखिको धन्यवाद व्यक्त गर्न चाहन्छु, तपाईंहरूले मलाई देखाउनुभएको माया र हेरचाहका लागि। तपाईंहरूको न्यानोपनले मलाई यो सुन्दर समुदायको हिस्सा भएको अनुभव गरायो, र म यी सम्झनाहरूलाई सधैं मनमा राख्नेछु। 

बोन्साई संस्कृतिको कला र अनुशासन सिकाउन र मलाई बोन्साईबारे थप अन्वेषण गर्न सहयोग गर्नुभएकोमा कुरोशाकी सानलाई विशेष धन्यवाद। तपाईंको समर्थन र विशेषज्ञताले मलाई यो अभ्यासको सुन्दरता देखाएको छ, र म तपाईंले देखाउनुभएको हेरचाहका साथ यसलाई निरन्तरता दिन उत्साहित छु।


म्योशिन्जी सदस्यहरूले भिक्षुहरू र यो पवित्र मन्दिरको संरक्षण र हेरचाह कसरी गर्छन् भन्ने कुराले म गहिरो रूपमा प्रभावित भएको छु। तपाईंहरूको समुदाय र भक्तिको भावना एक शक्तिशाली उदाहरण हो, जसलाई म अनुकरण गर्न चाहन्छु। नेपाल फर्कने तयारी गर्दैगर्दा, म एचबीएसको श्रद्धा साधना  र बोन्साई अभ्यासलाई समर्पणका साथ निरन्तरता दिन प्रतिबद्ध छु। म यहाँ सिकेका अमूल्य पाठहरू एचबीएस नेपालका सदस्यहरूसँग बाँड्न मेरो तर्फबाट सक्दो प्रयास गर्नेछु, ताकि हामी विश्वास र सद्भावमा सँगै बढ्न सकौं।


सबै कुराका लागि धेरै-धेरै धन्यवाद। तपाईंहरूको उदारता, बुद्धिमत्ता, र दयालुताका लागि आरिगातो गोज़ाइमासु। म्योशिन्जी मन्दिरमा बिताएको मेरो समय एक आशीर्वाद भएको छ, र म यी अनुभवहरूलाई सधैं साथमा बोकेर हिँड्नेछु।


नमु म्यो हो रेन गे क्यो।

Arigatou Gozaimasu」


「Arigato gozaimasu,

Respected Gojushoku, monks, dear members of Seiwakai, and faithful members of myoshinji temple,


Today I stand here in this holy Myoshinji temple in my last days, my heart is filled with gratitude and humility. This one month's stay in Yokohama has been a transformative journey, and I'm deeply honored to have this incredible opportunity. I want to give a special thanks to Gojushoku, Seigyo Shi, and all members of Myoshinji for giving me the opportunity to learn and grow here. Your generosity has made this experience possible, and I will always be grateful.


To  all the monks, thank you for your deep teaching and steadfast support. You guided me to understand HBS faith and its rich cultural traditions. Your discipline and dedication have shown me the true essence of spiritual practice, and the faith of Myoshinji members has motivated me to deepen my own commitment.


I also want to express my heartfelt thanks to Seiwakai, for the love and care you have shown me. Your warmth made me feel part of this beautiful community, and I will cherish these memories forever. 

Special thanks to Kurosaki San for teaching the art and discipline of bonsai culture and helping me explore more about bonsai. Your support and expertise have shown me the beauty of this practice, and I'm excited to continue it with the care you show.


I am deeply impressed by how Myoshinji members preserve and care for monks and this holy temple. Your sense of community and devotion is a powerful example, which I want to imitate. As I prepare to return to Nepal, I am committed to continuing HBS Faith and Bonsai practice with dedication. I will try my best to share the valuable lessons learned here with the members of HBS Nepal, so that we can grow together in faith and harmony.


Thank you so much for everything. Arigato gozaimasu for your generosity, wisdom, and kindness. My time spent at Myoshinji Temple has been a blessing, and I will always carry these experiences with me.


Namumyohorengekyo

Arigatou Gozaimasu」


「ありがとうございます。

御住職はじめ、お教務さま方、清和会の皆さま、妙深寺のご信者さんの皆さま、ありがとうございます。 


今日私は尊い妙深寺での滞在終盤を迎え、感謝の思いいっぱいで、ここに立っております。この一ヶ月間の横浜での滞在は、自分を変える旅であり、この奇跡のような機会を与えていただいたことを、とても光栄に、ありがたく思っております。

御住職、ならびに清行師、全ての妙深寺の皆さまに、このような学びと成長のための機会を与えていただいたことを特に感謝し、心より御礼申し上げます。皆さまのおかげで私のこのような体験が実現し、このことに対する感謝の思いを私は生涯持ち続けるでしょう。


教務部の皆さま、深くゆるぎないご支援をいただき、誠にありがとうございます。皆さまは、私が佛立信心と、そのこころを理解できるよう、ご指導くださいました。皆さまのご奉公のお姿を通して信行の要点を学ぶことができました。また、横浜の妙深寺のご信者さんのご信心ぶりによって、私自身もっとご奉公をさせていただこうという決意をすることができました。


また愛情をこめて、さまざまにお世話をくださった清和会の皆さまにも、心からのお礼を申し上げたいと思います。その温かいお心遣いのおかげで、私は妙深寺の一員となれたように感じることができ、このことは大切な一生の思い出です。

黒﨑とし子さんにも本当にお世話になりました。私がたしなむ盆栽の、技術と修練を授けていただき、盆栽についてさらに深く探求することができました。黒﨑さんの熟練の技術にもとづくご支援のおかげで、私は盆栽の素晴らしさを学ぶことができ、黒﨑さんが教えてくださった心遣いをもって、この盆栽の道を歩み続けたいと思います。


私は妙深寺の皆さまが、いかにこの尊いお寺と、お教務さんがたを外護することに心をくだいておられるかに触れて、とても感銘を受けました。皆さまの異体同心の仲間としての思い、またそのために心を尽くされるお姿は力強いお手本であり、真似させていただきたいと思います。ネパール帰国の準備をする今、私は佛立信者として、そして盆栽職人としての研鑽を、今後も心を込めて重ねていく決意を強くしております。ここで学ばせていただいた貴重な教訓を、他のネパールのご信者さんたちとともに、ご信心と調和の中でに成長していけるよう、全力で伝えてまいります。


すべてのことに感謝申し上げます。心広く、深い智慧をもって、親切に接していただきましたこと、誠にありがとうございます。妙深寺で過ごさせていただいた時間は、私にとっての御利益です。ここでの経験を常に離さず、勤めてまいります。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。」

2025年5月25日日曜日

佛立魂30年、アメリカ横断20年




















迷えば闇に閉ざされる。人の心が三災七難を引き起こす。


人間らしさと人間のバグ。今や人間性より罪深さが際立つ。世界は矛盾に満ち満ちて、今日も脅迫や虐待の中にいる子どもたち、大人たちがいる。


見て見ぬふりをする人、そもそもそれが見えない人、無関心な人たちもたくさんいて、虚構や虚飾、脚色もたくさんあって、現実が見えた人や為すべきこと、生きるべき道に気づいた人は誰より虚しさや無力感を感じることがある。


いっそ気づかない方がよかった、気づかない方がましだった、ということがある。これこそ人間界に横たわるパラドックスと言える。


仏陀はシンプルに「ダルマ」「アダルマ」「サッダルマ」を説いた。「ダルマ」とは「法則」、「アダルマ」とは「非法則」、「サッダルマ」とは「真理」。


法則に反して生きていることの恐ろしさや愚かさ。謗法。ダルマを重んじ、サッダルマに向かって生きることの大切さ。


日蓮聖人は命をかけてこの世界の柱になろうとし、眼になろうとし、船になろうとした。一人でも多く心を支え、眼を開き、悟りの岸へと渡そうとした。私たち仏教徒は同じ想いを抱きながら、今日も走り回ってる。


これが最終コーナーなのか、まだ何周か周回が残っているのか、ジェットスキーのレースなら分かるが、人生ではなかなか分からない。ただ、今日もアクセルを開け、荒波を乗り越えて、引き波をかき分けて、ゴールへ向けて必死に走っている。


「志士は溝壑に在るを忘れず、勇士は其の元を喪うことを忘れず」は座右にある。「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学ぶ」のだ。永遠のゴールに向かって、永遠の周回を重ねてゆく。


ふと振り返って、今の自分に何があるだろうかと思うと、何もない。ただ、これまで積み重ねてきたことだけがある。財産もないし、頭の中にも何もない。ただ、人生がある。自分の歩んできた人生だけが、きっとどこにもない、誰も奪えない、火にも焼かれず、水にも流されない、宝物なのだと思う。


今年は「アメリカ横断」20周年、『佛立魂』出版30周年。


2005年4月、今からちょうど20年前、ロサンゼルスからニューヨークまでラジオの番組を収録するためにアメリカを横断した。オクラホマシティ爆破事件の追悼式に参列し、ダラスではJFKの暗殺現場、メンフィスではキング牧師の暗殺現場、スミソニアン博物館で広島に原子力爆弾を投下したエノラ・ゲイの前に立ち、ニューヨークで同時多発テロで崩れたWTCの跡地「グラウンド・ゼロ」で一座を営んだ。


そして、何より自分にとって大切なことは、このアメリカ横断から「Seijun’s Blog」というブログをスタートした。つまり、今年はブログを始めて20年ということになる。


ずっと、書いてきた。できる限り、日々のご奉公のことを、ブログに綴ってきた。つたない文章だけど、そこにはこれまでのご奉公の軌跡がある。


あまり過去を振り返ることはないけれど、もし病気にでもなって入院することになったら、ゆっくり自分のブログを読み返そうと決めている。


同じく、今年は『佛立魂』出版30周年にあたる。『佛立魂』は1995年10月13日印刷、11月17日の発行。26才の自分が信仰の情熱だけで書いた本。本の中に書いた疑問は未だに現在進行中の課題だ。最終コーナーの出口では何らかの答えを出したい。


30年、いや20年、早かった。人生はあっという間に過ぎてゆく。


ここから圧倒的スピードで世界は変わる。人の心も、生活も、変わる。変化に備え、しっかりと準備をして、大切な人を守り、大切な教えを守り、次の世界へ向かいたい。


今日も、今生人界の一日。


「志士は溝壑に在るを忘れず、勇士は其の元を喪うことを忘れず」

世界難民の日

今日、 6月20日は「世界難民の日(World Refugee Day)」。難民の保護と支援に対する世界的な関心を高め、故郷を追われた人々に想いを寄せるために制定されました。 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が中心となり、様々な団体に協力を求め、この日に合わせて建物をブルー...