中外日報 平成31年3月13日記事
サンマリノ文化大臣が演説
写真展開催に謝意
平和活動たたえる
本門佛立宗定宗
議場でスピーチするサンマリノ共和国のポデスキー文化大臣
本門佛立宗運営の京都佛立ミュージアムが昨年「トランクの中の日本~戦争、平和、そして佛教」展をイタリア半島中部のサンマリノ共和国で開き、同国のマルコ・ポデスキー文化大臣が6日に同宗定例宗会を表敬訪門、スピーチで同宗の平和活動をたたえ、その成功を祈念した。
同展は、占領軍のカメラマンとして終戦直後の日本各地を撮影し、長崎で撮った「焼き場に立つ少年」などで知られる故ジョー・オダネル氏の写真展。終戦70年の2015年と18年に京都市上京区の同ミュージアムで開かれた。
15年の開催時に同駐日大使のマンリオ・カデロ氏が平和のメッセージを寄せるなどした縁で、昨夏に同国での開催が実現。会場の国会議事堂前でポデスキー大臣、カデロ大使、長松清潤館長らがテープカットした。
小西日演宗務総長の歓迎の辞に続きスピーチした同大臣は「議員、政府関係者、毎日数千人訪れる旅行者の心にも写真展の事実とメッセージが深 く響いたことだろう。皆さまの活動は宗教を超え、平和、人と人との調和、他人を尊重する心を分かりやすく具体的に示している。 私のような信仰が異なる者でも写真展でそれを強く思い、皆さまに感謝と尊敬の思いを「抱いた」と表明。
活動の成功を祈るとともにサンマリノとの間に芽生えた縁が、文化的活動を通してより深まることを望んだ。同展は今年も6~7月にサンマリノで開かれる予定だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿