2015年2月23日月曜日

中国新聞さまの取材

今日は、わざわざ中国新聞の記者の方が、京都佛立ミュージアムまでお越しくださいました。

時間をかけて、丁寧に取材していただいて、本当に、ありがたく思っています。

広島市に本社のある中国新聞さまに取り上げていただけること、明日から開催される「ヒロシマ・アピール・ポスター展(HIROSHIMA APPEALS POSTERS展)」にとって、これほど有難いことはありません。

ヒロシマ。

その意味。

今日、記者の方から質問をされるたびに、終戦70年に当たって、この企画展を開催させていただく、その重みを、感じていました。

昨年の8月5日、6日、スリランカのみんなと広島を訪れていたことも、決定的なタイミング、絶対的なお導き、ご奉公だったのだと思います。

私たちが浅葉克己先生のオフィスを訪れたのは、広島を訪れた後でした。

当初は、違う企画をお願いしていました。

しかし、浅葉先生から、1つの小さな冊子をいただいた。

それが「HIROSHIMA APPEALS POSTERS」でした。

衝撃を、受けたのです。

開導聖人が、アーティストであったから、クリエイターだったから、デザイナーだったから、その1枚1枚に込められた「精魂」を、感じてしまった。

ヒロシマを。

僕は、それを、広島平和記念資料館の販売所で、見ていたのです。

そして、子どもたちにHIROSHIMA APPEALSが描かれたTシャツを、買っていたのだから。

亀倉雄策先生がお話になっていたように、このヒロシマを題材にしたポスターには、日本を代表するアーティストの方々が感じた、「ひとひらの詩情とひとすじのドラマ」があります。

体験談でもなく、お説教でもなく、たった1枚のポスター。

でも、1枚だからこそ、言葉ではないからこそ、脳裏に残る、自分で感じる、考える、消化する、感覚的に、忘れられなくなる。

平和は、戦争からしか、学べない。

第1回目の作品は亀倉先生によるものです。

私は、何の解説もなく、説明もなく、ただ、じっと、このポスターを見て、恐怖を覚えました。

天国が地獄になる瞬間ー。

まず、それを、感じました。

蝶が、燃えている。

蝶の羽に、火がついて、燃えている。

堕ちてゆく。

蝶が飛んでいるのは、のどかな、何とも穏やかな、素敵な場所ではないですか。

まるで天国(仏教的な言い方ではないけれど、直感的な表現です)。

それが、一瞬にして、地獄に変わったということ。

蝶なんて、一番小さくて、弱いでしょう。

蝶の羽なんて、薄くて、細くて、一度火がついたら、ほんの数秒で燃え尽きてしまうはずです。

それが、燃えているのだから、まさに、天国が地獄に変わる、その瞬間を捉えていると思ったのです。

怖い。

おぞましい。

この光景が、論理ではなくて、説明ではなくて、心に焼き付くのです。

ポスターの並んだミュージアム、まさに圧巻でした。

これほどのテーマ、これほどの方々の作品を、私たちが展示していいのだろうかと、つくづく、有難く、つくづく、光栄に思いました。

一人でも多くの方に、見ていただきたいと思います。

本物は、すごい存在感です。

光彩、はんぱないです。

1日かかります。

2日間くらい、見続けていたいくらい。

ずっと、ずっと、展示作業を続けてくださっている皆さまに、感謝しかありません。

いま、慌ただしく、また横浜に戻っています。

それでも、記者の方とお話をしていて、私自身も、巨大な意味を、巨大な意志を、再確認すること、整理することが出来て、有難かったです。

感謝です。

本当に、ありがとうございました。

いよいよ、明日からです。

(マダジュンビハオワッテイナイケド)

(マニアウノカシンパイダケド)

すいません、お先に失礼して。

ありがとうございます。

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