2008年9月26日金曜日

横浜とJazz

 今日は横浜で修学塾。神奈川県、静岡県下の御講師らが参集して、勉強させていただく会合である。

 会場は、横浜の中の横浜、開講記念会館。こんな素敵な場所をお借りして、大切な授業が行われている。有難い。

 この赤煉瓦づくりの開港記念会館は、大正6年に横浜の開港50周年を記念して市民の寄附金により創建された横浜を代表する建造物。国の重要文化財でもある。

 何と言っても、そのシンボルは「時計台」。36メートルの通称・ジャックの塔。明治末の焼失、関東大震災での倒壊や火災などを乗り越えて、復旧創建当時の姿を今に残してくれている。内部は公共施設として講堂や会議室を安価で提供してくれている。私たちもその恩恵に預かっているというわけだ。

 今日の授業は宗学。宗学とは本門佛立宗の教義の根幹を学ばせていただく科目で、極めて大切な授業だ。なかなか、日頃から拝見しておかなければ忘れてしまっている特殊な言葉も多く、農道を走っていて突然高速道路に紛れ込んでしまったかのような感覚になる。フルスロットルになるまでに時間が掛かる(汗)。しかし、コツコツと、有難く、文字面だけではなく、信心として血肉になるように、実際の行動・菩薩行へと昇華できるように、腹にしみ込ませてゆくように、学ばせていただかなければならない。

 とはいえ、ボーッとした頭で昼食へ。テクテクと横浜の中心街を歩く。先日、この近くを歩いていて驚いた、Jazzバーばかりがある交差点に立った。この前、この交差点の近くにあるお蕎麦屋さんで昼食をいただいたのだが、その角にある大きなジャズライブバーや小さなジャズのお店がたくさんあるのに驚いていた。40年近く横浜に住んでいるのに、こうした場所に来ることもない。なるほど、横浜は深い。

 最近、聴いている音楽といえばゆっくりとしたJazzが多い。今年の4月、ブラジルを訪れた際に学校で音楽を教えておられる先生から本場のボサノバを教えていただき、CDまでプレゼントしていただいた。昼間聴いていると元気が出て、夜聴いているとしっとりする。同じ曲なのに色々な顔を見せてくれる。

 音楽はいい。個人的には、しっとりと、シンプルなものが好きなようだ。チェット・ベイカーなど、独特な感触の声とトランペットを聴いていると、何ともいえないゆるやかな気持ちになる。ダイアン・リーブスの歌、特にMistyも好きな曲。俗っぽい話で申し訳ないが、真面目に勉強しつつ、こんなことを考えて歩いていた。

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