2008年9月20日土曜日

ウェブ会議システムの活用

 ウェブで会議が出来るとは、本当に便利なものだ。昔の人がこの状況を見たら、どれほど驚かれるだろう。
 私たちは幸せである。遠い国にいる人とも電話で話が出来るし、コンピューターとインターネットを活用すれば顔を見ながら話が出来るのだから。個人的にはウィンドウズやヤフーのメッセンジャーやスカイプなどを使っているが他にも様々なサービスが用意されていて、便利さを実感できる。
 平成が始まった頃、ポケベルですら珍しい時代だった。1993年に「ポケベルが鳴らなくて」というドラマと主題歌がヒットしていた。最初は数字だけだったのだが、プッシュ番号を組み合わせると文章が作れる機能が現れた。電話ボックスから文字表を片手に電話している人を見たものだ。1995年以降、携帯電話の料金が下がり爆発的な普及を遂げた。あの当時、お弁当箱のような携帯電話を持っている人は大変なお金持ちの方々で、私たちが持つなど夢の夢だった。今、高校生や中学生、小学生までが携帯電話を持っている時代を迎えて、本当に恐ろしいほど急速な社会の変化・進化に、ただただ驚くばかりである。
 だから、コンピューターとインターネットを使い、カメラとマイクをセットして、遠い国や地域の人とテレビ会議が出来ることは、本当に幸せなことだと思う。遠くにいる子どもの顔を見ることが出来るし、会議や相談も出来るのだから。
 先日も書いたが、長男と次男もインターネットを使って更新。次男は「にーに、にーに」と呼んでお兄ちゃんの顔を眺めていた。この年齢だと声だけではなかなかコミュニケーションできないと思うのだが、大好きなお兄ちゃんの顔を見ることができて興奮していた。
 現在、定例となっているウェブ会議としてブラジルとの会議がある。ブラジルとのウェブ会議が功を奏して、ブラジル本門佛立宗開教100周年のご奉公は円滑に進んだ。その後も、地球上で日本から最も遠い地域である南米のブラジルと更新し、ウェブ会議を開催して検討している。さらに、来月からは北米のL.A.ともウェブ会議が開催される予定だ。こうしてコミュニケーションの機会が増えることは、具体的なご奉公を進める上でも、ご信心的な相互の向上や改良を促し、育む意味でも有難いことだと思う。
 さらに、来年の8月23日に迎える第3回 青少年の一座 九州シンポジウムの会議も、京都と福岡、熊本の3つの拠点を結んでウェブ会議を開催している。交通費の削減はもちろん、その経費(浄財)を一座の奉修費に活用することもできるのだから、こうしたシステムは有難い。宗門予算の相当な比率が会議開催のための交通費だが、積極的にこうしたシステムを活用していければ有難いと思う。大至急、その整備をすべきだと思う。
 人間にとってコミュニケーションは大切なもの。会議もデジタルだけで済むものではない。デジタルを活用し、人間くさいアナログを切り捨てるわけにはいかない。デジタルを駆使したウェブ会議で全て事足りるのではなく、三ヶ月に一度か、年に数回、少なくとも一回は、会議を構成する主要な人は実際に顔を合わせる必要があるだろう。しかし、いずれにしても、ウェブを使ったコミュニケーションの方法を最大限活用して、ご奉公に活かすことが出来れば大幅な経費の削減になるし、議長の能力が求められるから会議も逆に円滑に進むかも知れない。

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