「海の人の明るさ。石川御導師のお手紙から」
妙深寺「役中テキスト」令和8年2月号
「班長さん、ありがとうございます。住職 清潤」
ありがとうございます。
年が明ければ流れが変わるかと思いきやそうではありませんでした。世界でも日本でも激動の時代を迎え、圧倒的な変化が私たちの暮らしを直撃しています。
生きている以上は、この世界に対して責任があります。自分の命を守ること、愛する人たちを守らなければなりません。そのために社会や世界を守る必要があります。
油断をすれば、世界はあっという間に壊れます。情報戦、認知戦、大人の都合で子どもの心や生命が犠牲になっています。私たちは数年前から戦争の時代を生きているのだと思います。
しかし、どれだけ気が滅入るような時代に生きていても、このご信心、南無妙法蓮華経の御題目をいただいている私たちは、感謝と感動と希望を失わず、生きていけるはずです。それは何才になっても、健康でも病気でも、変わりはないはずです。
年末からいただいてきた御教歌。
「今こそは うきゝあらしに吹かるれど
花さく春をたのしみにして」
冬は必ず春となる。これこそが希望です。
もし、今、病気であっても、体力が落ちて、身体が衰えていても、苦しく、辛く、悲しい出来事が続いていても、そのような時こそ、しっかりとご宝前に向かい、南無妙法蓮華経と御題目をお唱えすれば、必ず良くなります。百利あって一害なし。ご信心は朝夕のお看経、そのことに気づくための試練です。
苦難と困難を乗り越えて、今年はじめての御会式・門祖会をお迎えします。奉修御導師は愛媛県松山・松風寺の吉田日景上人です。本門佛立宗の次の時代を切り拓く正法正師の御導師です。是非とも万難を排してお参りください。
思い返せば、石川御導師はいつも明るく、私を導いてくださいました。本物の御導師が次々とご遷化になり、本当に寂しい限りです。庫裡には石川御導師からいただいたお手紙がたくさんあります。「うれし」「おもしろ」を最も大切にされていました。
「有難うご座います。大奥様、お元気にご回復のご様子、大きく、たくましく成長されたお子さんたち、随喜の至りです。
インド、ネパール、スリランカの若いお教務方が生まれ、日本語もお上手で、三ヵ国のネットワーク作りなど具体的な目標を定めたご奉公は今までになく画期を為すものと随喜致しました。絵や映像での解説もご信者はわかりよく、評判は著しいものでした。
坂本龍馬展もある由。他の元勲らと違い、「海の人」の明るさが魅力です。権力も地位も無関係の爽やかさに閉塞感を突破するパワーを感じるからです。祖師も海の人でした。」
海の人の明るさ。権力も、地位も無関係の爽やかさ。閉塞感を突破するパワーを持つ人。お祖師さまも「海の人」だったことを、石川御導師は教えてくださいました。
厳しい時代ではありますが、だからこそ、御題目をいただく私たちは、この時代の中で、強く、明るく、正しく、そして楽しく、みんなの希望でありたいものです。自分も辛いと思いますが、御題目があるのですからなれるはずです。もし、なれないとすれば、お看経が足りないのだと思います。
御法門のとおり、お折伏のとおりに改良をいたしましょう。改良すれば希望が持てます。ご信心とは自分の悪い性根、謗法の癖を直す挑戦です。謗法が苦しみの根源であることを知って、素直正直なご信心に励みましょう。

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