今日は母の日。ステキな日。
お母さんがいない人は一人もおりません。今は「毒親」とか「親ガチャ」とかイヤな言葉がいっぱいありますし、事実として現代社会にはそういった問題も大きく横たわっていますが、それでも自分を産んでくれた「母」のいない人は一人もおりません。
母に感謝しなければならない。
どれだけ科学が進化しても、AIがAGIやASIになったとしても、人間はまだ細胞1個作ることできません。遺伝子を解読したり、書き換えたり、いろんなことやってはいますが、作ることはできないんです。ましてや、命を作るはできません。
しかし、今後 10 年で「実験室生まれの完全合成細胞」は視野に入っているそうです。万が一、億が一、京が一、科学が細胞や人体を作れるようになったとしても、み仏の教えからすれば人体すら単なる「器」に過ぎません。
人間の命そのもの、魂を招き入れ、人間を生み出す、母の偉大さ、素晴らしさ。ただ一つの命、たった一度の人生を生み出してくれる「母」の偉大さは、一人ひとりにとって宇宙の何ものにも代えられないほど尊い存在です。
母に手を合わせる。母に感謝する。当たり前のように思っていて、なかなかそうは出来ない、言葉にできないこともありますが、今日は自分にも言い聞かせています。
83才になった母の日。母があっての妙深寺、長松清潤。つくづく、そう思います。感謝しても仕切れません。
おかあさん、ありがとう。
お母さん、ありがとうございます。
もし、あなたにとって愛する母が先に旅立っていたとしても、私たちには御題目があります。一遍でも多く御題目をお唱えして、ご回向させていただける。お母さんに親孝行できるんです。そのための南無妙法蓮華経です。
お祖師さまのお言葉。
「孝と申すは高なり、天高けれども孝よりも高からず。又孝とは厚なり。地あつけれども孝よりは厚からず、聖賢の二類は孝の家よりいでたり。何に況や佛法を学せん人知恩報恩なかるべしや。佛弟子は必ず四恩をしつて知恩報恩をほう(報)ずべし。」開目抄
「我が頭は父母の頭、我が足は、父母の足、我が十指は父母の十指、我が口は父母の口なり。譬へば種子と菓子と身と影との如し。」忘持経事
御教歌
「世の中に 父母のなき人はなし 孝より大いなるはなきなり」
「高き事 これより大いなるはなし 天のたすくる孝行の道」
0 件のコメント:
コメントを投稿