2024年11月15日金曜日

魔女と呼ばれた老女の話



















































昨日はグルンガウン村とタラバンジャン村でお助行させていただきました。


生まれた時から、悪魔に取り付かれた感覚があり、村人たちから「ウィッチ(魔女)」と呼ばれていた老女の話。彼女が救われたことを目の当たりにして一つの村が全部お教化になりました。


ナンダ・クマリ・グルンさん、魔女と呼ばれた老女。いつもビクビクと物陰に怯え、夜も眠れず、友だちも出来ず、親戚まで離れていったそうです。


救われたいと思ってあらゆる宗教やまじないにお金を払い、50万円以上も使っていたと言います。8年前、スンカニの丘の新しい仏教のお寺が出来ると聞き、「御利益があるならやってみたい」と思って訪ねてきました。清行師が自宅に伺うと家の中はヒンドゥー教からラマ教、キリスト教など山盛りの謗法もので溢れかえっていたそう。本人は心底おびえて生きてきたのだからその気持ちも分かります。


清行師は会うたびに少しずつ謗法を払ってゆき、ついにご奉安できる状態にまでなりました。御本尊をご奉安し、朝に夕に「南無妙法蓮華経」と御題目をお唱えするんだよ、と言って帰ってきた翌日の朝。


朝5時半ごろ、題目塔のご宝前で清行師が朝のお給仕をしていたら彼女が本堂の前に立っていてビックリしたそうです。顔をよく見ると彼女は泣いていました。その理由を尋ねると「生まれて初めてぐっすり眠れた」と答えました。彼女は10代の少女ではありません、歳を重ねた老女です。彼女は初めて生きた本物の仏教、御利益のある宗教に出会ったと周囲に伝え歩きました。そして、一つの村のほぼ全てがお教化になりました。


2つの村を移動し、家から家へ転々としながらお助行させていただきました。時間がなくて数軒のメンバーの家には行くことが出来ませんでした。申し訳なかったです。


最後のお助行先はHBSネパールの局長・ナランのお席、参詣者が30名を超えて大変な盛り上がりでした。奥さんのシュバラチミさん、通称クジュさんは婦人会長、清行師が風邪をひくとお粥を作ってお寺まで持ってきてくれるような女性で、ウィニーちゃんと親友になってくれています。ありがたいです。


ご供養はナランのお店でいただきました。最後の数軒がご有志を合わせてみんなにご供養してくださいました。美味しい美味しいダルバートでした。


昨夜はネパール別院とカトマンズ親会場に分かれて宿泊しました。村でのご弘通から本格的に首都・カトマンズでのご弘通がスタートします。

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