いま3人で京都へ移動中ですー。
清天師と清嵐師を連れています。
妙深寺ではあまり関係ないけど、清天師の方が先に得度したので兄弟子らしいです(笑)。
ハシャーン清嵐師の日本滞在も残すところあと1ヶ月、9月6日に離日しなければなりません。
ずいぶんと日本語がうまくなりました。きっと皆さん驚きます。普通の会話なら全くストレスなく出来ます。
今回の本山修行でも清嵐師は清天師の通訳になってくれると思いますのでありがたいです。
ハシャーン清嵐師は、スリランカに帰国する前、ネパールに立ち寄り、ネパールで数週間ご奉公してもらいたいと思っています。
これは、INS(インド・ネパール・スリランカ)の連携を深めるご奉公に不可欠です。
昨日の妙深寺の教務会は二部屋に分かれて開催しました。
住職の挨拶が終わると、日本語で会議する9名と英語でミーティングする5名が分かれ、インターネットをつなげて大切な部分は清朋師が通訳し、それ以外はINSの各担当者で今後のご奉公について協議しました。
新しい時代の生きたお寺は、さらに想像を超えたご奉公を進めてゆきます。
世界は本当にパラダイムの転換を余儀なくされた過渡期にあり、すでに断末魔のような様々な問題が噴出しています。
当たり前のことですが、人間は心を持った動物です。
ですから、身体が曲がれば影も曲がるように、その心が曲がれば身体や行動も曲がります。
日本人は宗教や信仰に疎く、会食中にそんな話をすると不粋と言われます。
確かに、楽しい食事にそうしたテーマは重た過ぎるかもしれませんが、このテーマを外している間は人間界やこの社会のことを半分も知らないことになります。
なぜ、生き生きとした青年の象徴のような、坂本龍馬や海援隊が、わざわざ『閑愁録』を出版して、宗教について論じようとしたのでしょう。
それこそ、先見性のある彼らは、宗教や信仰が人の世の在り方を左右する重要な要素であることを認め、同時に危惧していたからです。
この1ヶ月間、あらためてオウム真理教が起こした一連の事件について報道がなされ、カルト宗教によるテロや犯罪を知る機会となりました。
永遠に、人間界はこうした問題から離れられないと思います。
むしろ、人の社会化を阻害し、偏った集団が形成されやすい、インターネットなどのコミュニケーションデバイスやツールの進化した現代社会では、その登場や破壊力は倍加してゆきます。
アルカイダやISが地下に潜伏し、テロの機会を窺っているとされています。
世界は、やはり宗教や信仰の再発見によって、少しは穏やかになるのではないかと思うのです。
生きとし生けるもの、幸いなれ。
昨夜、8月19日に第4支庁の青少年の一座に登壇いただくコレイア御導師も無事にブラジルから到着されました。
今日、京都でお会いできるかな。
本当に、ありがたいです。
昨日、月始総講で清天師からご挨拶がありました。
2018年8月1日
妙深寺 月始総講
ダハール清天師 ご挨拶
「ありがとうございます。
最初に、ご住職、私の菩薩道、信行ご奉公に対する日々の、お慈悲のこもったご教導、そして今回もこうして日本で修行をさせていただけること、心より御礼申し上げ、また、その御恩にお報いするべく、精進させていただきます。
清康師、清行師、日々のお慈悲のご教導、心より御礼申し上げます。
また先輩の教務さん方、菩提親である野﨑さん、清和会のみなさま、妙深寺、また日本の佛立宗のみなさま、今回このような機会を設けて頂きましたこと、またご支援を頂きましたこと、誠にありがとうございました。
本門佛立宗の教務とならせていただいて1年が経ちました。母国ネパールでのご奉公では、昨年日本で学ばせていただいたことなどを精いっぱい、実行してまいりました。今年2018年はご住職より任務として、成長をし、限界を越えよ、と仰せつかり、ご住職のご指導のもと、信心を増進し、行の面で自分の限界を越えられるよう、精いっぱい取り組ませていただいております。
HBSネパールでは、現在毎月2つの行事を奉修しております。それはHBSネパールの月始総講と薫化会の日です。今までに月始総講を9回、薫化会の日を7回奉修致しました。最初は清行師がこれらの行事のためにご有志をされ、その後、ネパールのご信者さんに、HBSネパールをご信心で運営していくようにと伝えることを始めました。今ではご信者さんが行事ごとに食べ物や飲み物をご供養されるようになり、これらの行事にかかる費用の40パーセントが地元のご信者さんのご有志で賄われるようになりました。現時点で14軒のご奉安をさせていただき、ほとんどの方が、こうした行事や、お講、お助行に参加していて、お参詣したりしなかったりもありますが、何とか継続してご奉公してくれています。また、木材や染料のご有志を募り、ジーヴァンさんのご奉公で、御戒壇づくりを進めております。シンプルで美しいデザインです。
去年、ここ横浜妙深寺で修行させていただいていたとき、私は副ご住職に、「ご信心とは何でしょうか?」と伺いました。副ご住職は「これがご信心だ、ということは言えないが、それはそれぞれのご信心修行に現れるもので、いろんな段階があるんだ」とおっしゃいました。この3年間、信者さんとして、教務として菩薩道、ご奉公の道を歩ませていただいて、振り返ってみますと、最初はきちんと南無妙法蓮華経をお唱えすることが私にとってのご信心でした。その次は、お看経とお給仕をさせていただくことがご信心となり、その次には、お看経とお給仕に加えて、ネパール親会場やその他のお寺でご奉公させていただくことが、私にとってのご信心となり、今年に入って、ご住職からの課題をいただきました。この課題を通して、ご信心を胸にご弘通ご奉公をさせていただくことが、次のご信心の段階なのだと気付かせていただきました。今では副ご住職がおっしゃっていたことが、段々わかってきたように感じています。
今年の4月より、妻のプージャと息子のクオンがネパール親会場での生活を始めました。クオンはもうすぐ1歳で、今月誕生日を迎えます。プージャとご信者のビカスがよくご奉公してくれて、とても助かっています。
今ネパールは雨季で、毎日雨が降ります。私は8月14日にネパールに戻りますため、今回は短い日本滞在となってしまいますが、この間お会いできる全ての方から最大限、学ばせていただきたいと思っております。
ありがとうございます。
南無妙法蓮華経。」
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