2022年3月20日日曜日

陸前高田の一本松
























災害で亡くなる、病気で奪われる、事故で失われる、尊い命、幼く、若い命があります。


本当に、かなしいし、くやしい。


そんな運命を恨み、悔やみ、悲しむから、戦争で傷つき、奪われてゆく、幼く、若い命があることなど、断じて許すことは出来ません。


自然災害でも、着の身着のままで住む場所を追われ、愛着あふれた我が家を失い、長い長い避難生活を余儀なくされた方々が、たくさんおられました。


東欧ウクライナで、数百万人が家を追われている戦争の現実。いてもたってもいられない。


とにかく、今日は、東日本大震災で亡くなられた尊い命を想い、ご回向させていただきました。


桜、僕にとっては、特別な桜。陸前高田の桜。一本松も、もちろん特別ですが。変わり果てた高田松原。まだ背の低い苗木の成長を待っています。


昨日、11年前の記憶が蘇りました。なぜなら、常磐道が数日前の大地震でガタガタになっていたから。東北新幹線も止まっていて。


11年前の318日、清康師と一緒に北上した常磐道と東北道はトラックが跳ねるほど段差がありました(一週間後には修復されていた)。


常磐道でガイガーカウンターが跳ね上がっていったことも、思い出して。大震災と今回の大地震。浪江から南相馬、相馬市。原発のこと、11年が過ぎても何ら解決できていない。悔やみながら通り過ぎました。


石巻から気仙沼に入り、清護寺の坂を登ると、また記憶が蘇ります。坂の上にある気仙沼小学校のグランド、その周囲にたくさんの車が停車していて、その中に避難している方々がたくさんおられました。物資をお届けした日々を、思い出しました。


打ち上げられた船。倒壊した建物。被災材を切り拓き、なんとか確保された道を走りながら、支援活動に努めたあの時。


陸前高田の思い出、よそ者の僕にもたくさんあります。去年より、たくさんの思い出がジーンと蘇って、胸を熱くします。


凍てつく寒さの思い出も、太陽が照りつける夏の日の思い出も、春夏秋冬、それぞれの思い出が蘇ります。


来年は13回忌。僕たちに出来ることを考えて、迎えたいと思います。


南無妙法蓮華経

🙏🙏🙏

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