2022年3月28日月曜日

石川日翠上人のご遷化




















言上をしようと思ったのですが、できず。子どもみたいに泣きました。御導師を前に、泣きながら、お看経させていただきました。


昨夜、私にとってかけがえのない御導師、石川日翠上人がご遷化になられました。


31才で妙深寺の住職となったトゲばかりの、火の玉のような若造を、火傷を覚悟で、あたたかく、とにかく、やさしく、育て、導いてくださいました。


どんな風になるのか、これからどうなるのか、全く分からない、危険でバカな長松清潤。


その僕の手を取って、ご奉公できるようにしてくださったんです(涙)。


もう、どんな風に御礼を言っても、言葉にしても、その当時のことは分からないと思います。


こうやって、書いていても、ボロボロに、ボロボロに、涙が出て、止まらないです。


こんな馬鹿な僕でも、寂しくて、心細くて、必死にご宝前にお縋りするほかなく、母とトボトボ、いろんな朝や夜がありました。


石川御導師が声をかけてくださり、お食事をいただいたり、お茶をいただいたりしました。ご一緒するたびに、言葉には出されないのですが、まごころがありがたく、いつも大きな安心、信心をいただきました。


今はリッツカールトンになってしまったホテルフジタ京都のカフェも忘れられません。建國寺の新本堂の資材やデザインについて、たくさんお話をお聞きしました。


なにかあると、建國寺にお伺いして、応接間でご報告したり、ご意見をお伺いしたり。京都佛立ミュージアムのご奉公でも様々にお力添えをいただきました。


私は、石川御導師の書が大好きで、他の人の書を見ても何も感じない、どれだけ書の心得があると言われても何とも思わないのに、御導師の書には魂、言葉、流れている旋律があると思い、第一のファンでした。


妙深寺も、長松寺も、京都佛立ミュージアムでも、私がご奉公させていただいた佛立開導日扇聖人ご生誕200年でも、その書の力を頂戴いたしました。


泣きすぎなので、この辺でやめます。


今日、名古屋を往復して参りました。石川御導師にご染筆していただいた金丸御本尊さまを、御導師のお側近くにご奉安させていただき、一座のお看経をさせていただくことが出来ました。


泣けて泣けて、言葉になりませんでした。ご染筆いただいた御導師の筆致に、そのお気持ち、お慈悲、未来、確信、すべてが、こめられていると感じるのでした。


明日、また名古屋に伺わせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。


【お知らせ】

名古屋建國寺 先代ご住職

僧正 開化院日翠上人 御葬儀について


本通夜・本葬儀共に焼香・お別れをさせていただく事は出来ません。


寺内信徒は左記の日程にてお別れをさせていただきます。

本通夜 29日 19

本葬儀 30日  9時半


葬儀会場の密を避けるために、別途お別れできる事になります。


①自由弔問  329日(火) 9時~18


②自由会葬  330日(水) 6時半~ 8時半


上記の時間内は、お別れ・焼香をさせていただくことが出来ます。

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