2022年4月7日木曜日

大宥清寺展 ー京都北野の知られざる名刹ー オープニング映像


京都佛立ミュージアム
『大宥清寺展ー京都北野の知られざる名刹ー』オープニング映像
 
期間:令和4年3月26日(土)~令和4年10月10日(月祝)
場所:京都佛立ミュージアム 入館無料
TEL:075-288-3344
URL:www.hbsmuseum.jp
平日 10時−16時
土日祝 10時−17時
休館 月曜日(※但し、月曜日が祝祭日及び25日のときは開館、翌日代休。)
 
入場料:無料 どなたでも自由にご観覧ください。
場所:京都市上京区御前通一条上ル東竪町110

【第一章 オープニング】
知れば知るほど奥がある、訪れるほどに心満たされる。
山紫水明の都には、未だ知られざる物語が数多くあります。
美しい庭園を擁する寺院、国宝級の仏教美術が佇む名刹。
京都の魅力を語る中で、歴史ある古刹はその中心に位置します。

宥清寺。
日蓮門下、洛中最古の由緒を持つ名刹です。
しかも、本門佛立宗、全世界10カ国、32拠点、国内外、多くの信徒の信仰を集める唯一の本山であり、今なお生きた仏教が脈々と息づく仏教寺院。
その長い歴史と現在の姿に光を当てる高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃特別展示「大宥清寺展」。
混迷を深める世界の中で本来「仏教とは何か」「寺院とは何か」と問い、ここに私たちの一縷の希望があることを見出してゆければと考えています。

鎌倉時代。相次ぐ自然災害、疫病の流行や飢饉の発生に、住む場所を追われ、愛する人を失い、苦しみ、傷つく人びとが溢れていました。
比叡の山中で仏法を習い究めた若き僧侶たちは立ち上がり、山を下りて民衆に分け入ります。その一人が日蓮聖人でした。
日蓮聖人は、ひたすら世の安穏を願い、度重なる怨嫉や迫害を乗り越え、史上稀有の宗教家、仏教者として生きました。滅後、弟子たちはその遺志を受け継ぎ、ついに帝のおられる京の都に到達。その最初期に創建された寺院こそ、青柳厨子本門寺、現在の宥清寺です。

古には「洛中二十一箇本山」、後に十六本山が日蓮門下の寺院として知られていますが、応仁の乱、天文法華の乱、時には権力者の思惑によって京洛内外の移転を余儀なくされながら、門下の寺院は変遷を重ねます。宥清寺も例外ではなく、数奇な運命を経てやがて京都の要地・北野に根を下ろします。

大宥清寺。
宥清寺の特色とは、門下洛中最古の歴史のみならず、特に幕末維新の仏教改革者・長松清風との接点でありました。檀家制度の中で、貴族化、典礼化、スコラ化、形骸化していた仏教を、仏教本来のあるべき姿、日蓮聖人の真の教え、生きた教えを再興すべく生きた仏教改革者は、この宥清寺と邂逅し、その法城をお預かりすることとなりました。そして、この宥清寺を中心に、仏教ルネサンスを日本中、世界中に広げてゆくこととなったのです。
宥清寺は、幕末維新の動乱や急速な近代化を経、今なお日蓮聖人の遺志を継承する“生きた仏教のお寺”として、人びとの心の依り所となっています。
この度、日蓮聖人御降誕800年にあたり、“日蓮門下関西圏最古の寺院”にスポットを当て、京都北野の歴史とともに、知られざる名刹の由縁を紹介します。
当展が、長引くコロナ禍や国内外の不安定な情勢など、鎌倉期や幕末維新に勝るとも劣らぬ激変の時代を生きる人びとの希望となり、力となり、社会に充満する閉塞感を打ち破る一助となれば幸いです。
ありがとうございます。

#本門佛立宗 #宥清寺 #仏教 #京都 #古刹 #名刹 #本山 #市電 #チンチン電車

0 件のコメント:

今日は飛行機、明日は電車

今日は飛行機を使わせていただいて、明日は小倉駅から新幹線、京都駅でサンダーバードに乗り換えて敦賀、敦賀で北陸新幹線に乗り換えて長野へ向かう予定です。 小倉から京都は591キロで148分、京都から敦賀は94キロで52分、敦賀から長野は353キロで110分だそうです(乗換案内さんが教...