このご奉公は、本当に素晴らしいものだった。実行委員会が組織されたのは昨秋。千葉・唱題寺の塩田くんを委員長に選出し、彼を中心にして各部署が設置され、まさに彼らによる企画、彼らによるご奉公がスタートした。塩田委員長には、とにかく頭の下がる姿勢、取り組みを見せていただいて、ご信心をしている青年とは、これほど素晴らしいものかと感激したり、反省したり、いろいろと勉強させていただいた。もちろん、他の実行委員会で役務を拝命した青年会の方々、PRに全国を駆けめぐった広報の方々、会場寺院となる乗泉寺や法要全般を組み立ててくださった方々、数ヶ月間相当量の情報を整理して裏方としてご奉公くださった総務の方々や財務の方々、全員の部署やお名前を挙げたいくらいなのだが、本当に大変なご奉公の積み重ねで、大成功を収めたといえる。
いまの世界の状況、その世界の中で日本に生まれ、そこに生きる私たちはどれだけ恵まれているか。しかし、同時にどれほどの歪みを抱えているか。だとすれば、私たちはどのように生きるべきなのか。スリランカ、ブラジル、イタリア、韓国、台湾など、世界各地で生きる同世代の佛立信者たちを映像で紹介し、彼らからのメッセージに耳を傾けた。ブラジルから駆けつけた高崎御導師、コレイア御導師からメッセージをいただき、世界に広がる佛立信仰、御題目を感じ、世界の中における本門佛立宗の位置と意義を知り、では日本で生まれ、御題目に出会い、ご信心する私たちはどのように生きていけばいいかを考えていただいた。
嬉しさの中で清雄寺に御礼参詣をさせていただいた時には、涙が次から次へと止まらずに流れて仕方がなかったという。ビデオの後、本人に登場していただいて、涙を流しながら読んでくれた手紙は、パーキンソン病を患っていたお母さんやお姉さんへの愛に満ちていた。「恩返しをしたい」と、御法さまへの感謝とご弘通への思いに燃えてくれていた。それにしても、江原師の慈悲に満ちたご奉公には感激した。
遙ちゃんは中学二年生。本当にしっかりした子でびっくりした。登校拒否から自殺未遂など、幼いながら苦しみを抱えていた。千葉唱題寺の木更津別院で、彼女は堅裕師や堅裕師の奥さま、多くのご信者さんの温かい心に触れて、遙ちゃんの閉ざされた心は開かれていったという。本当に、これも堅裕師のご奉公、奥さんが朝参詣に家まで彼女を迎えにいってあげていたことなど、見習うべき菩薩行の姿勢、行動に感動した。遙ちゃんは、彼女を支えてくれた人たちへの感謝の言葉を涙を溢れさせて語ってくれた。そして、木更津別院に青年会と薫化会「青薫会」を発足させ、婦人会や壮年会にも恩返しをしたい、と言ってくれた。こんな素晴らしいことがあるだろうか。
ブラジル、スリランカと、会場を同時中継で結び、御講有の御唱導の下で一座のお看経。良いお看経について丁寧に説明をさせていただいて、1800名で本堂の壁が割れんばかりの御題目をお唱えした。本当に、この御題目の響きには感動した。鳥肌が立った。
本当に、ご奉公者に、感謝、お参詣者に、感謝。伏して、御礼を申し上げたい。ありがたい。もっともっと書きたいことがあるのだが、時間がない。とにかく、
『ありがとう』
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