2010年12月31日金曜日

夢と現実と

平成22年も、あと少しで幕を閉じます。

御礼のお看経から除夜法要まで、明日の初総講の準備をしなければなりませんので机に向かいました。

ふと、お看経をさせていただきながら、不思議に思うことがあります。

それは、御本尊の、向こう側に、本当の世界が広がっていて、そこに自分の本体もあって、こちら側は、夢か幻、仮の姿や状態なのではないか、という感覚。もちろん、佛立仏教徒にとって勝負はこの娑婆なのですが、実体験として、そういう不思議な感覚があります。

御教歌。
「ありがたや夢のしばしのわづらひも さめてうつゝの国にかへらん」
「君にけさあふもむかしの夢ならで うつゝにかたる法の道じは」

「うつつ」とは「現実」のことです。

夢と、現実の世界を、行ったり来たり。現実とは思えない出来事を、思い返すからかもしれませんが、どちらが本当の世界なんだろう、と本当に、不思議に思う時があります。

来年も、この現実の世界で、必死にご奉公させていただきます。

皆さまが無事に越年迎春されますように、心から祈念しております。

ありがとうございます。

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