2011年4月6日水曜日

桜のように

桜が、咲きました。まだまだ、これからですが。きっと、週末が満開です。

「散りますと花のいふのを 聞いて飲め」とは開導聖人のご教句です。

無常を知らない者が、月や花を観て風流がっても意味はない。はかなさを知らない者は、この世界の美しさを感じられない。

「月花を見てくらすべき時にあらず 世に益あらんことをつとめよ」との御教歌。風雅を愛でる大切さを知る開導聖人ならではの一流の皮肉のようにも受け取れます。エセ文化人や、こんな事態になっても呑気に風流ぶってしまう人への警鐘でしょうか。花や月を愛する大切さは、誰より開導聖人がご存知なのだから。

とにかく、今年も見事に桜が咲きはじめました。美しい。

こんなに美しく、愛情が沸き起こるのは、一年間見向きもされない桜が、僅かな期間だけ美しく咲き誇るからでしょうか。はかなさが、美しいのか、ひたむきさが、愛らしいのか。日本の国花、桜。

門祖聖人は「咲く咲く常住、散る散る常住」と。深い意味を教えてくださっています。

桜のように、なりたいです。

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