2012年8月31日金曜日

今のところ

今のところ、マニラやマカティなどのフィリピン首都圏やその他の地域でも大きな被害はないようです。

ただ、津波は油断できないし、他の地域やプレートと連動して起こる地震に警戒しておかなければならないと思います。

最大の警戒を

フィリピンでの大きな地震。Jamveeや遠妙寺のご信者さま方が無事でありますように。

また、いま福田さんも言っておられますが、津波と、連動型の地震に最大の警戒を。

once in a blue moon

今日はブルームーンとのこと。滅多にない、珍しい満月の夜です。

夏の夜の大きな雲が遠くに見えて、月明かりと街の明かりが空を照らして、とっても幻想的でした。

明日から9月。心機一転、またご信心を初心に返して、始めたいと思います。

ずっと体調もスッキリしませんでしたが、ここで調整し直します。スケジュールも、プライオリティーも、よく考えて再調整が必要です。

明日は10時から月始総講です。毎月あるようで、毎日あるようで、いつもいるようで、そうではない。そう思いながら過ごすことが「有難い」「ありがとうございます」という生き方ですよね。

once in a blue moon。

「ブルームーン」という曲もあるんですよね。いい曲です。

『精神看護』9月号

こんなお知らせばかりで申し訳ありません。

一昨日、郵便物が届いて、以前私が書かせていただいた『幻想妄想かるた』(ハーモニー社刊)の書評が、月刊誌『精神看護』9月号に掲載されたことを知りました。

この月刊誌(隔月刊)は、精神疾患を患う方々の治療に取り組む医療従事者のための雑誌です。医学書院さまの刊行。丁寧にお送りいただき、ありがとうございます。

私の書評よりも、この『精神看護』という雑誌の内容を拝読して、本当に、本当に、勉強になりました。

この社会が抱える精神疾患という病気。決して他人事ではない病気。それを患者さんと共に乗り越えようとする医療関係者の取り組み。心構え。様々な試み。

すべて、私たちのご奉公の参考になります。大変貴重な機会をいただきました。

ありがとうございます。

2012年8月30日木曜日

家宝『閑愁録』

長松家には代々お守りしなければならない「宝物(ほうもつ)」がたくさんあります。一つでも失えば小千代大祖母さまが寂光から怒って出てこられるような大切なご指南書やご遺品です。今は京都佛立ミュージアムにお出ましいただいていますから、多くの方にご覧いただけます。

そして、開導聖人の御指南書やご遺品ではありませんが、長松家の大切な家宝がこの『閑愁録』。「海援隊蔵版」と大書されているオリジナルです。当時、海援隊はこれを200冊制作し出版しました。

『閑愁録』には、このオリジナルの他に、比叡山大学の僧都が讃を寄せたものや『随喜閑愁録』などの出版形態があります。少し表紙が汚れていますが、大切な家宝です。

機会を設けて、開導聖人の御指南書と並べて京都佛立ミュージアムで展示させていただきたいと思います。長松清風と坂本龍馬の妙不可思議な御縁について、思いを馳せていただければと幸いです。

2012年8月29日水曜日

9月2日は大阪本成寺さまへ

8月も終わりに近づいています。たくさんのことが節目を迎えようとしています。9月のご奉公はとっても大切。これから横浜に戻って、とにかく準備をしっかりします。スケジュールの確認。

1日は10時から月始総講。そのまま教区ごとの協議会や教務会もあるのですが、夕方には大阪に移動します。

2日の日曜日は大阪の本成寺さまにお伺いします。かねてからお話をいただき、第4回 青壮年会総講で講演させていただくことになっています。役員のみなさんは本当にご信心が篤く、ご自坊のご弘通に燃えておられます。特に、法灯相続への強い思いは妙深寺も見習わなければならないと思っています。

「結ぶ」
「ありがとうを伝えよう」
「絆がつながるーみんなが家族」

家族みんなでご信心することの大切さ、家族でご信心できる有難さを伝えてくださいます。本当に、つくづく大切なことだと思います。

パンフレットを拝見し、参与の野田恒玉師のご挨拶には「菩薩行の次世代への継承」とあり、思わずハッといたしました。本当に、有難いことですし、大切なことだと思います。

10時から13時半まで。いま「倶に生きる」「みんなで一緒に歩む」という大切さを思います。菩薩行を次の世代につなぎ、伝えてゆくために、精一杯ご奉公させていただきます。

2012年8月28日火曜日

盟友

御法さまの下に集う法友、藤本御導師を心から慕っていた佛立教務、そして32年前から不思議なご縁をいただいてきた盟友。この人のご信心、行動力には、いつも舌を巻きます。そして、その真摯な姿勢を尊敬します。

『仏教徒 坂本龍馬』のあとがきに書かせていただいた本門佛立宗ブラジル教区 教区長・中央寺院 日教寺ご住職。

今月、ブラジルからたくさんの青年たちが来日してご奉公くださましたが、コレイア師は来られませんでした。しかし、昨夜メールをいただき、ご修復に出しておられたサンパウロ・日教寺の御本尊をお迎えするためだけに、先週23日に来日し、そのままブラジルに戻られたと知りました。まさに、地球を一周。そのためだけに。体力的にも、時間的にも、大変なことです。御本尊さまへのご住職の思い、お給仕、ありがたいです。

実は、海外教区へお出ましいただく御本尊さまやお祖師さまのご尊像は、通関ができなくて困ることがあるのです。税関の人にしてみれば骨董品と決めつけたりして、膨大な税金を求められたりします。教区長自らお迎えに来られて、通関も全てOKということでした。すごいです。

コレイア師が来日できないと聞いていたので、僕の本は国際郵便で送っていました。あとがきにも黙って登場させてしまったコレイア師ですから、送らないわけにはいきません。何よりも、この本を出したことの意義を、藤本御導師に捧げたことの意味を、コレイア師ならば、感じ取ってくれる。そう思って、すぐに読んで欲しかったのです。

しかし、僕が送った本がブラジルに到着するよりも早くコレイア師は日本に来ていた。一日だけ。御本尊さまをお迎えに。

その全く時間の無い中で、本屋さんへ飛んでいって、『仏教徒 坂本龍馬』を、わざわざご自身で買ってくださったというのです(涙)。有難いこと極まりない。帰国してから僕の国際郵便が届いたようで、本当に申し訳なかった、

全編、思いを込めて書き下ろしました。彼は、独特の、澄んだ視点で読み進めてくれると思います。そして、また、次のこと、ご弘通ご奉公について、語り合えればと思います。

身体、大丈夫かな。少し心配。

本当に、ありがとうございます。

2012年8月27日月曜日

ベストセラー ランキング1位!

教えていただいて、愕然としました。メディアの力、本当に、スゴイ。

Amazonのランキング。カテゴリー別に出されているのですが、何と明治維新部門で1位ー!
http://goo.gl/LjA7G

日本史一般というカテゴリーでは13位!
http://goo.gl/ktSeu

ノンフィクション部門では58位(涙)!
http://goo.gl/ldCYV

この手の本で、こんなことはあり得ないです(涙)。全く。今朝のラジオ放送のお力でしょうか。本当に、ありがとうございます。

とにかく、静かな覚悟を抱きながら、しっかりと前を見据えて、ご奉公させていただきたいと思います。

ありがとうございます。

ラジオ放送終了ー!

無事にラジオ放送が終わりましたー。垣花さんも那須さんも温かく迎えてくださって、感謝ですー。そのお陰で、素人の自分にも何とかできました。ありがとうございます。

でも、放送内容を振り返ってみると恥ずかしい(汗)。

とにかく、ありがとうございました。

2012年8月26日日曜日

書評(涙)

書評、神奈川新聞に載せていただきました。少し辛口でしたが、これも当然。いろいろな感じ方があります。いずれにしてもご紹介いただくことはありがたい。

同時に、佛教タイムスさまが書評を載せてくださいました。全くご協力も出来ていないのに、とっても深く拙著を読んでいただいて、本当にありがたい書評でした。書き綴った内容を受け止めてくださり、心から感激しました。

下記に載せさせていただきます。

「仏教タイムズ 
『仏教徒 坂本龍馬』書評

 明治維新の立役者である坂本龍馬と、本門佛立宗の開導、長松清風(日扇)。この二人を繋ぐものは何か−仏教である。と本書は喝破する。

「仏法ハ国家ヲ保護スル大威力ヲ具足セル、大活法」

「独リ仏法ハ、無辺之鳥獣艸木ニ到ルマテ済度スベシ、何ゾ況ンヤ、有縁之衆生ニ於テヲヤ」

こういった言葉が、海援隊が龍馬存命中に出版した宗教論「閑愁録」に書かれている。この書物は俗には龍馬の部下である長岡謙吉が書いたとされているが、著書はそれを「狡猾で、理不尽」と断じ、龍馬の認めた内容で、龍馬の思想を述べたものとする。つまり、龍馬は仏教による社会の変革とその後の安定を志していたのだ。新政府の国体を「仏教を以てしやう」と述べたともいう。

 この龍馬の思想に反応したのが清風である。清風は「閑愁録」に書かれた、天下の乱れは仏法の乱れから起こっているという説を、日蓮が『立正安国論』で説いた論旨と合致していると考えた。彼は堕落した僧侶の姿に失望し、衆生救済の菩薩行に邁進した仏教改革者だった。

 残念ながらこの2人が直接邂逅した記録はないが「仏教ルネサンスを呼びかけたのが龍馬だとしたら仏教ルネサンスを実践したのが長松清風であった」と著者は述べる。

 海援隊は『閑愁録』以外にも、語学書『和英通韻以呂波便覧』と政治書「藩論」を出しているが、いずれもこれまでの龍馬研究ではあまり重要視されてこなかった。そこにスポットライトを当てて、仏教をキーワードに人物像を掘り下げたところに本書の面白さがある。実際、「仏教徒としての坂本龍馬」は従来見過ごされてきたのだ。清風の生き様もまた魅力的。両者の研究をする際には必ず参照されるべき一冊なのは確かだ。

 今こそ両者が願ったように、人々を救う「生きた仏教」を再興せよ、という最終章の主張には発奮させられよう。著者は清風の5代後の子孫で、佛立宗妙深寺の住職。」

2012年8月25日土曜日

ゴールドベルク変奏曲

少し時間に余裕がある夜に聴いてみていただきたいと思う美しい曲。

グレン・グールド。特に、バッハのゴールドベルク変奏曲。Glenn Herbert Gould。鈍感な自分にも、この人の奏でるものは違うと分かる。

一人で聴いていたら、どこまで行くのか分からなくなります。本当にすてき。

垣花正 あなたとハッピー

来週の月曜日、ニッポン放送の朝のラジオ番組「垣花正 あなたとハッピー」という素晴らしい番組に湖面テータとして出演させていただくことになりました。

朝8時から10時過ぎまでという長時間。これまで出演されたコメンテーターの方々を拝見すると身のすくむ思いがします。どんなお話になるのでしょう。ホームページを見ると「異色の異色のお坊さん 長松清潤さん」と書いてありました(汗)。こんな「珍しい生き物」的な表現、本人にとっては面白いー。

とにかく、こうした機会をいただけたことは、とっても幸せなことです。少しでも『仏教徒 坂本龍馬』の内容についてお話できればと思います。どんなことになるのか、局の方も講談社さまもドキドキしているかもしれませんが、頑張ります。よろしくお願いします。

http://goo.gl/BytqR

壮年会主催・男子信徒御講

夕方の空。こんなに清々しい空が見れる美しい世界。

ごめんなさい。ブログを更新できませんでした。毎日ご覧いただいている方から心配のお電話をお寺にいただいたと聞きました。すいません。ありがたいです。

今朝は6時半から門祖日隆聖人のご命日のお総講を勤めさせていただきました。ちょうど佛立第二世講有日聞上人の祥月ご命日でしたから、特別な思いをこめてご奉公させていただきました。

午前中は面談が続き、14時から年に一度の、妙深寺壮年会主催による男子信徒住職御講、続いて境内地でバーベキューをさせていただきました。

普段、なかなかお話できないし、とってもいい機会になりました。男子の時代です。女子の影に隠れている場合ではありませんもんねー(笑)。

明日の朝は、神奈川新聞に『仏教徒 坂本龍馬』の書評が載るとのご連絡をいただいています。全く内容を読んでいないので、どうかなー。楽しみです。

ご心配かけて、すいません。ありがとうございます。

2012年8月23日木曜日

あの日から4年

あの日から4年です。

空があって、雲があって、夕陽が綺麗で、月まで出てて。水面は凪です。

この前、珍しい奴らが集まりました。4年分の1日。

泣いたり、笑ったりしました。

眺めながら、微笑んでくれていたと感じました。

みんな、がんばってます。とっても、がんばってました。

あの日から4年目の今日でした。

産経新聞

とても好意的に書いてくださり、本当にありがたく思っております。

ありがとうございます。

http://goo.gl/T06aD

秋の予感?

佛立研究所・研究員会議が終了しました。健全な問題意識や強い研究意欲を持つ研究員の方々。刺激を受けます。

京都は連日の炎天下ですが、麩屋町の葦簾を眺めていたら何故か秋を感じました。秋の気配はないのに、秋の予感?不思議ー。

これから横浜に戻ります。

2012年8月22日水曜日

お墓参り

激しい夕立ちに、やめようかと思いましたが、やはり発刊してからまだだから、龍馬の墓前に一人で報告に来ました。

お墓参りをして、また思い返します。

いろんなことがありますが、とにかく前を向いてゆきます。

お知らせ

どのような内容か確認していませんが、先日受けた取材の内容が明日23日(木)の産経新聞に掲載されるようです。ご批判もあると思いますが、それも当然のこと。どのような内容になっているか楽しみにしています。

また、26日の日曜日の神奈川新聞に『仏教徒 坂本龍馬』の書評が載るとのこと。これも全く内容を知りませんが、楽しみにしています。

27日(月)の朝、ニッポン放送の「垣花正あなたとハッピー」という番組にコメンテーターとして出演するようにお話があり、恥ずかしながら出させていただくことになりました。関東圏だけなのかもしれませんが、午前8時から10時過ぎまで同席しながらお話する予定です。AMラジオ。周波数は1242です。

http://www.1242.com/program/happy/

以上、お知らせでした。よろしくお願いいたします。

ありがとうございます。

水戸先生の日記に

旧知の水戸先生が、日記に書評を載せてくださいました。ありがたいです。 http://goo.gl/i6XSp

佛立研究所の会議。研究の絞り込み、苦心しています。

2012年8月21日火曜日

虚しく天を仰ぐ。山本美香さんの訃報に接して。

シリア北部のアレッポで、ジャーナリスト・山本美香さんが亡くなった。志の高い、本物のジャーナリストの死に、ただ虚しく天を仰ぎ見る。

彼女の存在は、独立系通信社ジャパンプレスの佐藤和孝氏と共に、戦時下のバグダッドからイラク戦争の状況を生々しく伝えた時から知られるようになった。

あのバグダッドからの報道。食い入るように観た。大手の報道機関が腰を引いて行かせなない戦場。情報が少ない中、現地から届く映像、音、光、兵士や市民の表情。特に、彼女の報道は戦争や紛争の中にいる女性や子どもたちの姿だった。

イラク戦争の開戦から半年。私も中東に入った。イスラエル、エルサレム、パレスチナ。私はこの戦争や紛争が「宗教」に起因していると考えていたし、今もそう考えている。

ジャーナリストではないが、宗教者として、一人の仏教徒として、聖書を片手に、イスラエルを回った。ゴラン高原に車を走らせ、レバノン、シリア、ヨルダンの国境を見上げた。シリアの軍事ヘリコプターが絶え間なく旋回していた。

イラク戦争に大義などなかった。
ただ、米国同時多発テロを引き金として、米国の極端な保守勢力、つまり新保守主義勢力、さらにキリスト教右派勢力が、「中東」の新基軸を強引に創り上げようとしていた。政治家、狂信者、強欲な投資家やビジネスマンたちの思惑は見事に合致した。こうして、イラクや中東は今に至っているし、今なお彼らの「目的」の途上や過程の中にある。私には、イラク戦争以降、中東政策は、明確な一つの目的に従って進められていると思えてならない。

恐ろしいことであり、あってはならないことだった。現在のシリアの混迷も、その裏側に大国の思惑がある。イスラエルは、米国や英国、国連を通じて、「目的」に近づくための強力な活動をしている。ロシアや中国も、アサド後を睨んで対峙し、包囲網が狭められていることを肌で感じているイランも動きを活発化させている。

こうしてシリア国内は全ての市街地が血で血を洗う場所となってしまった。反政府軍はゲリラ戦を開始し、市民の中に混じり、市街地を拠点とし、追い詰められた政府軍は兵士か市民か判別できなくなった状況の中で、無差別に攻撃を繰り返している。何度も何度も、あらゆる戦場で繰り返されてきたことが、また起こっているのだと思う。

山本美香さんは戦場にいた。しかし、彼女は死ぬために戦場に行ったわけではない。ただ、彼女は、ここに戦場があること、その真実の姿、特に女性や子どもたちが苦しんでいることを、日本にいる私たちに伝えようとしていた。佐藤氏は、今なお彼女はそれを伝えようとしていると言っていた。そうだと思う。

誰かが、それを伝えなければならない。目を開くために。また、「誰かがやるだろう。僕はその誰かになりたい。」という言葉も浮かぶ。

日本近海で硝煙がくすぶりつつある。日本も、日本人も、戦争が遠くにあるもの、と片付けられない時を迎えている。

私は『仏教徒 坂本龍馬』で「戦争と平和」という項を書いた。私は、日本の現在の「国防」を正常だと思っていない。そして、その異常さは明治維新の誤謬によると考えている。

坂本龍馬らは船中八策や新政府綱領八策に軍備を整える大事を明言していた。覇権的な列強諸国との厳しい交渉に、強力な軍備を整える大事を痛感していた。彼らは、極めて現実的な政治家であったし、何よりも「武士」「武人」だったのである。「兵法」「戦闘」について常に備え、考えていた。佐久間象山、吉田松陰、勝海舟などの富国強兵政策は、国家を守るための政策であったことは言うまでもない。

ただし、坂本龍馬らは日本国民の心を、平和と平等の思想である「仏教」で満たそうではないかと説いていたのだ。私は、今一度、このことを強調したい。今だからこそ、このことを伝えたい。

外国との交渉は極めて厳しい過程を経る。自国を自国民で守るべきなのは当然のことだと思う。ただし、日本国は徳ある行動が出来る。仏教的な徳を以って世界と対峙できるはずだ。愚かなレベルに下りてゆく必要もない。静かな、文武を究めたような、「侍」の姿を以って臨みたいものだ。

国旗を燃やす映像。蛮行に走る人々の顔が恐ろしい。仏教的に見て、尖閣諸島に上陸した香港の活動家の顔が悪い。修羅か、餓鬼か、畜生か。中国にも韓国にも大切な友人たちがいるが、個人的に感じるのは韓国の大統領も顔が悪い。お徳が低いと思う。やはり、これではいけない。私たちの顔も、焦燥や強欲さ、怒りや妬みが出ているようではいけない。

仏教徒としての自覚を強めたい。

いずれにしても、山本美香さんが命をかけて伝えようとしていたことを、少しでも感じて、学ばなければならないと思う。国土が焦土に化すような事態への備え、すでに焦土となっている国や地域への支援。

届かない声を届けようと、正義感や使命感を抱いて生きた彼女のことを忘れない。

2012年8月20日月曜日

「歴史・地理 の 一番ギフトとして贈られている商品」で第4位ー(涙)!

Amazonの「歴史・地理 の 一番ギフトとして贈られている商品」で第4位とのこと。こんな本をー(涙)。申し訳ない気持ちです。

http://goo.gl/I7DPj

本当に、この本の最初のほうは、あまり聞かない人物名や面倒な年号、難しい内容が続くので、辟易すると思うのです。何とか第4章くらいになると読みやすくなるのですが。

どうか、お許しください。

でも、本当に、こんな内容の本を求めていただいているようで、嬉しい限りです。

ありがとうございます。

2012年8月19日日曜日

見習教務養成所

見習教務養成所。今年も開催されています。何とか私の講義が終わりました。

2012年8月18日土曜日

咸臨丸子孫の会

小美濃先生が会長を務めておられる幕末史研究会。先生にご紹介していただくままにご挨拶させていただきましたが、本当に貴重な機会をいただきました。

咸臨丸子孫の会、開陽丸子孫の会の方々にご紹介いただきました。こうした会があることそのものが驚愕です。今夜、濱口興右衛門のご子孫・小林賢吾氏、榎本武揚の曽孫の榎本隆充氏をはじめ、勝海舟の玄孫・高山みな子女史、坂本家九代目当主・坂本登氏、千葉重太郎ご子孫・千葉弘氏にご挨拶させていただきました。それぞれ、小美濃先生がわざわざ『仏教徒・坂本龍馬』を手にして、ご紹介いただきながら歩き回ってくださいました。本当に、ありがたいです。

歴史の中の登場人物が、スーッと身近に迫ってきて、とても不思議な感覚でした。感激いたしました。本当に、ありがとうございます。

夕立ちと凡夫の愚かさ

今日は朝からゴロゴロと雷が鳴り響き、午前中なのに「夕立ち」という感じでした。でも、この天候がまさに、昨日と今日の特別御講の御教歌、御法門でお教えいただいたことでした。

御教歌
「あまつつみ してましものを夕立に
たちぬるゝまで ふらじと思ひし」

凡夫の転倒。無常を知らぬ。すべて逆に捉えてしまう悪癖。転倒の4つ。常・楽・我・浄。

常なきものを常と思うほか、不幸の因を不幸と思えぬことども。そもそも壊れてしまっている考え方。

空を雨雲が覆って、いつ降り出してもおかしくない。でも、「たぶん大丈夫」「まだ大丈夫」と思って、
結局夕立ちのどしゃ降りに濡れなければ分からない。

人生も同じと教えてくださいました。家族の健康も、その幸せも命も、常ではない。いつ壊れてしまうか分からない。御法さまを侮ってはいけない。謗法していて、「まだ大丈夫」なんて思っていてはいけないのですね。

鈴江御導師をお見送りさせていただいて、そのまま東京の学士会館まで越させていただきました。先日、京都佛立ミュージアムの開館式にご出席いただき、講演をいただいた小美濃先生が主宰する幕末史研究会という会合に出席させていただきます。御礼とご挨拶。そして、今後ともミュージアムへのご支援などと賜りますよう、お願いしたいと思います。

2012年8月17日金曜日

産経新聞さまと特別御講

今日の午前中、わざわざ産経新聞社の記者の方と講談社のT部長が妙深寺にお越しくださり、『仏教徒 坂本龍馬』についてのインタビューをしてくださいました。本当に、ありがたかったです。

午後からは年に一度の鈴江御導師にご唱導いただく特別御講。ホテルにお見送りして、先ほどお寺に戻りました。

明日も10時半から特別御講の第2日目です。是非、お参詣ください。

ありがとうございます。

2012年8月16日木曜日

増版が決まりましたー(涙)!

昨日、15日は麩屋町・長松寺のお総講を勤めさせていただきました。

この夜のお総講の前に、講談社のT部長からお電話をいただき、「増版が決定しましたー」とのこと。わー、うれしー。

初版6000部。出版から約2週間で増版なんて、とにかく、ありがたいです。

こんなに早いと思っていなかったので、見直しもあまり出来ていませんが、痛恨の極みである冒頭の誤植などを直します。7ヶ所くらい。本当に、この間違いは初版ということでご容赦いただきたいですー。

8月末からは第二版が出てきます。ありがたい。

昨日、四条のジュンク堂に行きました。入口近く、レジの前の棚に平積みくださっていました。まだポスターも掲示してくれていました。

初版、ぜひ手にとってくださいー。よろしくお願いします。

2012年8月15日水曜日

『人間への挑戦状』 妙深寺報 平成24年8月号

今日は終戦記念日です。

どのように過ごし、何を考え、何を誓うでしょう。戦没将兵、戦災横死者の諸精霊に対してご回向の御題目をお唱えさせていただきます。

私は自身の本の中で、靖国神社に参拝すれば愛国者で、憲法9条を擁護すれば平和主義者であるというのは双方共に問題の矮小化だ、と書きました。本当に、そう確信しています。

神社本庁が編集した『靖国神社』を読みましたが、決定的に明治維新前の思想や設立経緯に踏み込んでいません。私はこの点が大きな問題であり、日本の不幸であると指摘しています。

終戦記念日ですので、今月の寺報の巻頭言を載せさせていただきます。

『人間への挑戦状』 妙深寺報 平成24年8月号

物質文明とも科学技術文明とも言われる中で、人間は宗教や信仰の大切さを見失い、教えの理解や実践に無関心になりました。

短期間であるとしても、確かに科学技術によって作り出された様々なモノは、多くの人が宿命的に背負っていた貧しさや苦しさを豊かさや穏やかさに変えました。その恩恵は計り知れません。

しかし、光が強ければ強いほどその影も色濃くなるように、人類が得てきた恩恵の裏側で、自然界は傷つき、バランスまで奪われてしまいました。同時に人間の心や社会の在り方も、数万年もかけて作ってきた大切な何かを、失ってしまったのではないでしょうか。

相次ぐ自然災害だけではなく、人間社会を覆う諸問題の根底には、宗教や信仰を失い、歯止めが利かなくなった人間の、欲望や慢心、エゴイズムがあるのではないかと思います。

「人類の宗教の歴史」の著者・フレデリック・ルノワールは、

「宗教的信仰と儀礼を持たなかった人間社会は、記録されている限り一つもない」

と述べています。「宗教」「信仰」というものに注意を払わずに人間や社会を理解することは出来ないと指摘しているのです。

宗教や信仰が果たしてきた役割を特定の思想や社会制度が果たせると期待した時代もありましたが、その試みは現在のところうまくいっていません。

宗教や信仰は、人間教育に決定的な役割を果たします。ですから、人間が集まって形成する社会にも決定的な役割を果たすのです。

人間は生まれただけでは人間になれません。人間の子どもは狼に育てられれば狼になります。人間は、本能というシステムが起動していつのまにか人間になるという生物ではないのです。

いじめの問題が取り沙汰されています。おぞましいいじめの実態とそれを受けた少年の苦悩は想像を絶します。こうした事態を放置したか、あるいは気づけずにいた学校や教員、教育委員会の問題が指摘されています。

しかし、人間が人間になるための「教え」がなければ、こうしたことは絶えず起こってしまいます。自然界では、この世に生を受けた直後から厳しい生存競争が始まり、自分が優位に餌を得るために巣穴の兄弟を追い落とし、同種間でも優位を保つために争い続けます。これらは強い者を残して種を繁栄させようとする動物たちの本能と言われ、動物界や自然界では肯定されてしまうものなのです。

大人から子どもまで何が人間かを学べずにいれば、本能に任せて動物のように生きる者が増えても仕方ないでしょう。大切なことは「人間」を知ることだと思います。

仏陀だけが人間の中に神や仏を見出し、同時に悪魔や鬼を見出しました。人間こそ、宇宙の神秘に近づける特別な存在であると証明し、同時に本能に制御された動物にはない残虐性を持つ存在であるとも言明したのです。

これは人間を知る上で画期的なことでした。仏教は、常に人間の可能性と愚かさを説いてきました。戦争の要因となる宗教とは異なり、仏教は自身の中に鬼を見ました。

アルバート・アインシュタインは次のような言葉を遺しています。

「仏教は、近代科学と両立可能な唯一の宗教である」

仏教があれば、近代科学文明を阻害することなく、人間も社会も健全に発展してゆけるはずです。

八月には終戦記念日があります。原爆記念日もあり、戦没将兵や戦災横死者の慰霊を行うとともに、戦争の悲惨さを伝える様々な機会が設けられています。

NHK「戦争証言プロジェクト」では、戦争の当事者であった兵士や市民に証言を求め、その膨大なデータをホームページで配信しています。私は、これが今考え得る中で、戦争の悲惨さを伝える最も有効な方法だと思います。
http://www.nhk.or.jp/shogenarchives/

この方々のお言葉や涙を、一人でも多くの方に見ていただきたい。私たちは近代日本が経験したあの戦争を、目を背けずに見据えなければなりません。

八月、拙著『仏教徒 坂本龍馬』が刊行されました。万感胸に迫ります。馴染みのない人物名が並び、面倒な言い回しが続いて辟易するかもしれません。それらはすべて私の才能の無さ、文章力の稚拙さ、頭の悪さです。申し訳ありません。

しかし、執筆に当たり、私には確信と覚悟がありました。この本は幕末の英雄・坂本龍馬を通じて、明治維新の闇に光を当て、日本には別の選択肢があったことを明らかにし、幕末維新の仏教改革者・長松清風を紹介して、正しい仏法による人々の真の幸福、国家安穏の道を提示するものです。

私は面白い本を書いたのではありません。真実だけに敬意を払い、タブーに触れるのも厭わず、この国の在り方を論じました。批判が出ることも承知しています。ただ、どのような批判が出ようと事実は事実です。私自身の類推で書いたことは一つもありません。すべて資料に遺されていることです。

龍馬は仏教徒でした。龍馬暗殺の後、その思想とは異なる勢力が明治政府の中枢を占拠しました。彼らは復古神道という偏った宗教思想によって神仏分離、廃仏毀釈という政策を断行してゆきました。これを推し進めたのは明治天皇の外祖父である中山忠能や岩倉具視、大国隆正、福羽美静、平田鐵胤等でした。その後、復古神道は国家神道へと形を変え、無惨な敗戦に至るまで日本を呪縛しました。

昭和二十一年元旦、昭和天皇は『新日本建設に関する詔書(通称「人間宣言」)』に於いて「五箇条の御誓文」に基づいた日本の再建を宣言しました。これはGHQの強制ではなく、天皇ご自身の要望によるものでした。その「御誓文」とは、龍馬の「船中八策」を三岡八郎が明文化したものです。実に七十七年の時を超えて蘇った明治維新の真の理想です。残念ながら、この時までに余りにも多くの血が流されてしまっていました。

私は、タブー視されている明治維新の闇に、坂本龍馬や長松清風と共に「仏教」を以て挑みました。靖国神社やキリスト教、堕落した宗門や慢心した僧侶について書きました。静かな覚悟を抱きながら、これから起こることを想像しています。

苦難や困難にも備えなければなりません。生きた仏教の再興は、日本人だけではなく、人間というものへの挑戦です。相応の覚悟が求められるでしょう。ありがたいことです。

「ブッダは実際には哲学を提唱しているのではない。彼は、人間に挑戦状を突きつけているのだ」
カール=グスタフ・ユング

2012年8月13日月曜日

スーッとなるお看経

夏期参詣最終日、朝のお総講から今夜は夜の住職御講まで、無事にご奉公させていただくことが出来ました。昨日は一座、今日は朝に二座、夜に一座の御法門。さすがに声が枯れてしまいました。

日中、妙深寺報の巻頭言を書き上げることが出来ました。汗をかきながら、パソコンの画面を見ていたら、目がチカチカしました。

そんな時、いつにも増してお看経がとてもありがたいです。目も、頭も、心も、ご宝前でスーッとなります。ありがたいですー。

2012年8月12日日曜日

山ちゃんの御礼御講

スッカーっとした空ー。

御講の前に空を見上げたら、あまりにも真っ青で、雲もいい感じでかかっていて、気持ちが晴れ晴れとしました。

今日は山ちゃんがお席主となって特別な御講を奉修させていただきました。東日本大震災が起こった直後、御殿場からプリウスでたくさんの支援物資を運び、水戸まで何度も往復してくれた山ちゃんです。今回のうごく七夕まつりでも一緒にご奉公してくれましたー。青年会時代から20年近く一緒にご奉公してくれています。

その山ちゃんが突然の転勤。9月1日付。どこに行ってもしっかりとお参詣、
ご信心、ご奉公されると思うから安心ですが、さみしいですねー。

そして、今日は特別な御講となりました。これまでの御礼の御講、これからのご祈願の御講でした。第二本堂の、ガラスのご宝前で勤めさせていただきました。ありがたかったです。

さて、妙深寺の32日間の夏期参詣も明日が最終日です。6時半から高祖総講を奉修させていただきます。是非お参詣くださいー。

2012年8月11日土曜日

ボーズバー・ライブ中!!

ただいま、ボーズバーでライブ中ですー。

20年来の友人で、アーチストをしている将大くんとレイトさんが来てくださいましたー。

すっごいなー。本物だー。

http://www.ustream.tv/channel/live%E5%A6%99%E6%B7%B1%E5%AF%BA

次男坊の浴衣姿

僕の知らない間に、子どもたちは海まで小旅行に行っていたようです。

そんな予定も知らされない父親。もはや完全に外されてますねー(笑)。

それにしても次男坊の浴衣、なかなか似合いますー。

はじめての本屋さん

何とか時間が出来たので、今日は出版後はじめて本屋さんに行ってきました。

ランドマークタワーの5階にある本屋さんには残念ながら置いてありませんでした(涙)。それにしても、たくさんの本が並んでいましたー。

そして、横浜駅西口・ダイヤモンド地下街にある有隣堂に行くと、レジの真横の本棚に置いてくださっていました。歴史コーナーにも平積みしていただいていました。本当にありがたいです。

今夜は19時からボーズバーが開店します。ぜひ、お越しくださいー。

2012年8月10日金曜日

お詫び

昨日も今日も首都高は大渋滞でした。お盆のお休みに入ったのかな。

『仏教徒 坂本龍馬』、発売から1週間が経ちました。インターネット上でも色々な書籍販売サイトでご紹介いただいています。ありがたいですー。

さて、もうお気づきの方もいると思いますが、最後の最後に私のこだわりで差し替えた「まえがき」の冒頭に誤植があります(涙)。校正や校閲を何度も繰り返した後、ギリギリのタイミングで差し替えた部分でした。ダメですねー。

冒頭の一行目の西暦部分なのですが、出版業界には目立つ部分に誤植が出るというジンクスがあるそうですが、まさにそうなってしまいました(汗)。

とにかく、これは「調子に乗るな」という厳しい戒めとして受け止めて、さらに精進したいと思います。ご購入いただいた皆さまには初版ということでご容赦いただきたいと思います。よろしくお願いしますー。

来週は新聞社のインタビューをいただき、27日にはニッポン放送の朝のラジオ番組に出演させていただく予定ですー。伝えなければならないことが、まだまだたくさんあります。

自分が出来ることを、とにかく精一杯させていただきます。とにかく。

本物の友人たち。応援してくれて、ありがとう。ニセモノはいりませーん。

2012年8月9日木曜日

陸前高田のニュース

夏期参詣も残すところあと4日。久しぶりの朝でしたー。ありがたかったです。

午前中、町子さんの告別式を勤めさせていただきました。哀しい別離です。お嬢さまお二人が気丈にお見送りしてくださいました。何より安心してくださっていると思います。

さて、いま、TBSで陸前高田のニュースが放送されていますー。柴田社長の特集ですー。

2012年8月8日水曜日

ひまわり

お昼前に、妙深寺に戻りました。仙台を過ぎてから、空に綿菓子のような雲が浮かんでいて綺麗でしたー。

お寺に戻るとたっくさんの方々が陸前高田で使用した器具などの後片付けのご奉公をしてくださっていました。本当に、ありがたい、あたたかいお寺だなー、と思って、うれしいです(涙)!ありがとうございます。

少しだけ充電。ご染筆をさせていただき、これからお通夜のご奉公に向かいます。

大切な大切な方のお見送りです。あの日、病室で手を握って御題目をお唱えさせていただいたのが、最後になってしまいました。

お待たせてしてしまいましたが、まごころを込めて、ご奉公させていただきます。

写真は、陸前高田の大塔婆の前に咲いていたひまわりです。被災地を見下ろしながら、みんなで背筋を伸ばして空を見上げています。

そうありたい、そうあるべきだと思います。

幸の湯、常さん、北九州

帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...