2019年4月26日金曜日

原田義昭環境大臣にお会いして

















昨日、博多光薫寺の小林信翠ご住職にお声をかけていただき、「SDGsおてらネットワーク」の皆さまと共に、環境省へ伺い、原田義昭環境大臣とご面談させていただきました。


小林ご住職のバイタリティーに感服すると共に、「SDGsおてらネットワーク」の活動に触れ、その中心におられる松嶋亜紀子代表をはじめ、清水谷師、山﨑師や新荘氏にお会い出来て、本当に有難く貴重な御縁をいただきました。


大臣室にご案内いただき、原田大臣にお目にかかりました。超過密なスケジュールにもかかわらず、おおらかで、丁寧なお人柄が一瞬で伝わり、一同で感激いたしました。


小林ご住職からお聞きしていたとおり、大臣室の壁には最近亡くされた愛犬の「福ちゃん」の遺影が飾られていました。


これだけお坊さんが来たのだからご回向させていただきましょう、と小林ご住職が懐中御本尊をお掛けくださいました。


信翠師に促されるまま、畏れながら私が無始已来、ご回向の言上、心をこめて御題目をお唱えさせていただきました。お話をする前に、まず皆で手を合わせることが出来て、特別の中でも特別なお時間をいただきました。小林ご住職のおかげです。


SDGsおてらネットワークの松嶋代表から活動についてお話いただき、小林ご住職から丁寧にSDGsと仏教との親和性、現在お寺が抱える課題と未来へ向けたビジョン、プランについてお話をいただきました。


引き続き、私から京都佛立ミュージアムで開催している「不都合な真実展」と「仏教と環境展」についてお話申し上げました。


特に、ゴア氏とのこと、ご許可をいただいて開催までたどり着いたこと、そして「仏教と環境展」では仏教が考える環境問題とは何かを具体的に展示していることなどをお話させていただきました。


環境展を企画し、この運動に取り組みはじめてから今までを振り返り、まさか日本国の環境大臣に私たちの想いや活動をお聞きいただけるとは思ってもおりませんでした。


ゴア氏のビデオメッセージもそうですが、無力、非力の私たちが、こうした機会を頂戴できるのは、まさに御縁の賜、皆々さまのお力添え、御法さまのお導きと、感謝しても、感謝しても、足りません。


本当に、ありがたいです。


原田大臣からの御言葉は、冒頭から「感激した、まず感激した」と何度も繰り返してくださり、「お坊さんたちがよくぞ声を上げてくださったと、涙がでるほど感激している」と仰せでした。


ミュージアムの企画展がIPCC総会のために会期を延長したとお伝えすると、「私もパリでの会議の後、5月11日には京都の会議に行きます」とお話をいただきました。京都佛立ミュージアムも京都市のシンポジウムに協力させていただいており、同会場で出張展示を行うことなどもお伝えしました。


本当に、本当に、ありがたかったです。


また、原田環境大臣は原子力防災大臣も兼務されているとのこと。せっかくの機会で御座いますので、小学館『トランクの中の日本』と京都佛立ミュージアムの「トランクの中の日本 戦争、平和、そして仏教」展の図録などを謹呈させていただきました。


少年の写真を見て、原田大臣は感慨深く声を出されながらご覧になっていました。ありがたいです。


少し時間がオーバーしてしまい、ご迷惑をお掛けしたと思います。記者会見が控えていたようで、副大臣やマスコミの方々がお待ちくださっていました。


にもかかわらず、原田大臣は最後まで丁寧に私たちを優しくお見送りくださり、大臣にも、秘書の皆さまにも、ただただ感謝の想いでした。


とにかく、小林ご住職はじめ、SDGsおてらネットワークの皆さまに、心から感謝しております。この活動においても、私に出来ることを精一杯させていただきたいと思います。


これまで何度も、お寺の可能性を訴え、地域社会のライフラインの拠点、エネルギー問題や食糧問題を解決する発信基地、実験場、そのセンターに成り得るとお話ししてきましたが、いよいよ本当に実現してゆくべき時が来ています。


そのスタートを実感させていただきました。


5月11日(土)は「IPCC49回総会京都市開催記念シンポジウム 脱炭素社会の実現に向けて ~世界の動向と京都の挑戦~」です。


この貴重な機会を一つの節目として、また一歩前に踏み出したいと思います。


ありがとうございます。

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