2018年8月12日日曜日

夏の特別御講


















最高の天候、最高の時間でした。


生きたお寺・妙深寺らしい特別御講、夏のガーデンパーティーでした。


これ以上ないくらい大勢のお参詣、本当にありがとうございます。


昨夜は激しい雷雨で心配していましたが、暑過ぎず、雨も降らず、最高でしたねー。


激甚災害、特に豪雨と洪水被害の増加は人間社会が自然界の水循環サイクルを狂わせた結果です。


私たち人類の作る膨大な熱エネルギーが海や大地から水蒸気として水を吸い上げ、陸地は大旱魃、局地に大雨と洪水をもたらしています。


ずっと、原子力発電は化石燃料を燃やして発電するより地球環境に優しくエコロジーなエネルギー源と言われてきました。


しかし、私たちはそうでないことに気づいた、あの東日本大震災によって。


政治家はいらない。


リーダーが欲しい。


正しい方向に歩む、みんなの先頭を切る、リーダー。


原子力発電所はやはり夢のエネルギー源ではなかった。


唯一の被爆国として分かっていたことだけれど、やっと分かった。


しかし、人間界の営みは膨大な熱エネルギーを発生させ、これを軽減させるためには原子力発電が化石燃料に代わるエネルギー源のように思われていました。


何が言いたいかというと、今の日本は、全く、何も、一切合切、進歩なく過ごしてきているということです。


本来ならば、突きつけられた問題を考えてゆけば、「リーダー」は、化石燃料でもなく、原子力発電でもない、次なるエネルギー源やライフスタイルに向かってゆくべきだと思います。


しかし、それをしなかった。


長期政権だと言いますが、僕は大切なこと、重要なことは全く何もしてこなかったと思います。


災害も、もしかするとやはり大きなビジネスチャンスだと思っている勢力があって、だから舵が切れないのではないでしょうか。


後手後手に回るのは、災害でビジネスになるのは有力な政治勢力で、新しい社会システムを作る勢力は政治に疎い、それほど力もないから、何もしない、何も出来ない。


今の政治家に頼ること、頼むことは出来ません。


戦争と平和についてもそうです。


誰も望んでいないことが起こるのは、有効な社会システムがまだ誕生していないからです。


世の中から哲学も消えました。すでに哲学は政治主張の一つに成り下がっています。不幸な時代です。


大変感激した特別御講の日に変な内容ですが、ずっとずっと考えております。


戦争と平和についても、核兵器廃絶、日本が核兵器禁止条約に反対票を投じたことも、いま直面している地球温暖化や環境問題についても、その本質は全く同じだと思います。


「王は暴力を用いて地上を征服し、海辺にいたるまで大地を占有し、海のこなただけでは満足せず、海のかなたをも得ようとする」テーラガーター


「殺す者は殺され、怨む者は怨みを買う」サンユッタニカーヤ


「怨みをいだいている人びとのなかにあっても、われわれは安穏に生きよう。怨みをもっている人びとのあいだにあっても、われらは怨みなく安楽に過ごそう」ダンマパダ


「この世の憎しみは憎しみによってやむことはなく、慈愛によってのみやむ。これは永遠の真実である。

愛によって怒りに打ち勝て。善によって悪に打ち勝て、与えることで貪欲に打ち勝て、真実によって偽りを言うものに打ち勝て」ダンマパダ


「僧たちよ、諸国をめぐりなさい。人々の恵み、人々の幸福、世に対する慈悲のために。一人ひとり別の道を行きなさい。」マハーヴァッガ

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