許可をいただいたので、書かせていただきたいと思います。
一昨日、秩父までお助行にお伺いしたのは、米国教区 正法教会のファーマン・小百合さんのご実家でした。安土桃山時代というと500年も前、完全にサムライの時代から続く旧家であり、一族では本家にあたり家が建つくらいの大きな墓所があります。
長くなりますー。でも、とっても大切なので、一年の締めくくりに書かせていただきます。
ラジオでもお話ししましたが、今年最幸のご奉公の一つは間違いなく9月初頭のアメリカ出張でした。
ロサンゼルスからサンフランシスコの往復、フライトが遅れてホームレス状態になりながらも奇跡の連続、現証の御利益を肌身に感じながらのご奉公でした。
5月の出張では残念ながら正法教会の方々とお会い出来ませんでしたが、9月のメインは正法教会の皆さまとの出会い、ご奉公。お総講、お助行、毎日が本当にありがたく、最幸の時間となりました。
中でも、ファーマン小百合さんとの出会いは今生人界のご奉公でも際立って大切な意味を持ち、ご弘通の可能性を何段もアップさせるものと感じていました。
久美さんの家のお助行の時、みんなで御題目をお唱えしながら部屋ごと空中に浮かぶような体験もありました(笑)。ストーニー・ポイントの頂上で米国弘通の未来を祈ることもできました。英美さんのお助行も出来たし、マリブの海岸でミーティングもしました。それが9月の米国出張。
小百合さんパワー、すごいんです。言葉に力がある。ストーリーテラーというか、心から湧き出てくる無垢な言葉に人並外れた説得力がある。そう感じました。
ご主人のラシャーンのこと、ジョジョ君のこと、すでにブログでもご紹介しました。正法教会の薫化会をまとめてくださったり、最近は法城護持で雑巾がけしている写真も見ました。本当に、ありがたいです。
子どもたちもかっこよくて、チカラ、リッチ、ジョジョ、小百合さんは母としても頑張って彼らを育て上げています。みんなの可能性は無限、涙が出るほど明るい未来しか見えない。そう思えるほど、正法教会の子どもたち、みんなすごいんです。一天四海 皆帰妙法、南無妙法蓮華経、ありがたい。
そんな小百合さんが今回、ご病気のお父さまのためもあって一時帰国されました。お父さまのご病気をお聞きしてから、毎日ご祈願してきましたが、とても心配な病状が続いています。
だからこそ、このタイミングでどうしてもさせていただきたいご奉公がありました。それが、宝くんのご回向と、由緒ある秩父の家、その墓前で御題目をお唱えすること、先祖累代の諸精霊のご回向させていただくこと、でした。
7月の本山で初めてお会いして、伏見の妙福寺にもお参りくださり、メッセンジャーでやりとりするようになりました。いろいろな意味で課題があり、悩んでおられる姿も見てきました。
先に亡くされたお子さま、宝くん。実は明日、12月28日が祥月命日なのです。22日、小百合さんをはじめ、スヒャンさんやミッシーさんが妙深寺にお参りくださって、宝くんのご遺骨の前で、みんなで手を合わせ、御題目を唱え、ご回向させていただくことが出来ました。
そして、25日。世の中はクリスマス。絶対、絶対に、行きたかった小百合さんのご実家に、動くお寺で行かせていただくことが出来たのです。
それはそれは巨大な墓地でした。そもそもその土地は山、広い広い竹林、畑などがあり、墓地も家が建てられそうな大きな敷地に古い古い墓石も並べ直してありました。亡くなられた叔父さまが整備されたそうです。
しかし、現在は家族や親族で順番にメンテナンスしながらも、なかなか手が回らず、ラシャーンが来日した時に木々を伐採してくれたり、リッチも手伝って整備してくれたり、これからどうしようか思案しておられるとのこと。
今年、小百合さんの大事なターニングポイントで伴走をさせていただきながら、年末にこの要所に伺えて、本当によかったです。壮大な風景を見ながらお墓参りをさせていただきました。駆けつけてくれたミッシーさんも一緒に御題目をお唱えくださり、本当にありがたかった。すぐ上の牧場にも行けたし、お蕎麦もご馳走になりました。本当に、ありがたかった。
長くなりましたが、言葉では表せない未来を感じています。
前回の投稿では、小百合さんのことを書いてはいけないかな?と思いながら書いていました。プライベートなこともあるし、控えながら文章を綴りました。
でも、隠すことなんて何一つないし、何を言われても気にすることはないし、真実は真実、事実は事実、現在の素敵な種まきと未来の可能性にだけ照準を合わせて、小百合パワーを全開にしてもらいたいと思いました。
ラシャーンはこの土地が好きと言ってくれているそうです。アーティストのようなフィーリングがマッチするのかもしれません。野元ファミリー、福島ファミリー、ファーマンファミリーのポジティブなエネルギーが集結した未来を見てみたいです。
見えない世界へのご挨拶、ご回向は、入り口ですね。ご先祖さまが小躍りして喜んでくださっているのを感じました。
僕の夢は世界を少しでもより良くすること。笑われるけれど、出来ると確信しています。
それは、やはり心の世界。そのためには、人間の心のバージョンアップが必要で、そこに欠かせないのが本物の、生きた仏教だと思っています。如実知見。人間が人間を知るところからしか人類と地球との共存は叶わない。
アメリカに素敵な子どもたちがたくさんいる。次の時代を生きる、素敵なブッディストがいる。ブラジルにも、オーストラリアにも、スリランカにも、ネパールにも、イタリアにも、韓国にも、台湾にも、フィリピンにも、インドにも、世界中に、素晴らしい若者たちがいます。佛立青年ブッディスト。彼らがつながり、その輪を世界中に広げてもらいたい。
小百合さんの子どもたち、チカラ、リッチ、ジョジョはその中心にいて欲しいし、小百合さんのお友だち・ミッシーさんの息子さん・ケイン君はアフリカに200人の親戚がいると聞きました。すごい未来が垣間見えています。
その全てを、ポジティブなエネルギーに包んで、一つにしてくれたなら、ありがたいと思っています。ネガティブなこともたくさんあるけれど、ポジティブに生きることはネガティブなことから目を逸らし、それを避けて生きることではなく、ネガティブなことを受け入れて、消化して、発酵させて、蒸留し、美味しくして、いただくこと、乗り越えてることだから、永遠にありがたい。
年末のご奉公、小百合さんのご実家に伺い、御題目をお唱えし、ご回向できたことが、未来の幸福へとつながる、大切な種まき、大きなターニングポイントになると信じています。
Namu Myo Ho Ren Ge Kyo,,,,,,,,,,
ありがとうございます。