「これらの生類は生まれにもとづく特徴はいろいろと異なっているが、人類はそのように生まれにもとづく特徴がいろいろと異なっているということはない。
髪についても、頭についても、耳についても、眼についても、口についても、鼻についても、唇についても、眉についても、(中略)他の生類の間にあるような、生まれにもとづく特徴(の区別)は(人類のうちには)決して存在しない。
身体を有する(異なる)生きものの間ではそれぞれ区別があるが、人間のあいだではこの区別(差別)は存在しない。言葉によって人間の間で差別が存在すると説かれるのみである。」
スッタニパータ 第三「大いなる章」九「ヴァーセッタ」
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