2025年5月9日金曜日

まだ始まってなかったりして


「一人来て 独り帰らむ 道なるを」


人間の、圧倒的な孤独を見失うと、大切なものが分からなくなる。


僕たちは孤独。徹底的に。


孤独だから、誰かを求める。何かを求める。


そして、安堵する。安心する。


それが幻でも、はかなくても、求める、すがる。


そして、失望する。悲しくなる、さみしくなる。


それも、人生。


それも、人間。


人間のせつなさ、あわれさ、愛しさは、この堂々巡りと矛盾の中にある。


人間に死があることが人間を真に人間とする。


いま、目の前にあるもの全て、一つたりとも、死後の世界には持っていけない。


箸一本たりとも。


お気に入りのグラスも、服も、何もかも。


一人で来て、また一人で帰る。


誰と帰る。どうやって帰る。どこに帰る。


私たちはどこから来て、どこへ向かうのか。


日々の修行の中に答えがある。


宗教性のない人が宗教を語るから間違うし、ミスリードする。


下手が名人のマネをしないこと。


自分がどうでもいい存在だと分かってから修行は始まるし、自分が間違えていることに気づくから信心修行になる。


大丈夫ですか?

0 件のコメント:

今般の皇室典範改正案について

  明治維新は、単なる政治革命ではなかった。日本の宗教秩序を破壊し、国家神道を軸に天皇制国家を再編する宗教革命であった。この点については拙著『仏教徒 坂本龍馬』に詳述した。 現在進められている皇室典範改正案を見ると、維新後に生まれた明治国家の亡霊が再び立ち上がってきたように感じる...