2010年12月14日火曜日

河(ハ)基鐘理事長の御帰寂

この度、本門佛立宗韓国教区 河基鐘理事長 御帰寂の報に接し、心から哀悼の意を表しますと共に、今日までのご奉公に心から御礼の言葉を申し上げたく存じます。

ハ理事長とのご奉公の思い出は忘れられません。国際会議に出席するため、京都にお越しいただいた時、奥さまと一緒に由緒寺院を巡り、ブラジルとのウェブ会議にも参加くださいました。

姜ご住職の随伴で横浜妙深寺にもお参詣くださり、交流会やご遺跡巡り、妙深寺の信徒宅へもお助行に廻ってくださいました。御講有巡教でも一緒にご奉公させていただきました。ご供養場では慌てながら、楽しくご奉公いたしました。本当に、一緒に、楽しく、ご奉公をさせていただきました。韓国教区百周年の記念ご奉公について、いつも抱負をお話くださいました。

妙深寺の睦子さんが姜御導師に嫁ぐことになり、送り出す不安もたくさんありましたが、ハ理事長をはじめとする韓国教区のご信者さんの顔を思い浮かべて、安心して送り出すことができました。そして、今年の三月の結婚式では、本当に優しく、温かく、睦子さんを迎えてくださり、「任せてください。大丈夫ですよ」と言ってくださったハ理事長のお言葉に、胸が熱くなり、涙が浮かびましたのを昨日のように覚えております。

一見怖そうな面持ちですが、冗談が大好きで、笑うと顔がチャーミングで、大好きでした。屈強な体格で、いつまでもお元気でいてくださると思っておりましたが、姜ご住職のご結婚を見届けられ、韓国教区百周年のご奉公の道筋をつけ、これをもって今生のご奉公の使命を見事に果たされ、寂光に帰られたのだと確信しております。

正直に申しまして、さみしいです。もう一度、お会いしたかった。百周年も一緒にご奉公させていただけると思っておりました。奥さまはじめ、ご家族も同じ思いだと思います。

姜御導師も、睦子さんも、他のご信者さんも、お気持ちは同じことと存じますが、偉大な柱を失った今こそ、この尊いご信心をさらに強く持ち、異体同心でご弘通ご奉公に歩み出す決意が大切だと存じます。それこそ、ハ理事長が望むこと、一番喜ばれます。

あの笑顔が、もう一度見られるように、百周年のご奉公も、一生懸命させていただきます。ハ理事長が、後顧の憂いなく寂光にお帰りいただけるように、今後とも微力ではありますが、本門佛立宗韓国教区のご弘通ご奉公の一助となるべく精進してまいります。

ハ理事長、本当に、ありがとうございました。

南無妙法蓮華経、

合掌、

本門佛立宗 妙深寺
長松清潤、
並びに、教講一同 拝、

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