今夜21時すぎのフライトで帰国します。空港に到着し、チェックインしました。搭乗を待っています。
今回、無事にカトマンズ親会場を開設することが出来ました。しかし、これは一つの到達点ではありますが大いなる挑戦です。ホテルのオープニング、親会場のオープニング、スケートバークのオープニング。希望に溢れたご奉公が続きました。
最終日は朝参詣にパッキング、14時からカトマンズ親会場で御礼の一座を奉修しました。空港方面に向かい、15時にパシュパティナート、ここでスニルに会い、
15時50分からスニル宅でお助行、16時30分からジーバンの家でお助行、今回最後の一座を奉修させていただきました。奥さんのレヌさんも本当にしっかりした婦人信徒で謗法なども一切ありません。お父さまのご回向もさせていただきました。
今回最後のメッセージとしてみんなにお話をしました。いつも最終日に感動して帰るけれど、そこが頂点でどんどん下がる、問題が出てくる。そこは末法だから問題もウェルカム、想定内だが、覚えていて欲しい。
現証はデリバリーされてこない、誰も運んできてはくれない、自分で取りに行く、自分の手で、足で、頂戴するものであることを、忘れないでいてほしい。家で待っていても、ベッドで寝ていても、幸せは訪れない。素敵なことなど青い鳥すら運んできてくれない。自分が行く、自分でやる、行うしかない。
異体同心の本当の意味も忘れないでいてほしい。ただの仲良しではない。好きだから近くにおいで、嫌いだからどこかへ行け、ではない。バックグラウンドの違う、強い人も、弱い人も、賢い人も、そうでない人も、阪神ファンも、巨人ファンも、保守も、リベラルも、誰だっていていい。ブディズムはもっと超巨大な目標を共有してる。目標に向かって力を合わせよう。遥かな旅を続けよう。
いい仲間が残っています。
日本人だし、経済的な格差もあるから、そういう面で、あるいはファッションで、近づく人もいるし、だからこそすぐに離れてしまったりする人もいます。それはそれでいい。プロモーディアルだし、恥ずかしそうな信心ではないし、こちらは正々堂々、ひたむきなご奉公を続けるしかない。
御教歌
「さくと見て おつるもいづれあるならひ 実になる花の数はすくなし」
み仏の時代すら五千退席。メンバーが去っていくのは寂しいけれど、それ以上に大勢の新しい、本物のメンバーが集まってくれている。本当に、いま残っているメンバーの本気度、本物の存在感、使命感、覚悟が、ありがたいです。ありがとうございます。
もう一つ、心から嬉しいのはINSの一致団結、異体同心、再スタートの約束です。「INS」とはインド・ネパール・スリランカのことで、8年前にネパールでカルパが名付けました。「これからはINSで団結してご奉公しよう」という言葉から生まれました。
この8年間、カドゥカ清地師がインドのナーランダ大学に入学してくれたり、様々な試みをしてきましたが、INSの3ヶ国が本当に結びついてご奉公することはありませんでした。継続的に。
しかし、今回、スリランカから良潤師、カルパ、ランガの3名が来て、インドからシェーカーが来て、ネパールの清行師やナランやビカスやユブラージ、ジーバンやギャヌ、イショールやラジャンと深く交流してくれて、生まれました。初めての一体感。初めての約束。ここから先が楽しみになりました。
今生人界のネパール。本当に、ありがとう。ここまで出来たことが奇跡だと思います。倒れずに、事故もなく、トラブルもなく、この超過密なご奉公を全て終えられたことは、もはや自分の今の体調を考えても、あり得ないことでした。宇宙法界がギリギリの自分を助けてくださって、ようやく動けたのだと思います。ありがとうございます。
生きている間、まだ役に立つ間は、お使いください。そのような気持ちでご宝前にお願いしています。
旭が亡くなって9年。あの日の旭、あの日の自分。ネパールでの支援活動をスタートさせた自分を責めたこともありましたが、旭のご両親、小原家の皆さま、御法さま、すべてが巨大な力に導かれて、ここに生きています。
小さくなった地球の上で、僕たちは仏教史に残る壮大な旅の途中です。南米に伝わった仏教が花開いているように、仏陀の生まれた国・ネパールでも50年後、100年後には景色が違っていることでしょう。そう願います。
まずは、これまで。今回は、ここまで。これで、帰国します。
ネパールのみんなにはフルパワーの信行ご奉公を期待します。日本で連綿と続く現証のお話を待っています。
今朝未明、常さんが亡くなったと連絡が入りました。午前2時15分でした。ネパール前に会いに行けばよかった。でも、後悔しては常さんに申し訳ない。朝の一座でご回向の言上をさせていただきました。ネパールのご宝前でも、日本の方々のご祈願、ご回向を続けています。
いつか、みんなにネパールに来てもらいたい。ちょうど1年後は福岡日雙上人にお出ましいただく特命巡教を頂戴します。その時にはカドゥカ清地師もいてくれるから、ネパールはさらに重厚なご奉公体制になっているはずです。
来年は「来てください」という団参の募集はやめようと思います。「来ないでください」というのは変だけれど、観光気分では期待に応えられないと思います。旭が亡くなった国です。まだまだ危険も伴いますし、期待に応えられません。
ですから、海外旅行の延長線上にあるものは別の機会にしていただいて、本物の佛立弘通、国際弘通の最前線を体験したい方だけ、そのご覚悟のある方々だけ、ネパールにお越しいただき、ご奉公いただければと思います。
是非、みなさまのお力をお貸しください。ネパールのみんなの大変な励みになります。本物が、本物を生みます。是非、本物の方々に、本物のご信心、ご奉公を、教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
これからフライトします。日本まで9時間。空港からそのまま常さんの家へ向かいます。
南無妙法蓮華経
ありがとうございます。
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