言葉にならない感動とはこのこと。最後に流れた「日水上人の歌」で涙が溢れました。
はるかブラジルで、歴史に残る偉大な法要が大成功のもと奉修されました。南米最大の仏教寺院・本門佛立宗ブラジル教区 中央寺院 日教寺の新本堂 開堂式。日本からご講有にお出ましをいただき、約70名が随行くださり、約束の日を迎えました。仏教史、いや人類史における重要な一日となったに違いありません。
何もかも素晴らしかった。すべてがブラジルらしく、コレイア御導師らしく、細やかで、斬新なアイデアが詰まっていて、ご信心があって、教講一体はもちろん、老若男女みんなの力が上手に引き出されていて、その力が絶妙に集約されていて、素晴らしかったです。
式典があり、御法門をいただき、すべてが見事に進行し、いよいよクライマックスに、100名のスペシャルチームが前に出てきて日水上人の奉讃歌。オンラインには2014年に京都佛立ミュージアムが制作した「日水上人の歌」の映像が流れました。
ここで、これかー。過去から現在、現在から未来。永遠の今を最大化しておられる。つくづく、すごいご奉公をなさっていて、ただただ感服、敬服、感動ー。本門佛立宗ブラジル教区、コレイア御導師、御導師、ご住職、御講師方、ご信者の皆さまに、重ね重ね頭が下がります。胸がいっぱいになり、感謝と感動の喝采を贈りたいです。
2014年、京都佛立ミュージアム「ブラジルと仏教展 〜一番遠くて近い国〜」のために亀村くんと訪伯しました。ひどいスケジュールで、日教寺に泊まり込み毎日睡眠3時間、走り回って取材しました。
あの時の映像ー。映像の最初はリンス大宣寺の本堂でお看経している姿、教竜師、伯是師、教正師がいる。3人のご住職方が映るこの映像を選ぶブラジル教区がすごいです。
今日の日を、彼らも一緒にご奉公しておられるように思いました。ブラジル教区が彼らを決して忘れず、常に一緒にいることを感じました。この日を迎えるにあたり、どれだけの苦難、困難、もう無理というギリギリがあったこと、少しでも油断すればバラバラになっていた事態を、皆さんが乗り越えてきたことを、思い返すことが出来ました。つくづく、すごいです。
日水上人とともに、教竜師、伯是師、教正師も、寂光からブラジル教区の今を、誇らしく思っていると確信します。
そして、今日、5月27日は松本現喬御導師の祥月ご命日でした。朝、「松本御導師が亡くなって5年」と思いながら御題目を唱え、導師座で一人ウルウルしていました。ブラジルへ駆けつけてくださった御導師、日教寺の本堂で泣きながら御法門された姿、佛立魂でした。「一からやり直し」です。
とんでもないことを成し遂げました。あまりにも巨大なミッションの達成です。だからこそ、ここからが、さらに大きな挑戦になります。巨大な日教寺を護持するため、これまで以上に本物のご信心、ご奉公が求められます。護持するとは単に守ることではなく、ありとあらゆる可能性を追求してご弘通を前に進めること。あれほど大きな法城を隅々まで最大限に活用して、休むことなく動き続けることが求められます。
2ヶ月後には全ブラジルの青年会のイベントが開催される予定と聞いていますから、休むことはないだろうし、新しい法城の隅々まで大活用されることは間違いありません。すごいです。
いいことも、悪いことも、すべては最高のタイミングだったはずです。それが妙不可思議の仏教、プリモーディアル・ブディズムです。
全世界、ブラジルのこのご奉公を見習って、奮起しましょう。あらゆる意味でイノベーションを起こさなければもちません。
決して忘れてならないことは、この世界が極めて厳しい局面に突入していることです。末法悪世の厳しさは過去の比ではないほど増しています。無常の荒波はほとんど津波のように押し寄せています。何もかもが変わる時代の狭間に立ち、やらなければならないこと、考えなければならないことは山のようにあります。
「感心上手の信心下手」という言葉もあります。「すごいな」なんて言っているだけではどうしようもない。もはや評論家や研究者、学者は意味を為しません。やらなければ何もならない。思っているだけ、考えているだけ、口先だけなら、誰でも出来る。そういう時代じゃないのです。
妙深寺から6名の方々が参加し、きっと大感動と共に帰国してくれます。妙深寺も「一からやり直し」のつもりで大改良、そして挑戦してゆけたらと思います。
ブラジルの偉大なご奉公、それを実現した教講の皆さまにこれ以上ないほど大きな喝采を送らせていただきます。心の奥底から尊敬します。
南無妙法蓮華経
Muito Obrigado
Namu Myo Ho Ren Ge Kyo,,,,,
Arigatou gozaimasu.
ありがとうございます。
長松清潤拝
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