2025年3月17日月曜日

カドゥカ清地師というダイヤモンド


昨日の夜は京都 長松寺の夜のお総講を奉修させていただきました。


この春、2年間の修行を終えてネパール人の佛立教務であるカドゥカ清地師が見事な成績で晴れて卒業いたします。妙深寺の国際教務としてはディリーパ良潤師、コレイア清行師に続いて3人目となります。


カドゥカ清地師、本当にすごいです。ネパール人の彼が本化の仏教に出会い、信徒となり、決意して僧侶となり、こうして修行を重ねていることは画期的、歴史的なことだと思っています。僕にとって彼らはダイヤモンドです。ダイヤモンドそのものです。


僕たちはこの世界をよりよく変えるために生きています。誰かを教化するということは世界と未来を変えることです。お教化ほど世界と未来を変える素敵なアクションはありません。生きているその人の心を変えるのだから、とてつもないインパクトをもたらします。微力どころか、絶大な影響をもたらすのです。


僕たちは世界を変えています。こうして日本国内でも、そして世界でも、たくさんの方々と出会い、縁を結び、縁を起こし、教化、育成させていただいてきたこと、この上なく、嬉しく、誇りに思います。彼の存在が誇りです。


佛立教育専門学校は本門佛立宗のトップガン。一人につき想像を絶する浄財を投じて教育していただきました。100円、200円で苦しんでいる年金生活の方々を思うと、本当にその責任の重大さを痛感します。卒業して本化のご奉公が出来ないはずはあり得ません。絶対に。


昨夜、学生師を前に、全身全霊、精一杯ご奉公、御法門させていただきました。そして、みんなに少しだけ時間をいただいて、ささやかな送別会をさせていただきました。


僕はいつも走り回っていて、京都にいるのに、ゆっくり語り合ったり食事したりする時間も取れません。昨日はまとめてお祝いしました。


佛立行学二道の骨格は開導聖人が「末法の下種経」とまで言明された高祖の『如説修行抄』です。それ以上も以下もありません。これが分からなければ何もわかっいないことと一緒です。これを学ぶための学です。卒業生が、この佛立の核心に到達していることを願います。


とにかく素晴らしい送別会になりました。貴重な時間でした。ありがとうございました。


カドゥカ清地師は世界を変えてくれると思います。心配な事はたくさんありますが、彼を心から愛し、彼に心から期待しています。2年間ほんとに頑張りました。すごいです。日本人ですら読むことも難しい世界で勉強し続けました。


本山奉仕の原点、全世界の佛立教講に代わって、本山宥清寺のご宝前へのお給仕、ありがとうございました。横浜へ、そしてその後はネパールへ。彼が戻ることを心から期待しています。


ありがとうございます。

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